ニュース

WRCランキング現在3位、勝田貴元が来日しミッドシップ4WD「GRヤリス Mコンセプト」をデモラン 次戦ケニアでは表彰台の一番高いところへ

地元愛知県での全日本ラリー開幕戦ということもあり、WRCの合間をぬって来日した勝田貴元選手。GRヤリス ラリー1に加え、開発中のミッドシップ4WDマシン「GRヤリス Mコンセプト」のデモランを行なった

 2月27日~3月1日の3日間にわたって、愛知県蒲郡市などを舞台に全日本ラリー開幕戦「ラリー三河湾2026」が開催されている。このラリー三河湾には、地元愛知県出身でWRC(世界ラリー選手権)トップカテゴリーに挑戦しているTOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元選手が来日。GRヤリス ラリー1のデモランに加え、開発中のミッドシップ4WDマシン「GRヤリス Mコンセプト」のデモランをトヨタ豊田章男会長とともに披露した。

トヨタ自動車が開発中のミッドシップ4WDマシン「GRヤリス Mコンセプト」。これはGRヤリスと同じ1.6リッターターボエンジン搭載の初号機で、ラリー仕様。サーキット仕様はバージョン2として、新開発「G20型」4気筒2.0リッターターボを搭載し、スーパー耐久に参戦している

 勝田貴元選手は、WRC第1戦ラリー・モンテカルロを総合7位、第2戦ラリー・スウェーデンを終えたところでの来日となり、WRCドライバーランキングは3位という位置に付けている。次戦ラリー・ケニア(3月12日~15日)前の忙しい時期ではあるが、地元での全日本ラリー開幕戦、第7戦ラリージャパン(5月28日~31日)の盛り上げもあり日本を訪れた。

 「GRヤリス Mコンセプト」のデモランを終えたばかりの勝田貴元選手に共同インタビューする機会があったので、ここにお届けする。

現在、WRCランキング3位。次戦ケニアは表彰台の一番高いところに立つことを目指す

次戦ケニアは表彰台の一番高いところに立つことを目指すと語る勝田貴元選手

──WRC第1戦ラリー・モンテカルロ、第2戦ラリー・スウェーデンを終えての手応え。そして次戦サファリ・ラリー・ケニアになりますが、意気込みを教えてください。また、(勝田貴元選手にとって地元の)ラリー三河湾の人気であるとか、5月のラリージャパンとのつながりについてお聞かせください。

勝田貴元選手:今年、WRCにTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamからフル参戦させていただく中で、昨年同様、セバスチャン・オジェ選手とマニュファクチャラーという、メインチームの登録、チームへのポイントの登録を、オジェ選手が出ないときに僕が担当するという感じなので、メインチームとしてはおそらく今年4戦出るかなというところです。

 それ以外のラリーは、メインチーム外ではあるものの、もちろんTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamとしてフル参戦する方向で動きます。

 スウェーデンまで2戦を終えてシリーズランキングは3番手なんですけれども、前戦のスウェーデンで2位に入りまして、自分としては悔しい2位ということで、かなり勝てる感触というか、まだ優勝した経験はないんですけど「今回いけるな」という感覚がテストの段階から結構ありました。

 現地に入ったシェイクダウン、そして金曜日とトップで終えたんですけど、その段階でもすごくクルマとのフィーリングが合っていて、タイヤマネジメントもうまくしながらミスもなくトップで終えたので、この後は集中力を継続するところでした。

 もちろんエバンス選手、若手のオリバー、サミ、2人とも北欧出身で雪が一番得意でめちゃくちゃ速いので油断できない状況ではありましたけど、その中でもいけるんじゃないかなというところがありました。

 ただちょっと残念なことに、土曜日の午前中、当時は原因が分からない感じで、かなりペースダウンしてグリップが全然なくて(順位が)落ちたんですけど、そこで10番手タイムとか。その前日までずっとトップ3のタイムの中でそういう状態になってしまって。結果的にいろいろ見てみると、タイヤの方に問題があって、そこで大きく18秒ぐらいタイムを失ったんで、個人的には結構フラストレーションがたまるというか、納得いかない部分もそのときありました。

