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SR400の「サンバースト塗装」を未来に伝える ヤマハ発動機のモノづくり技術を表現したファニチャー公開
共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」プロジェクト第2弾公開
2026年2月18日 07:00
- 2026年2月17日 発表
ヤマハ発動機と船場は2月17日、両社の共創により企画デザイン・制作したバイクをテーマにしたファニチャーを、ヤマハ発動機の共創スペース「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)」において公開した。
会場には「SRシリーズ」や「R25」をテーマにした塗装テーブル、鍛造をテーマにしたテーブル、ギヤチェーンをテーマにした照明を展示、両社の共創で、ヤマハ発動機のモノづくり技術をファニチャーとして具現化することに挑戦したという。
SRシリーズに採用される「サンバースト塗装」はヤマハ発動機が長年培ってきた塗装技術で、職人が手作業で一つひとつ仕上げる伝統的な技法。ヤマハ発動機でも、若手への技術継承に取り組んでいるが、現在、この高度な技術を担える職人は同社内でも限られているという。
船場はこの塗装技術に着目し、職人の手仕事を未来へ残すテーブルシリーズを制作した。「SRシリーズ」の塗装テーブルは、名車SR400へのオマージュとして、7周年、40周年、ファイナルエディションといった象徴的なカラーリングを、「サンバースト塗装」で再現した。さらに、SRを象徴する黄金比をデザインに取り入れることで、SRの歴史的価値を感じられる一脚に仕上げた。
「サンバースト塗装」について、発表会に登壇したヤマハ発動機 MC企画ソリューション部 企画管理グループの鈴木美宥氏からは「サンバースト塗装はタンクの部分にぼかし表現を生み出す塗装技術です。この工程は全て職人さんの手作業によって行なわれています。通常のオートメーションラインでは1分間に60cmのスピードでラインを動かしながら塗装することができますが、このサンバースト塗装では1分間に10cm、6分の1のスピードでしか塗装することができません。塗装工程でも自動化が進んでいる中で、細部までこだわることでお客さまに見た目でも、楽しさや美しさを伝えたい。そういったところから手作業での塗装が行なわれています」と紹介。
鈴木氏は「この塗装技術を担える職人さんは現在わずか2人しかいません。この塗装技術を継承するために若手社員が塗装工程に挑戦して技術を受け継いでいきます。リジェラボが掲げる再生というテーマにおいて、資源の循環だけでなく、こういった失われかけている大切な技術だったり、モノづくりの精神といったところにも目を向けていただきたいという思いから、このファニチャー案をすすめました」と、制作の狙いを話した。
共創パートナーの船場 EAST事業本部Design Direction Divisionの田口裕都氏からは「ヤマハ発動機の歴代伝承されてきた、今は職人が2人しかいないという貴重な塗装技術、サンバースト塗装を生かしたテーブルシリーズを制作しました。今回のアップサイクルプロジェクトのポイントである、技術や職人技の再生、共創には欠かせない要素だなと感じました」との思いを話した。
そして、田口氏は「サンバースト塗装ならではの美しさ、機械では表現できないきめ細かさを表現するため、名車SR400をオマージュしました。7周年モデル、40周年モデル、そしてファイナルエディションのカラーリングを採用し、さらにSRを象徴する黄金比をデザインに取り入れることで、サンバースト塗装が生み出す繊細なぼかしの美しさを最大限に引き出す仕上がりとなっています」と、実際に仕上がったテーブルのポイントが語られた。
こうした「SRシリーズ」の塗装テーブルのほか、鍛造をテーマにしたテーブル、ギヤチェーンをテーマにした照明を制作することによって、ヤマハ発動機のモーターサイクル事業には、感動を支える高い品質や確かな技術があり、安全や性能を担保する精密な部品や妥協なく磨き上げられてきたモノづくりの技術や職人の情熱など、普段は見えにくいモノづくりの裏側や価値を空間の中で体感できるファニチャーを船場とヤマハ発動機が共創で制作したことが説明された。
共感がめぐり、共創が生まれ続ける拠点「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」
同発表会に登壇した、ヤマハ発動機 技術・デザイン統合戦略部 共創推進グループの東山大地氏と船場 EAST事業本部Project Management Divisionの荒毛大輔氏からは、「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」における両社の取り組みについて説明がされた。
「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」は、ヤマハ発動機が自然・人間性・コミュニティをより良い状態へ再生(Regenerative)することを目指し、2024年10月に横浜みなとみらいに開設した共創拠点であること。船場は「YAMAHA MOTOR Regenerative Lab」において、家具の企画デザイン・設計・施工から、アートワークの企画・展示、ロゴデザイン、サイン制作まで、空間のトータルプロデュースを担当していることが紹介された。
両社で取り組んだプロジェクト第1弾については、ヤマハ発動機がプール事業から撤退した際に発生したプール廃材に着目。廃材をアップサイクルするだけでなく、ヤマハ発動機の企業姿勢やレガシーを随所に感じられる空間を具現化したことが評価され、「日本空間デザイン賞2025」企業プロモーション空間部門の最高賞において「金賞」「ヤングタレント賞」を受賞したという。
プロジェクト第2弾ではヤマハ発動機の品質の高さやモノづくりの技術の具現化に挑戦し、「共感がめぐり、共創が生まれ続ける拠点。」をコンセプトとする同施設では空間も変化し続けていくことが紹介された。




























