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ブリヂストン、2026年のモータースポーツ活動計画を発表
2026年4月3日 15:25
- 2026年3月13日 発表
ブリヂストンは3月13日、2026年のモータースポーツ活動計画を発表した。2026年度も、4輪レースでは「POTENZA」ブランド、2輪レースでは「BATTLAX」ブランドのタイヤを中心に、トップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで、国内外のさまざまなモータースポーツを足下から支えていく。
ブリヂストンは、「タイヤは生命を乗せている」という大原則のもと、選手の安心・安全を第一に、現物現場で創り上げたタイヤを供給し、モータースポーツ文化の発展に貢献するという。また、モータースポーツ活動を「走る実験室」として、レースへの挑戦を通して磨かれた技術を4輪および2輪の市販タイヤの進化、ブランド強化につなげていくとしている。
トップカテゴリーレースでは、「Bridgestone」ブランドと「Firestone」ブランドの両方のタイヤを供給する。
「Bridgestone」ブランドは、4輪レースではスーパー GTで2025年にブリヂストンタイヤ装着チームがGT500・GT300両クラスで通算5回目となるシリーズチャンピオンを獲得。2輪レースでは耐久レースのFIM世界耐久選手権(EWC)で、ブリヂストンタイヤ装着チームが5年連続、シリーズチャンピオンを6回獲得している。
「Firestone」ブランドは125年の歴史を持ち、INDY500をはじめとする米国の伝統あるモータースポーツシリーズとなる「NTT INDYCAR SERIES」の唯一のタイヤサプライヤーとして、レースを支えている。
ブリヂストン常務役員グローバルモータースポーツ管掌の今井弘氏は、「私自身、モータースポーツは究極のチームスポーツだと思っています。今年も関係者一同が『One Team』となって、われわれ自身がモータースポーツへの挑戦を楽しみ、魂を込めて創り上げたタイヤを供給していきます。レースに挑むドライバーやライダー、チームの皆さん、レースを見に来てくれるお客さんに喜んでいただけるよう、私もタイヤと一緒に転がっている気持ちになって、モータースポーツ活動を推進します(余談ですが、私はレースタイヤのゴムコンパウンドを嗅ぎ分けて種類を当てることができます!)。今年はリリースの後半でご紹介する参戦カテゴリーの中で、構造設計や材料設計、生産やオペレーションを担当している17名の従業員の意気込みもご紹介しています。日々タイヤに向き合い、現物現場で汗をかき、タイヤを極めし仲間たちの活躍にもご期待ください!」とコメントしている。
4輪レース
スーパー GT
国内のトップカテゴリーレースとなるスーパー GTは、国内外のタイヤメーカーがタイヤを供給しており、ブリヂストンもタイヤの限界性能を追求する技術の研鑽の場として注力している。
2025年は、GT500クラスでブリヂストンタイヤ装着チームが10年連続でシリーズチャンピオンを獲得し、GT300クラスでもシリーズチャンピオンを獲得した。さらに、2026年は、GT500クラスでは12チーム、GT300クラスでは6チームにタイヤを供給する。
・タイヤ設計担当者より
2026年向け新スペックの開発が大詰めを迎えています。GT500、GT300ともに、運営団体から発表されているタイヤコンペティション最終年を飾るにふさわしい性能を目指して開発中です。この手ごたえが本物なのか、答えが出る4月のレース開幕が待ち遠しいです。
・タイヤ材料開発担当者より
ライバルメーカーとの激しい競争の中でドライバーの生の声を受け取り、原材料から創り込むことで高い戦闘力を築いてきました。自ら生み出した新コンパウンドで勝利に貢献できた瞬間は、何にも代えがたい最高の歓びです。2026年も「必ず勝つ」強い意志で、One Teamで開発を進めています!