 モータースポーツってタイヤだけじゃなくて、何事もそういうことも起こり得ますし、やっぱりそこは自分もプロとしてやっている以上、起きたことはしょうがないということで。そこであせってミスをしてしまうと今までと変わらないので、そこは自分も落ち着かせた上で、取り返せるところは取り返そうと。

 最終的に逆転はかなわなかったんですけど、14秒差というところまで詰めて2番手でフィニッシュしました。すごく悔しい2位だったかなと思ってます。

 昨年も僅差で敗れた相手がエルフィンだったので、また負けてしまって残念な気持ちは多いのですが、まだシーズンは長いですし、このラリーがすべてを決めるラリーでももちろんなかったので。

 そこはしっかり機会を与えてくださっているチーム、TOYOTA GAZOO Racingに対して結果でこの後しっかり返せるように、次のケニアからまた優勝を目指してがんばっていきたいなと思ってます。

 次戦ケニアは自身も相性が非常によいラリーでもありますし、昨年は残念ながらリタイアしてしまったんですけれども、スピードも含めマネジメント力も含め、相性がかなりよいと自分でも感じているラリーなので、しっかりと結果はもちろん、表彰台の一番高いところに立つことを目指してがんばっていきたいと思います。

 あと三河湾ですね。今年で3年目となるラリー三河湾。僕の祖父、勝田照夫が主催をしながら行なっていることがあって。もちろん僕が深くかかわっているわけではないんですけれども、盛り上がり方について身内からいろいろ話を聞くこともたくさんあって、年々盛り上がりに関しては大きくなってきていると感じています。

 お客さんの増え方や反応を見てもそこはすごく感じるので。ラリーというモータースポーツが、ただのモータースポーツではなくて、町おこし、いわゆる自治体にも理解されないとできないスポーツ。囲われたところでやるわけじゃなくて、一般のクルマと混じって公道を走りながら行なう競技でもあるので、自治体だったり一般の方の理解がないとできない。その中でこの盛り上がりがあって、かつ町おこしにつながる経済効果が少なくとも可視化できてきている状態にあることは、僕もやっぱりドライバーとしてすごくうれしいですし、ラリージャパンも含めて、いろんな形で今ラリーっていうモータースポーツが今までのモータースポーツファン以外の人の中にも少しずつ認識され始めている過程だと思っています。全日本ラリー開幕戦というところと、あとラリー・ジャパンで盛り上がってきているのはものすごくうれしいです。

 ただ、やはり継続していくことでより意味をなすのが文化だと思っているので、文化にしていくことは簡単なことじゃないですし、お祭り感覚で一般の人に楽しんでもらいながらスポーツとして認められる、そしてクルマの開発だったりとか。

 モータースポーツの本当の意義というところを保った上で、ラリーという文化がより根付いてくれるといいなと僕は思っています。僕は選手として世界選手権走らせていただいている以上、結果を出してより注目度を集めて、その上で並行して全日本だったりとか。モリゾウチャレンジカップも今若手の裾野が広がってますけど、TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジといった入門編から本格的なカテゴリーまで盛り上げていけるように、いろんな人に認知されるようにしていきたいなと。選手としてそこは力入れていきたいなと思ってます。

5月開催のラリージャパンやラリー三河湾の盛り上がりについて

──今年ラリージャパンが5月開催というところで、愛知で5年目。今までは最終戦で11月という寒い時期でした。今年は5月というところで、その時期にやる競技としての期待感、地元で5月だとこういうところを見てほしいねみたいな、両方の期待感を教えてください。

勝田貴元選手:はい。昨年は最終戦ではなかったものの11月開催ということで、シーズン終盤にかけてポイント争いがどうなっていくとか、いろんな見どころが選手権としてはあったんですけど、今年から5月末開催ということでシーズン中盤戦。ポイント争いがどうこうというよりは、僕としてはこの5月末開催ということで気候もすごくいいですし、暑すぎず、願わくば梅雨に入る前の一番気候のいいところで見られると。

