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ボルボ・トラック「FH」2026年モデルに国内大型トラック初カメラモニターシステム採用

2026年4月20日 発表
2026年初夏より順次販売開始するボルボ・トラックの2026年モデル「FH」

 ボルボ・トラックの日本国内インポーター業務を担うUDトラックスは4月20日、国内大型トラック初となるカメラモニターシステムを採用したボルボ「FH」2026年モデルを2026年初夏より順次販売を開始すると発表した。

 2026年モデルでは、これまでの鏡面サイドミラーに代えて国内大型トラック初となるカメラモニターシステムを採用することで、より快適で安全な運転環境を提供。また、多様化する市場からの要望を反映させ、テレマティクス機能「ボルボ・コネクト」を導入することで、ビジネスの効率性、安全性、生産性などを向上させたという。

2026年モデル「FH」に搭載されたカメラモニターシステム

カメラモニターシステムを採用したコクピット
助手席側のモニターの見え方
ドライバー席側のモニターの見え方

 2026年モデル「FH」に搭載されたカメラモニターシステムは、従来のサイドミラーをカメラに置き換えることで視界を大幅に拡大するとともに、赤外線カメラを採用することで夜間視認性も向上し、天候や明るさに左右されず周囲を鮮明に確認できるシステムで、広角表示やズーム機能などのデジタルサポートにより、安全性と運転操作性を高めた。

カメラモニターシステムを採用することでデザイン性を高めるとともに空気抵抗を軽減する
アーム部分を折り畳める格納式のカメラモニターシステム

 また、旋回時にはトレーラー後端の動きに連動した映像を表示し、前進走行中でも後部の状況を的確に把握できるようにしたほか、後退時にもトレーラーの動きに連動し、確認したいポイントを分かりやすく表示できるようにしている。

カメラモニターシステムの構成部品

購入から5年間無料の「ボルボ・コネクト」

ボルボ・トラックのコネクテッドサービス・プラットフォーム「ボルボ・コネクト」を採用

 コネクテッドサービス「ボルボ・コネクト」は、購入から5年間無料のサブスクリプションサービスで、燃費や環境負荷を可視化する燃費管理、車両の故障や警告を把握できる車両状態管理、そして走行速度や位置をほぼリアルタイムで確認できる位置情報機能により、運行の効率化と車両稼働の最適化を支援する。さらにMy Truck アプリでは、車両の各種ステータス確認やキャブ温度調整などを遠隔で行なえるため、日々の運行準備を効率化し、安全性を高める。

ドライバーシートとステアリングまわり
日差しを抑えるサンシェードや就寝時のプライバシーを守るカーテンなど、ドライバーの仮眠や休憩時に使用するアイテムも充実している

  そのほかにも、安全装備の機能向上として、側方衝突警報装置(BSIS)に左折巻き込みリスクを感知した際の緊急制動機能や、エンジン稼働中もドアと連動して機能する「オートマチックパーキングブレーキ」、エアサス車の「ボルボ・ダイナミック・ステアリング」に走行中にタイヤのパンクを検知すると安全な停止を支援する「緊急時レーンキープ機能」を追加。装備面では、ボタン操作だけでエンジンを始動できる「プッシュボタン式イグニッションキー」や、「Android Auto」「Apple CarPlay」に対応した。

ボルボ・トラックセールス バイスプレジデントの関原紀男氏

 4月17日に開催された説明会に登壇したボルボ・トラックセールス バイスプレジデントの関原紀男氏は、物流業界が直面するドライバー不足や安全性の向上といった課題に対し、新型FHは「人を中心とした進化」をコンセプトに進化したことを強調した。

 ボルボ「FH」2026年モデルについて、関原氏は「日本国内の大型トラックとして初めて、カメラモニターシステムを採用しました。サイドミラーがなくなり空力性能が向上したことでさらなるエネルギー効率の改善を実現し、CO2排出削減への取り組みをさらに前進させました。直接視界向上による安全性が高まり、デザイン、品質の全てにおいて最高水準を追求し、お客さまのビジネス成功に最大限に貢献するトラックとなっています」。

「また、テレマティクスを活用した『ボルボ・コネクト』の提供を開始します。運行状況をリアルタイムに把握することで無理のない運行管理を支え、運送事業者の業務効率化に寄与するものです。さらに、データを活用した燃費改善や故障の予兆検知により、運送事業者の皆さまの燃料費高騰への対応と安定した車両稼働の実現につながるものと考えています」と説明した。

Volvo Trucks International Hub SEA & Japan Managing Directorのヨハン・ラーソン氏

 また、Volvo Trucks International Hub SEA & Japan Managing Directorのヨハン・ラーソン氏は「カメラモニターシステムは2024年にボルボ・トラックによって正式に導入され、それ以来、導入は急速に拡大しています。現在では、イギリス、オーストラリア、そしてヨーロッパ全域などの市場において、新型ボルボFHおよびFH Aeroモデルの約75%にカメラモニターシステムが指定されています」とカメラモニターシステムの導入実績を強調。

 ボルボ・トラックのコネクテッドサービス・プラットフォーム「ボルボ・コネクト」については、「所有期間を通じて、高い稼働率、よりスマートな意思決定、そして全体的によりよいカスタマーエクスペリエンスをサポートするように設計されています。品質、安全性、信頼性に対する期待が非常に高い日本のような市場において、私たちの焦点は明確です。単なるトラックではなく、完全で持続可能な輸送ソリューションを提供することです。33年の歴史を背景に、そして明確な進むべき道を前に、ボルボFHは長距離輸送のベンチマークを設定し続けています」との自信を示した。

FH6×4トラクター(左)、FH4×2トラクター(右)の2台が展示された
カメラモニターシステムの採用で外観デザインはスッキリとした印象に

【お詫びと訂正】記事初出時の表記に一部誤りがありました、お詫びして訂正させていただきます。