ニュース

スーパーフォーミュラ 近藤真彦会長、F1との併催について「F1との話は少しずつでも……ないというわけではありません」

2026年4月3日 発表
スーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション) 会長 近藤真彦氏。F1とスーパーフォーミュラの併催構想についての進捗を語った

 スーパーフォーミュラ開幕戦もてぎが4月3日~5日の3日間にわたってモビリティリゾートもてぎで開催されている。この開幕ラウンドでは、第1戦を4日土曜日に、第2戦を5日日曜日に開催し、通常土曜日に開催されている定例会見が3日金曜日に行なわれた。

 会見にはスーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション)会長 近藤真彦氏、同 社長 上野禎久氏がメインスピーカーとして出席。JKA(日本カート協会)チェアマン 山本尚貴氏をゲストにJKAとの協力体制が発表されたほか、モビリティリゾートもてぎの地元である茂木町長 古口達也氏から地元特産の完熟いちごが紹介された。

定例会見風景、手前が上野禎久社長。山本尚貴氏はJKAチェアマンとして、スーパーフォーミュラとの提携を発表

 この定例会見の質疑応答で、F1とスーパーフォーミュラの併催に関する質問があった。F1日本グランプリが前週に開催されたこともあって、近藤会長はあいさつでF1に言及した。

 近藤会長は、「レースを楽しくさせていただいて、お客さんにたくさんよろこんでいただけるような、そんな大会にしたいと思います」と、スーパーフォーミュラのレース観戦の満足度を上げることを目標に取り組んでいくと方針を説明。その上で、31万5000人と多くの観客が入ったF1に言及し、「日本にはあんなにモータースポーツが、あんなにフォーミュラが好きなお客さんたちがたくさんいるんだということを、ひしひしと感じた」という。そういった人たちに向け、「ファンの方たちにはぜひ、F1だけではなく、スーパーフォーミュラにも足を運んでいただけるような、そんな大会にしていきたいと思っております」と呼びかけた。

 近藤会長はかねて、F1とスーパーフォーミュラの併催構想を口にしている。同じフォーミュラを見てもらうことで、世界中の関係者にスーパーフォーミュラの素晴らしさをもっと知ってもらいたいという思いがある。

 その構想の進捗具合と、F1ファンをどうスーパーフォーミュラに呼び込むのかということに関しての質問があった。

 近藤会長は、F1とスーパーフォーミュラ併催の進捗具合については、「夢ではないんですね。夢ではないんですけども……F1との話は少しずつでも。えー、ないというわけではありません。これ以上はちょっと言えないです」と言葉を濁す。何かが進んでいるようでもあるが(進んでいないかもしれないが)、まだ口にできる段階にはないようだ。

 一方、F1ファンの呼び込みについては、F1観戦の華やかな環境を求めるユーザー向けにVIPシートを用意したいという。F1ではパドッククラブというものがあり、特別なサービスを特別な観客向けに展開している。これができるのもF1ならではという部分があるのだが、そのような観客に対応するようなホスピタリティをスーパーフォーミュラでも実施したいという。

 観客数が少ない時代はなかなかそこまで手が回っていなかったように見えるスーパーフォーミュラだが、SFgoによる先端ユーザーの体験向上、これまでの取り組みによる観客数向上もあり、さらに幅広い層に訴えかけようとしている。

 具体的な方法などの発表はなかったが、日本でも特別な野球場やサッカー場、バスケットボール会場などには、特別な部屋が用意され、特別なサービスが特別な価格で展開されている。そのような幅広いチケット展開ができるかどうか、スーパーフォーミュラはまだまだ発展する余地がありそうだ。