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アルファ ロメオ、新型「トナーレ」発表会 「トナーレはアルファ ロメオをいっそう感じられる1台」と成田仁社長

2026年3月17日 発表
599万円~653万円
新型Alfa Romeo TONALE プレス発表会が開催された

 アルファ ロメオ(Stellantisジャパン)は3月17日、ミドルサイズSUV「TONALE(トナーレ)」の新型モデルを発売。合わせてプレス発表会を開催した。

 トナーレは、イタリアンデザインの美意識を現代のクラフトマンシップで磨き上げ、伝統のクイックなステアリングとドライビングダイナミクスによる情熱的な走りをモダンな先進運転支援システムと融合させた、アルファ ロメオの変革を象徴するというモデル。

 今回の新型では、デザイン性やドライビングフィール、先進安全機能、コネクティビティといった必要な要素をバランスよく備えた受注生産のエントリーグレード「Sprint(スプリント)」と、走りや快適性に加えてレザーシートなどの上質な内装を高い次元で融合した上級グレードの「Veloce(ヴェローチェ)」の2グレードを設定した。価格はスプリントが599万円、ヴェローチェが653万円。

トナーレのボディサイズは4520×1835×1600mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2635mm。最高出力117kW(160PS)/5750rpm、最大トルク240Nm(24.5kgfm)/1700rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.5リッターターボエンジンを搭載し、最高出力15kW(20PS)/6000rpm、最大トルク55Nm(5.6kgfm)/2000rpmを発生するモーターを組み合わせる48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
上級グレードのヴェローチェは、三つ葉をイメージした20インチ3ホール“フォリ”アルミホイール(ダイヤモンドカット)を採用
展示車は内装がブラックだったが、今回から新たにレッド内装も設定された
光の角度や環境によって多彩な表情を見せる深みのある新色「モンツァ グリーン」を設定
アンベール演出
ボディカラーの「ブレラ レッド」は、ジュニアでも人気のある鮮やかな赤色

 発表会では、アルファ ロメオ CEOのサント・フィチリ氏からのビデオメッセージが公開され、「アルファ ロメオにとって日本は単なるマーケットではありません。日本のアルフィスティの皆さまは、私たちのクルマ1台1台に宿る伝統と情熱の真髄を深く理解しています。皆さまがいるからこそ、私たちは立ち止まりません。皆さまの高い期待が私たちをさらに高みへと導いてくれます」と、日本に対する感謝を述べた。

アルファ ロメオ CEO サント・フィチリ氏

 続けて、「新型トナーレはすべてのドライバーに“本物の感動”をもたらします。そのスポーティさは単なる性能の高さだけではありません。それは“姿勢”であり、“生き方”です。新型トナーレは日常の中にスポーティネスをもたらす存在です。さらに、新型トナーレはアルファ ロメオが掲げる“必然の美”を体現しています。この特徴が生み出す美しさが胸躍る走りを表現しているのです。より存在感のあるスタンス、拡大されたトレッド、33ストラダーレなど最新モデルから着想を得た新しいスクデットを備えたフロントフェイス、新色、新デザインのホイールなど、多くの進化を遂げています。そして、新型トナーレはテクノロジーを中心に据えて誕生しました。しかしそれは温かみのある“人に寄り添うテクノロジー”です。ドライビング体験を高めながらも、決してでしゃばらず、常にドライバーのために働く存在です」と、トナーレを紹介した。

 最後に「アルファ ロメオの哲学は、常にドライバーを世界の中心に置くことです。トナーレでも、ジュニアでも、ジュリアでも、ステルヴィオでも、ハンドルを握れば同じ“心”と“情熱”を感じていただけます。新型トナーレのすべての進化は、ドライバーとクルマの対話をより純粋なものにするためのものです。心がなければ、ただの機械にすぎません。ぜひ、新型トナーレのステアリングを握り、私たちの情熱を直接感じてください」と呼びかけた。

 また、Stellantisジャパン 代表取締役社長 成田仁氏が登壇。2025年は「変革と移行の年」となり、想定を上まわる為替の変動や物価上昇など、先行きが見通しにくい環境の中でも組織体制を見直し、ユーザーの声に応えられる基盤作りを進めた結果、グループ全体として前年を上まわる実績を残すことができたと振り返った。