 熱狂的なラリーファンの方は雨だろうが嵐だろうが雪だろうが見に来てくださる方がたくさんいらっしゃるので、感謝の気持ちは大きいんですけど、まだラリーを見たことない人だったりとか、これからラリーという競技を知ってちょっと見に行ってみる(と思っている人)とか、家族連れだとなおさら天候って結構大きく左右されてしまうと思うので。そういった意味で今までのラリージャパンと違った部分で言うと、ものすごく観戦しやすい気候。景色も多少なりとも変わると思いますし、フォトグラファーの方にとってもまた違った絵が撮れるんじゃないかなとか、いろんな期待感があります。

 でも一番は、まだラリーを見たことのない人たち、いわゆるラリー初心者というか、今年から見に行ってみようかとか、地元の人だったりとか。少し遠くから来る人たちがより楽に観戦できる環境になっていると思うので、そこは僕もすごく期待してる部分があって。それこそ夏場によく行なわれるお祭り感覚で、ラリーという競技大会を楽しんでもらえるようになるといいなと思っています。

 (5月への変更は)僕としてはあまりネガティブな部分はなくて、気候的に見やすいっていうのはすごくよくて。あとは見られる環境がより今後整っていくとよりいいかなと思います。

 願わくば以前行なわれていたスタジアムのステージだったりとか、やっぱりお子さま連れ、僕も子供がいるんですけど、なかなか山の方に歩いていくとかバスを乗り継いだりすることはハードルが高くなってしまうので、簡単に見に行ける部分。もちろんラリーというスポーツの特性上、それだけではダメなんですけど、そういったステージが1日の中にあると見に行けるのではないですか。

 僕はプロモーターにもWRCの人ともよく話してるんですけど、ラリーをより広げていく上で、林道のステージがもちろんベースだけども、人に見せるショーとしてそういうところはやっていかないとこれから小さくなってしまうので。そこをラリージャパンも含めてこれから期待している部分で、また新たにそういった見せ方を増やしてほしいなというふうに思っています。

──先ほどの地域の盛り上がりという話なんですけど、ラリー三河湾自体は開催実績がまだ2回、3回目だと思うんですが。昨日聞いた選手の方も全国屈指の盛り上がりぶりという話をされていたのですが、やはり豊田市でラリージャパンを開催していたり、新城で長く全日本ラリーを開催していたりという実績があります。その影響で中部地方にラリーが根付いており、他の地域と比べて根付き方が違うのかなというイメージはありますか?

勝田貴元選手:僕も全戦全日本に出ていたわけではないので、こうやって言うのも失礼にあたる部分はあるかもしれないんですけれども、愛知県っていうだけでそもそもクルマ文化が、トヨタ自動車のベースがあったりとか、経済的にもクルマの文化で回っている部分があると思っているんですね。それもあった上で、ラリージャパンだったりとか新城ラリーの長い歴史があったりとか。やはりそこがあった上で、今この三河湾につながってる部分もあると思うので。

 もちろん三河湾のものすごい盛り上げ方、地方自治体はもちろん一般の家庭の方々に理解されるためにものすごい努力されているので。蒲郡市の力の入れ方自体もすごいんですけども、その下地、今までの歴史があった新城ラリーっていう長い歴史があった上での今の蒲郡市の力の入れ方で、さらにそれを加速させている感があります。

 そこが僕的には大きな盛り上がりにもつながっていて。盛り上がり方で、ここがより盛り上がってるっていうのは、そういったところが寄与しているのではないかなというふうに思います。

 あと、やはり愛知県ということで豊田市も近いですし、ラリージャパンも近くであるので、モリゾウさんが来られたり、僕ももちろんこうやって来ることがあったり、親和性っていうんですかね、WRCとより近く感じる。

 1つの全日本ラリーなんですけど、ラリージャパンに向けてラリーファンの方もみんな見に行きたくなるようなイベントにもなっていると思うので、それも一つ大きなものかなと。

