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スバル、ハイパフォX2にDCCD制御の変更など5つのアップデート実施 低炭素燃料の実証も継続
2026年4月18日 12:35
鈴鹿サーキットにおいて4月18日~19日の2日間にわたってスーパー耐久第2戦鈴鹿が開催されている。スバルは今シーズンより「SUBARU HIGH PERFORMANCE X VersionII」(以下、ハイパフォX2)で参戦しているが、第2戦でアップデートを採り入れてきた。
アップデート内容は、軽量化を狙いとした「フロントドア再生カーボン化」、フロントダウンフォース効果の向上によるアンダーステアの低減を狙った「フロントアンダーパネル エアダム大型化」、ターンイン時の車両安定性向上を図った「eLSD制御のアップデート」、旋回性向上を狙った「DCCD制御のアップデート」、フロントからリアへの力の伝播速度を適正化することによるリア追従性向上を図る「リアフロアブレース追加」などになる。
今回はエンジンまわりのアップデートは行なわれておらず、主に車体系、駆動系のアップデートになる。フロントドア再生カーボン化は量産形状のものとしつつ、カーボン化により片側で9kg軽量化。フロントアンダーパネル エアダム大型化は、エアダムのつながりをスムーズにしたことで、CFD解析でフロント側20Nのリフト改善。フロントダウンフォース効果を向上させて、アンダーステアを低減している。
ボルグワーナー製のeLSDについては、ドライブ側はVer.1に対し締結力を弱めに設定することで、アンダーを抑制。コースト側は車両安定方向で調整しているという。締結トルクはeLSDのためステアリングから可能で、6段階の調整が可能になっている。スバルによると、ドライバーは燃料搭載量の変化による重量バランスに対応して調整しているといい、各ドライバーで好みが異なるようだ。
また、これは性能向上というよりサバイバビリティの向上の改良となるが、ハイパフォX2は第1戦で駆動系のトラブルで、ピットに戻ることができなかった。これはトラブルが出た際に駆動系がトルクフリー側になっていたためで、駆動系トラブル発生時でも自走でピットに戻れるようデフロックをさせて駆動するエマージェンシーモードを追加。致命的な破壊が起きた際は別だが、トラブルの際でもトルク抜けが起きない状況に設定できるようになった。
そのほかリアビューモニタ/カメラについても見え方を改善。表面処理をアンチグレアからモスアイフィルムにし、直射日光の入り込みを抑制するバイザーを付加。ドライバーからの評判もよいとのことだ。
スーパー耐久第2戦鈴鹿は、予選が4月18日に行なわれ、5時間レースの決勝が19日に行なわれる。スバルはこの5時間レースにおいて、市販車にフィードバックできるような各種性能を確認していく。




