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ダイハツ、最新ハイブリッドシステムやマイクログリッドなど“電動化技術の現在とこれから”を展示
「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展
2026年5月27日 20:35
- 2026年5月27日~29日 開催
- 入場無料(事前来場登録制)
ダイハツ工業は、5月27日~29日にパシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展している。
2026年はテーマを「新しい技術との融合で創る クルマとモビリティの未来―DXと共創で革新する自動車技術―」と位置付けて、軽自動車用ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」のユニットカットモデル展示のほか、カーボンニュートラル社会の実現に向けたBEV(バッテリ電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)、そして「直流主体のマイクログリッドシステム」について解説展示を行なっている。
軽自動車用「e-SMART HYBRID」
ダイハツの乗用車「ロッキー」に搭載されたハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を、軽自動車用に小型軽量化したものが「軽自動車用 e-SMART HYBRID」だ。
主な特徴は、モーターとエンジンを配置する際に、エンジン回転数を増やすためのギヤを介さない同軸直結配置としたこと。そしてPCU(パワーコントロールユニット)とトランスアクスルを一体化させたことにより、従来CVTが収まるスペースを有効活用し、軽自動車のエンジンルームに収まるサイズに仕上げている。
また、ロッキーに搭載されている「e-SMART HYBRID」と比べると、排気量が小さくなっているだけでなく、使用するパーツのダイハツ内製率を増やしているとのこと。
これは使用パーツをコンパクトにすることを目的としていて、単にパーツを小型化するだけでなく、組み合わせるときの方法を「積み重ねる」から「隙間を見つけてはめ込んでいく」ような構造にすることで、可能な限り圧縮できるようにしているという。
その結果、「軽自動車用 e-SMART HYBRID」では、従来のCVTユニットがあったスペースにハイブリッドシステムが収まるようになった。もちろん高さも軽自動車のエンジンルームに搭載できるものだ。
「e-SMART HYBRID」は発電用エンジンなので、100%モーター走行となる。そのため、静かで力強い走りが体感できるという。また、従来のエンジン+CVTと比較して、燃費は約20%以上向上するとのこと。さらに蓄電池を備えているので、災害時などに安心な外部充電機能を持った車両となる。
マイクログリッドシステム
「e-SMART HYBRID」の開発ノウハウを活用したものとして展示されていたのが、ハイブリッド車の技術を生かしたマイクログリッドシステム。
マイクログリッドシステムとは、地域や建物などの単位で「発電、蓄電、使用」を行なう小規模な電力網のこと。その構成は電気を作るための太陽光発電などと、電気をためるための蓄電池、電気をマネジメントするための制御機、そして電気の利用先という構造だ。
対してダイハツの「e-SMART HYBRID」は、電気を作る部分はモータージェネレーター。電気をためる部分はバッテリ、電気をマネジメントするのはインバータ、そして電気を使う部分にはモータージェネレーターという流れができている。そしてこのシステムを利用したのが、今回のマイクログリッドシステムとなる。
ただ、大きく違うのは、電気をマネジメントする部分に、豊田中央研究所と共同開発をした3ポート(発電、蓄電、使用)の電力変換器「SPH(Smart Power Hub)」という機器を使用しているところで、これにより直流主体のマイクログリッドシステムを実現。使用する際だけ交流に変換できる。
装置のサイズは20ft(フィート)のトレーラーに収まるものとしている。そのため電力が必要なところに移動して、臨時的な電力ステーションとして使用することが可能だ。電力の規模としては、具体的な数字の発表はなかったが、ダイハツの販売店が1日~2日くらいは稼働できる規模の電力とのこと。
活用法は、例えば農業で温室を使用している場合、冬場は保温をする電力として利用し、春先になって保温の必要がなくなったら畜産農家などに移動して、動物の小屋の空調に使用するなど、地域で電力を融通できるのが特徴となる。
このように、マイクログリッド設備の年間稼働率が上がっていけば、マネタイズも見えてくるので、今後も実証実験を重ねて「地域の中のエネルギー」というところをアピールしていきたいとのことだった。
e-SNEAKER
運転免許を返納した高齢者などを想定した電動モビリティではあるが、より広い世代も対象としたスタイリッシュなモデルとなる。
狙いとしては、「歩くよりも楽な移動手段が欲しいけれども、あまりにも高齢者向けのイメージのものでは抵抗がある」というユーザーの声を拾ったもので、デザインをスタイリッシュにしている。また、他社のセニアカーに比べてアイポイントを高めに設定できるため、身長の高い人でも窮屈さを感じず、運転中の軽快感を得られる(シティサイクルと同等の目線になる)ところも特徴だ。
連続走行距離は12kmで、これはそもそも遠乗りに使うのではなく、近所の移動を中心としたモビリティなのでこの数値で十分と判断しているとのこと。そして走行距離を抑えたことで、バッテリの充電時間が満充電まで約2.5時間と早いのもポイントとなる。実用的に考えると走るかどうか分からない長距離をカバーするよりも、充電時間を短くした方がメリットが多いということだ。