 お祭りみたいに屋台を構えたり、ブースを出したり、ダンサーの方が今回いろいろパフォーマンスされていたりするのですが、いろいろな要素を加えて見に来た人が退屈しない、いろいろな楽しみ方、ラリーカーが走っているのも見られるようにしてるのも一つポイントだと思うので。

──モリゾウチャレンジカップ関連でちょっとお聞きしたいんですけど。モリゾウチャレンジカップの価値や魅力について、お聞かせ願えますか。もう一つ、昼のサービスパークで大竹選手にアドバイスされていたんですけど、どういったアドバイスだったんでしょうか。

勝田貴元選手:モリゾウチャレンジカップ、このシリーズ自体ものすごく価値というか、始まって以来若手が増えた。若手が入りやすいカテゴリーができたっていうのもそうですし、モリゾウさんの名前の元でやっているっていうこともあって注目度がすごいですよね。モータースポーツって良くも悪くもお金がかかるスポーツですので、やっぱりスポンサーさんは求めるものとして露出やどれだけメディアに出てるのとかあると思うんですけど、そういったところが今までの全日本ラリーという流れで言うとなかなかメディアの取り扱いづらい部分もあったと思うので。

デモランを終え、豊田章男会長とピットに向かう勝田貴元選手

 そういったところが若手にフォーカスした、そして女性にもフォーカスしたカテゴリーをモリゾウさんの声の元で発足したことで、よりメディアの方々も扱いやすくなりましたし。もちろんTOYOTA GAZOO Racingとしても発信することに力を入れていて、それによって例えばまだ免許持ってないような子たちが、将来ここで走ってみたいとかラリードライバーになりたいとか。このカテゴリーができる前までは、僕がWRCに出てるのを見て「ラリードライバーになりたいんですけど何やればいいですか?」とかそういう質問が多かったんですけど、こういったカテゴリーができることによって、じゃあ免許取ったらこのカテゴリーに出て力つけて、チャレンジプログラムの選考に行って世界に挑戦できるようにがんばろうとか。モリゾウさんも言ってましたけど、世界を目指すところはここだよって言った後に、そこにつながる道を示してあげるラインというのがラリー界にもでき始めている。

 これって世界的にできてるのかっていうとそうではなくて、ヨーロッパでもできてないものだと思うのですよ。逆に言うとヨーロッパでも文化はあるんですけど、そこの道ができてないのでかなりハードルが高いんですね。なので、これは若手のみんなにも知ってほしいしこれからラリーを目指す人にも知ってほしいんですけど、かなり日本人僕たち恵まれてると思います。

 トヨタがこうやって最高峰にも出ながら全日本ラリーにこういうカテゴリーを新たに作って、そういった環境を出してるっていうのはヨーロッパにはないので、そういった意味ではこんなチャンスないですし、このチャンスをしっかり掴んで未来のWRCドライバー、ワールドチャンピオンが生まれることを僕はすごく期待してますしそうなることを願っています。なのでこのカテゴリーの価値っていうのはものすごい大きなものがあると思います。

 大竹選手とはチャレンジプログラムつながりで、2021年からフィンランドで一緒にやってきた経緯もあって、アドバイスを普段からしたりとか向こうの生活も知っている部分があって近い部分があるので。今年からステップアップして(全日本)最高峰のカテゴリー参戦、そして念願のラリー2ということで。僕ももちろん応援してますし、自分に手伝えることならドライバーとして何でもしてあげたいなっていう思いは強いので。

 そういった部分で「どう?」っていうところと「ちょっとまだこうなんです」「そこは無理しなくていいよ」とか。やっぱりドライバーなんで速く走りたいんですよね。でもやっぱりラリーって難しいのが、そのトライを1mでも50cmでも間違えるだけでリタイアにつながってしまったり、1回リタイアすると次のラリーにも影響してしまうので、特にこういう初戦は無理せずに自分とクルマのフィーリングを合わせる。

