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フェラーリ、4ドア・5シーターEV「ルーチェ」 4基のモーターで駆動

2026年5月25日(現地時間) 発表
4ドア・5シーターの次世代スポーツカー「ルーチェ」

 伊フェラーリは5月25日(現地時間)、4ドア・5シーターの次世代スポーツカー「Luce(ルーチェ)」を発表した。

 ルーチェは各輪に1基、計4基の電気モーターで駆動する初のBEV(バッテリ電気自動車)。5026×1999×1544mm(全長×全幅×全高、全幅はミラー部のぞく)、ホイールベース2961mmという体躯に122kWhの大容量バッテリ、F80由来のアクティブサスペンション、独立操舵式リアアクスルを備え、車両重量は2260kgとした。システムトータルの最高出力は772kW(1050CV)となり、0-100km/h加速は2.5秒、最高速310km/h、航続可能距離530km超というスペックを実現している。

 ルーチェのデザインはクリエイティブ集団であるLoveFromが手掛け、電動パワーユニットの採用によって4ドア・5シーターを実現できる斬新なアーキテクチャーが可能になったという。4ドアはフェラーリとして2台目であり、5シートは初。

 また、ルーチェのために専用の有機ELスクリーンをサムソンディスプレイが開発。メーターまわり、センターパネル、リアパネルとキャビン内に3つのディスプレイが使用される。

ルーチェ

 ボディカラーはアッズーロ・ラ・プラータ、ジャッロ・ルーチェ、ロッソ・デイーノ、ビアンコ・アルティコ、ロッソ・フィアマンテが用意され、いずれもルーチェの現代的な個性を反映する色として選ばれた。中でも専用開発されたイエローは、フェラーリ・ロゴの歴史的な黄色をインスピレーションとしており、ホイールハブやステアリングホイールにも用いられる。

イエローのルーチェ

 ルーチェについて、フェラーリのジョン・エルカン会長は「FerrariLuceによって、私たちはまたしても可能性の限界を書き換えます。本日、私たちは単に新しいモデルを発表するだけではなく、ビジョンを現実に変える新たな章をスタートさせ、未来を先取りして形作ってきたフェラーリの伝統をさらに強化します。これほど大きな飛躍を遂げる製品の革新は、プロセスの革新なくして実現しません。だからこそ私たちは、デザインにおけるLoveFromとの協力のように、新たなコラボレーションに踏み出すことを選んだのです。常にそうしてきたように、私たちは研究とエンジニアリングの卓越性を、ドライビングの興奮を高めるという目標に向けて、妥協することなく注ぎ込みました。初勝利を遂げた象徴的な地であるローマにおいて、未来を照らし、新たな地平を切り開くフェラーリモデルが始動します」とコメント。

 また、ベネデット・ヴィーニャCEOは「企業のリーダーシップが表れるのは、あえて挑戦し、新技術に立ち向かう勇気を示したときだと私たちは確信しています。FerrariLuceはまさにその挑戦から生まれ、私たちが思い描く前例のない電動化ビジョンを世に示すモデルです。これほど大きな選択の自由をお客様に提供する状況は、かつてないことです。技術の中立性という信念に従い、私たちは、フル電動・八イブリッド・内燃エンジンという三種類のアーキテクチャーを持つスポーツカーが揃う世界初のメーカーとなるからです。パワートレインの革新にとどまらず、私たちはLuceによってラインアップにまったく新しいセグメントを立ち上げました。このモデルは60件を超える新たな特許の成果であり、卓越した技術パートナーの協力で支えられたエコシステムの中心に位置する存在です。私たちは、唯一無二のドライビングの興奮と、驚異的な性能、ドライビング・プレジャー、快適性を備えた、今日と明日のフェラーリスタのためのモデルを作り上げたのです」と述べている。