・タイヤ生産担当者より
トップカテゴリーレースを支えているタイヤ生産に誇りを持ち、緊張感をもって取り組んでいます。2025年に続き、レースに参戦するチームの皆様からポジティブなコメントをいただけるよう、さらに高品質で安全なタイヤを目指します。
ENEOS スーパー耐久シリーズ
ENEOS スーパー耐久シリーズは、国内最大級の参加型モータースポーツ。ブリヂストンは、2024年からオフィシャルタイヤサプライヤーとして本レースを支えており、2026年も引き続き「POTENZA RACING TIRE」を供給し、レースをサポートしていく。
さまざまなクラスへのタイヤ供給を通じて、安心・安全で楽しいクルマ文化、モータースポーツ文化の発展に貢献するとともに、ST-Qクラスでは、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を足下から支えていくとしている。
・タイヤ設計担当者より
スーパー耐久ならではの多様な車種を想定したタイヤ開発は難しいのですが、車種ごとに異なるフィードバックが得られるのでとても刺激的です。安心・安全を最優先に、皆さまがレースを存分に楽しめるように今年もしっかりとサポートしていきます。
・タイヤ生産担当者より
市販タイヤと部材、構造が異なるレース用タイヤの製造は困難の連続でしたが、技術革新の機会と捉え工場一丸となり日々改善に努めています。2025年に続きレースチームの皆さまからお褒めの言葉をいただけるよう、安心・安全を支え、高品質なタイヤの供給を目指します。
NTT INDYCAR SERIES
NTT INDYCAR SERIESは、北米最高峰のフォーミュラカーレース。ブリヂストングループは、2030年までレースのオフィシャルタイヤサプライヤーとなることを発表しており、2000年から始まった「Firestone」ブランドタイヤの独占供給は2026年で27年目を迎える。
・ブリヂストン アメリカス インクのモータースポーツ担当者より
ブリヂストンは、1909年にファイアストンがレースという究極の舞台を実験室として活用し始めて以来、脈々と受け継がれるモータースポーツの伝統と情熱を継承してきました。NTT INDYCAR SERIESにおいて、唯一無二のタイヤサプライヤーとして27年連続でその使命を果たしていくことは、私たちの誇りです。2026年、FIRESTONE FIREHAWKタイヤのさらなる性能向上に全力を注ぎ、新たな高みを目指しています。
INDY NXT by Firestone
INDY NXT by Firestoneは、NTT INDYCAR SERIESの次世代育成カテゴリーにあたるレース。ブリヂストンは1991年から2013年まで「Firestone」ブランドタイヤでカテゴリーをサポートしてきており、2023年から長期間、再びオフィシャルタイヤサプライヤーとなることを発表している。
Indy Autonomous Challenge(IAC)
IACは、北米・欧州で開催される完全自動運転車によるレース。世界中から14の大学、数百名の大学生を中心とする10チームがプログラムしたAIドライバーで参戦する。ブリヂストンは2021年から「Bridgestone」ブランドタイヤを独占供給している。
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup
ナンバー付きのレース参戦車両トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」で行なわれる一般社団法人日本自動車連盟公認ワンメイクレース。国内複数のタイヤメーカーがタイヤを供給するカテゴリーにおいて、ブリヂストンは、プロドライバーも参戦するプロフェッショナルシリーズに本レースで使用可能な「POTENZA」のタイヤを供給する。
・タイヤ設計担当者より
GR86/BRZ Cup向けのタイヤ開発では、テストやレース現場でのドライバーからのフィードバックを重視し、得られた情報を精緻に解析して次の設計へつなげています。開発の成果がレース結果として即座に示される点は、開発の手応えをダイレクトに実感できるため、とても魅力があります。今後も現物現場を大切にし、より良いタイヤづくりに取り組んでいきます。
・タイヤ材料設計担当者より
GR86/BRZ Cupタイヤはコンペティションということもあり、緊張感を楽しみながら日々開発に取り組んでおります。今シーズンも当社の持つ技術を最大限活かしたタイヤを供給し、より一層レースを盛り上げていきます!
マツダグラスルーツモータースポーツカテゴリー
多くのマツダ車ファンにモータースポーツの楽しさを体感してもらう場として、2026年は新商品の「POTENZA Adrenalin RE005」のタイヤをワンメイクで供給する。また、伝統ある「メディア対抗ロードスター耐久レース」に新商品の「POTENZA Adrenalin RE005」を提供する。
全日本ジムカーナ選手権
全日本ジムカーナ選手権は、ターンやスラロームを含む舗装路面に設定されたコースを走行してベストタイムを競うモータースポーツ。ブリヂストンは同選手権で、PE/PNクラスに新商品「POTENZA RE-71RZ」、BCクラスには引き続き「POTENZA RE-12D TYPE A」「POTENZA RE-11S」のタイヤを供給する。2025年は5クラスでブリヂストンタイヤ装着ドライバーがシリーズチャンピオンを獲得している。
・設計担当、製品企画担当者より
2025年のチャンピオン獲得という素晴らしい結果は、私たち設計者にとっても大きな感動であると同時に、タイヤ開発の醍醐味とさらなる成長の機会を与えてくれました。これからも、走る喜びをより一層高め、皆さまのチャレンジを力強く後押しできるタイヤづくりに挑み続けていきます。