 テストも十分になかったみたいなので、「そこをまず合わせ込むことから始めていくといいよ」っていう話をしながら。自分もその気持ちは分かるので速く走りたい、タイムが出ないと悔しい。そうあるべきなんですけどドライバーは。若手で難しいのはそこのバランス、どこまでその気持ちを、力を入れていくのかとかそのさじ加減が難しいので、その辺りの話をしてました。

デモランで初ドライブしたミッドシップラリーマシン「GRヤリス Mコンセプト」について

ミッドシップラリーマシン「GRヤリス Mコンセプト」は、トヨタ豊田章男会長と勝田貴元選手が交互にデモラン。ダート路面でのデータ取りを行なっていたようだ

──先ほどデモランで、初めてミッドシップのGRヤリス Mコンセプトに乗られていました。その感想と、今回ダートを走られましたがミッドシップのラリーカーの可能性、トヨタが作るクルマの可能性みたいなところを教えてください。

勝田貴元選手:もう本当に初乗りでした。まずミッドシップのクルマでダートを走ったことももちろんないですし、そういった経験がない中で今回初めて乗らせていただいて。まず最初にモリゾウさんの横に乗った段階で感じたのが、今まで乗ってたGRヤリスよりも、ものすごい軽快な動きをするなと。軽く感じる。よく言うと本当に軽快で重さを感じない動き、わるく言うとちょっと何かこう、英語ではフローティングと言うのですが、浮いたような感覚に似たようなになるときがあるので接地感がないみたいな。

 でもそれって、あのクルマって実は本当に初期のクルマで、今はもうジェネレーション2じゃないですけど開発していて、エンジンも実は違う。

 あのクルマはGRヤリスのエンジンをミッドシップ仕様にしただけで、今本格的に作ってるのは2リッターの新型なので、またそうすると挙動も変わってくるんですけど。

 先ほど言っていた浮いた感覚のようなものは多分車重も出てある程度安定すると思うんであんまり心配してなくて。それよりも、フロントで今まではステアリングを切ったときにGRヤリスだとなんか入りづらいな、四駆ならではの、なんでここ入んないんだろうっていうところがすっと入っていく感覚、それが助手席に乗った時点で分かったので。「すごいですねこのクルマ」っていうのを、乗りながらモリゾウさんとしゃべってました。

GRヤリス Mコンセプトのフロント部。エンジンなどがないためフロント荷重は軽い

 自分が乗ってからそれをより感じましたし。

 ただやっぱりフロントが入っていった後に、フロントが引っ張っていくような感覚っていうところは普通のGRヤリスの方が合う部分もあったりとか。全部がどっちがいいとかじゃなくて、いいところとわるいところがそれぞれあるので、そこら辺が面白いなと思いつつ。

 そうすると今までできなかったことは、ここでできるようになるけど、今までできてたことをどういう風に補填するのかなという部分や、ドライバーとしてはそういうメカニカルな部分の開発のイメージがどんどん湧いてきて、すごい楽しみだなと思いました。

勝田貴元選手は3月1日もデモラン予定

2戦連続完走、ランキング3位で得意のケニアに挑む

 勝田選手自身が語っているように、来日時点でのWRCドライバーランキングは3位。2戦を終えただけではあるものの、2戦とも完走し、直前のラリー・スウェーデンでは、タイヤトラブルがなければ優勝も見えているほど、好調な走りを見せている。

 次戦は、勝田選手が得意とするラリー・ケニアとなり、この好調さを維持できているなら勝田選手が目標とする「表彰台の一番高いところ」が見えてくるだろう。ただ、シリーズチャンピオンも狙うことが可能な位置に付けているだけに、本人が大竹選手にアドバイスしたように、どこまで攻めていくのかが問われるシーズンになるかもしれない。

 ラリージャパンの開催までには4戦あるが、そこでの走りを楽しみにしつつ、地元ラリージャパンでの活躍に期待したい。ラリージャパンのチケットは先行販売が始まっており、2026年は名古屋市内でのオープニングセレモニーも決まっている。例年以上の盛り上がりも予想できるため、チケット確保は早めに動いていただきたい。

FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2026 | チケットぴあ[チケット購入・予約]

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2665692