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音の見える化で騒音を見逃さない コーンズテクノロジーが「風洞音響測定用アコースティックカメラシステム」をデモ

2026年5月27日〜29日 開催
カメラを中心にマイクを360度配置する「風洞音響測定用アコースティックカメラシステム」

 コーンズテクノロジーは、「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」(パシフィコ横浜:5月27日〜29日開催)に出展。音を可視化する「風洞音響測定用アコースティックカメラシステム」のデモを行なっている。

 コーンズテクノロジーが出展する独gfai techの「風洞音響測定用アコースティックカメラシステム」は、EV(電気自動車)の普及に伴ってより重要度を増している車室内の静粛性向上を目的とした測定システム。

撮影した映像の中で音の発生源を赤く表示する(映像は唇を震わせてもらっているようす)

 これは、風切り音などの騒音源を迅速かつ高精度に特定できる独自の「音を視る」技術で、同システムはドイツの高級車メーカーの風洞実験に導入され開発効率を高めるなど、欧州ではすでに高い実績を誇るという。

 ブースでは、デモ用カメラの前に立ち、声を発したり手を叩いたりすると、ビームフォーミングと呼ばれる技術によって計算された「音の発生源」が瞬時に赤いドットとしてモニターの映像上にオーバーレイ表示される。音が動けばその赤色の波形もリアルタイムに追従し、まさに視覚的に“音が視える”状態を体験できる。

 説明員は「日本国内ではまだ音をここまで可視化して測定するアプローチは少なく、提案に力を入れています」と語る。

カメラを中心に360度マイクを配置する

 今回ブースでは展示されていないが、ポータブル運用も可能な「ハンディ型アコースティックカメラ」もあるという。車室内で気になる、内装のきしみ音やダッシュボードのカタカタ音など、音が発生している原因箇所を特定に役立つかもしれない。

 ブースではそのほかにも、英Blueskeyeの「感情認識AI ソフトウェア」を紹介していた。プライバシーに配慮しつつ、顔の微細な表情変化をリアルタイムかつ継続的に検知する独自の技術という。

英Blueskeyeの「感情認識AI ソフトウェア」。撮影した人物の今の気分を、右側にあるポジションが表している

 この技術により、ドライバーの感情や状態に合わせた運転体験(UX)の向上だけでなく、居眠りや体調変化といった安全リスクの早期警告を両立。安全で快適な移動空間を創出するための高精度な表情解析ソリューションとして提案されている。

 ブースのデモ機にはカメラが設置されており、前に立つと瞬時に顔を自動認識してトラッキングが開始される。このシステムは、人間の顔から「66箇所の特徴点」を抽出し、表情筋の動きを時系列で数値化する仕組み。割り出されたデータは「快・不快」「リラックス・眠気」といった絶対値のグラフとしてリアルタイムにモニターに描画されるようすを確認できる。