Stellantisジャパン株式会社 代表取締役社長 成田仁氏

 2026年は実行の年と位置づけ、立ち止まることなく行動し、成長と革新を確かな成果として形にしていくという抱負を述べるとともに、「今、効率や実用性が重視される時代であるからこそ、数字として現われる性能やスペックだけではなく、美や感情、情熱といった人の心を揺さぶる感性の体験、それらがより求められております。アルファ ロメオはその期待に応えるブランドであり続けてきましたし、今後もそうありたいと考えております」とアルファ ロメオへの期待を語った。

 成田氏はトナーレについて「デザインの面では、アルファ ロメオの伝統的な名車へのオマージュが、より色濃く反映されています。ドライビング面では、足まわりのセッティングに変更が施され、ドライバーとの一体感がより向上しており、アルファ ロメオをいっそう感じられる1台に仕上がったと自負しております。進化したトナーレの魅力と、アルファ ロメオが描く情熱的な世界をぜひ感じていただければ幸いです」と紹介した。

 さらに、Stellantisジャパン イタリアンブランド事業部 事業部長 黒川進一氏、同 イタリアンブランド事業部 プロダクト マネージャー 児玉英之氏がプレゼンテーションを実施。

 黒川氏は「アルファ ロメオは単なる移動手段を作るメーカーではありません。アルファ ロメオの哲学は1つ。“La Meccanica delle Emozioni”。日本語だと感情の力学。デザインで心を奪い、ステアリングを握れば乗り手の感情を揺さぶり、生身の自分を呼び覚まします。それは単に機械を操るということではありません。アルファ ロメオとのドライブは機械との対話ではなく、生身の人間と対話しているような感覚です。これほどまでに乗り手の感情に入り込んでくるブランドは他に例を見ないと思います。アルファ ロメオはスペックの数字で魅力を語るブランドではありません。ある意味で徹底したアンチ・コモディティです。世の中には便利なクルマがたくさんあります。しかし、われわれは万人受けを狙うのではなく、自分の感性を信じてクルマと対話したい。そんな方々に深く寄り添うブランドでありたいと考えています」と、アルファ ロメオの哲学に触れつつ、ブランドの特徴を説明した。

Stellantisジャパン株式会社 イタリアンブランド事業部 事業部長 黒川進一氏

 児玉氏はプレゼンテーションでトナーレの特徴について説明。最後に「このトナーレはわれわれの情熱の結晶です。デジタル制御がすべてをカバーする時代だからこそ、アルファ ロメオは安全で快適な移動だけではなく、生身の感覚にこだわります。流行や利便性に流されるのではなく、自分の感性に従って選んだクルマでドライブに没頭する。日常を鮮やかに乗り換えて、再び心に火を灯す。そんな体験を提供できるのがアルファ ロメオというブランドです。今回のトナーレにわれわれが託したメッセージは、“美しき情熱が進化する”です。ぜひ皆さまの五感で確かめてください」と、実車に触れてほしいと呼びかけた。

Stellantisジャパン株式会社 イタリアンブランド事業部 プロダクト マネージャー 児玉英之氏
アルファ ロメオ デザイン ディレクターのアレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏がムービーでデザインプレゼンテーションを行なった
発表会会場には同日に発売された限定車「ジュリア クアドリフォリオ コレッツィオーネ」も展示。「ステルヴィオ クアドリフォリオ コレッツィオーネ」と合わせて世界で63台の限定生産となり、日本での販売台数はジュリアは11台(左ハンドル:7台、右ハンドル仕様:4台)、ステルヴィオは2台(右ハンドル仕様)も展示された。価格はジュリアが1963万円、ステルヴィオが2010万円。両車とも3月20日~4月19日の抽選販売となる
オリジナルカラー「センピオーネホワイト」を採用した「ジュニア」限定車「イブリダ エディツィオーネ ビアンコ」も展示された。販売台数は120台限定で、499万円
フォトセッションも実施
トナーレ イブリダ