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勝田貴元、WRC第3戦サファリ・ラリー・ケニアで最終日前日に首位浮上
2026年3月15日 05:38
WRC第3戦サファリ・ラリー・ケニアが3月12日~15日の4日間にわたって開催されている。WRC第1戦、第2戦とも表彰台を独占したTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(以下、TGR-WRT)だが、この第3戦においては様相が異なってきた。
レースの後半となる14日には、首位争いをしていたオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が相次いでデイリタイア。順位を10位以下に落としてしまっている。
それらに代わってトップに立ったのが、同じTGR-WRTの勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)。勝田貴元選手は3月上旬に開催された全日本ラリー開幕戦ラリー三河湾にデモランのために来日し、このラリー・ケニアでの活躍について語ってくれていたが、自身が得意としているラリー・ケニアで最終日直前にトップに立った形だ。
2位はヒョンデのアドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア組。差は1分25秒5であるが、サバイバルレースとなっているこのラリーでは、タイム差よりもいかにトラブルを起こさずにゴールを迎えるかが戦いのポイントとなっており、15日に行なわれる4本のSS(スペシャルステージ)の戦いが注目される。
勝田貴元選手コメント
今日が非常に過酷で、波乱に満ちた展開になるであろうことは誰もが分かっていました。もちろん、チームメイトたちにこのような困難が降りかかることを望んでいたわけではありません。午前中はトラブルを避けるという自分の戦略に従い、午後は状況を上手くコントロールし、全ての岩を避けることに全力を注ぎました。ある意味コンマ1秒を争う方が楽な面もありますし、生き残ることが最優先で、あまり楽しいとは思えない状況でしたが、それでもタイムはまずまずでした。明日も長い一日が待っています。集中力を保ち、クルマをフィニッシュまで運ぶために全力を尽くします。
ユハ・カンクネン(チーム代表代行)コメント
今朝は信じられないほど波乱に満ちた展開でしたが、残念ながら我々にとっては良いことではありませんでした。ループの最後のステージは非常にぬかるんでおり、その泥がオリバーとセブのクルマのオルタネーター内に入り込んでしまったようです。また、そのステージではエルフィンもリタイアとなってしまいました。泥の中にあった岩が見えず、リヤを破損してしまったのです。しかし、ここはサファリ・ラリーですから、このようなことは起こり得ます。私は何度もここに来ているので、このような事態には驚きません。今年のコンディションは非常に厳しく、現代のサファリ史上最も過酷なものとなっています。クルマは大きな負荷に耐えられるよう作られていますが、泥はあらゆる場所に付着し、最もシンプルな部品にまで影響を及ぼすので厄介ですし、ライバルたちも同じように苦しんでいる様子を目にしました。クルマを修理して、明日は3台とも素晴らしいスピードを発揮してくれるはずです。一方、貴元は今日本当に良い走りを見せてくれました。彼は過去にここで3回表彰台に立っているので、自分が何をすべきか分かっています。また、サミが今夜ポディウム圏内に戻ってきたのも喜ばしいことです。好調な走りを見せていたにも関わらず、今朝は不運にも多くのタイムを失ってしまっていたからです。