・材料設計担当者より
市販タイヤに求められるストリート性能だけでなく、コンペティションレースでの勝利にもこだわり、どんなコンディションでもグリップを発揮する新コンパウンドを追求しました。今後も皆さまの結果やお声をモチベーションとし、皆さまに走る楽しさをお届けできるよう、ゴムを極め続けていきます。
TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge
TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeは、入門者向けラリーとして日本全国で開催されるラリー競技。ブリヂストンは同競技で使用可能タイヤとして認定されている「POTENZA RE461R Kai TYPE A」「POTENZA RE480R」を供給する。
2輪レース
FIM 世界耐久選手権(EWC)
EWCは、2輪のロードレースの世界選手権で唯一、複数のタイヤメーカーがタイヤを供給するレース。2026年は2025年から2チームを新たに加え、7チームにタイヤを供給する。
2025年は、ブリヂストンタイヤ装着チームが5年連続、6度目のシリーズチャンピオンを獲得した。2026年も引き続き、高いグリップと耐久性、ハンドリングのしやすさを進化させたタイヤを供給していく。
・タイヤ設計担当者より
耐久レース(8時間、24時間)のさまざまなコンディションに対応し、安定した性能を発揮させるタイヤの開発は簡単ではありません。しかし、挑戦を続けてきたことで、今があります。スプリントレースとは違った面白さが耐久レースではありますので、序盤にトラブルなどで後退したとしてもその後の挽回も可能です。タイヤはその一役を担っておりますので、そのような目線でも楽しんでいただけたらと思います。
・タイヤ材料設計担当者より
2016年からタイヤの供給を開始して10年。5年連続でチャンピオン獲得できるところまできました。耐久レースは灼熱の昼間から極寒の夜間まで、刻々と状況が変化し続けるため、さまざまな環境に対応することが求められ、難易度の高い開発です。今年も全戦優勝、年間チャンピオン獲得できるよう開発を進めております。
・タイヤ生産担当者より
ライダーたちの足下を支え、限界への挑戦を支える誇りと責任を胸に、勝利を願いながら丁寧に生産しています!
FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース
FIM 世界耐久選手権(EWC)の全4戦のうちの1戦で、2025年はブリヂストンタイヤ装着チームが18大会連続優勝を達成した。ブリヂストンは2026年も多くのチームにタイヤを供給してともに勝利を目指すとしている。なお、サポートチームは別途発表予定となる。
2026 鈴鹿4時間耐久ロードレース
ブリヂストンは「鈴鹿4時間耐久ロードレース」のタイトルスポンサーになることが決定しており、2026年は「2026 ブリヂストン 鈴鹿4時間耐久ロードレース」として開催される。
鈴鹿4時間耐久ロードレースは、若手・中堅ライダーが「鈴鹿8時間耐久ロードレース」への参戦を目指す登竜門として、1980年より開催されてきた。2026年から新たにスタートを切る当レースは、耐久ライダーおよびチームの育成だけでなく、未来に向けた車両・部品開発を加速させる場、国内耐久レースの活性化につながる中核イベントと位置付けられている。
MFJ全日本ロードレース選手権
2025年は、JSB1000でブリヂストンタイヤ装着ライダーがシリーズチャンピオンを獲得した。2026年もJSB1000の17チーム、J-GP3クラスも含め多くのライダーにタイヤを供給する。また、ST600クラスには、2026年も「BATTLAX RACING R11 (NHS)」タイヤを供給し、ブリヂストンがワンメイクでレースを支える。
・タイヤ設計担当者より
全日本ロードレース最高峰クラスのJSBは、2002年からスタートし24シーズンを戦ってきました。そのうち、20回のチャンピオンを獲得しています。長年培ってきた技術を活用して勝てるタイヤづくりを行ない、レースで鍛えた技術を広く市販タイヤにも展開していきたいと思います。
・タイヤ材料設計担当者より
最高速300km/h以上で走行するレースに挑むライダーが安心して存分に力を発揮し、観客やサポートするわれわれが興奮するようなレースが繰り広げられるようなタイヤを提供できるよう、日々開発を進めています!
・タイヤ試験担当者より
レースは待ったなしで始まるため苦労も多いのですが、ライダーの皆さんの安全を支えていることを誇りに思います。2026年も安心してアタックいただけるよう、しっかりと評価をして支えていきます。
Canadian Superbike Championship(CSBK)
ブリヂストンはカナダスーパーバイク選手権(CSBK)に参戦しており、「Bridgestone BATTLAX Racing V03」を供給している。
サステナブルなモータースポーツ、モータースポーツファンの裾野を広げる活動
KYOJO CUP
2025年からサポートしている女性限定のレースシリーズ 「KYOJO CUP」のオフィシャルタイヤサプライヤーとしてレースとドライバーをサポート。女性ドライバーレースのサポートを通じて、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に貢献していく。
・オペレーション担当者コメント
2026年も安定したタイヤ性能でレースを支え、KYOJOさまとともに女性同士の熱い戦いを発信していきます!












