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チーム三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー連覇に向けて始動 連覇に向け改良した「トライトン」の耐久試験で狙い通りの仕上がりを確認

2026年8月9日~15日 開催
AXCR2026 参戦車両「トライトン」

 三菱自動車工業が技術支援するチーム三菱ラリーアートは、8月9日~15日にタイで開催されるAXCR(アジアクロスカントリーラリー)に、ピックアップトラック「トライトン」の3台体制で参戦する。

 これに先立ち、チームは5月中旬、タイ北東部のカオヤイ国立公園周辺のオフロードコースで、AXCR本番を想定した7日間にわたる競技区間と同等距離の耐久試験を実施。AXCR連覇に向けて改良を施したトライトンが狙い通りに仕上がっていることを確認した。

 AXCRでは、アップダウンの激しい山岳地帯、狭く険しい密林地帯、スコールによる泥濘路や川渡りといった低~中速の悪路、草原や農道といった比較的フラットで高速の未舗装路など、高温・多湿な気候とあわせ東南アジア特有の過酷なコースを走行する。2026年は8月9日~15日の6日間で約2000kmを競う。

 2025年に続いて連覇を狙うチーム三菱ラリーアートは、トライトンのポテンシャルをいっそう引き出し、変化に富む過酷なAXCRでドライバーが意のままに走破できるよう、運動性能を高めた。前後重量バランスを改善するとともに、サスペンションをファインチューニングし、四輪の接地性を高めて操縦安定性と旋回性を向上。エンジンは低中速域の応答性を高め、ドライバビリティと走破性を向上させている。

 チーム三菱ラリーアート総監督の増岡浩選手は、「変化に富む過酷なコースをハイスピードで駆け抜けるAXCRでは、状況によってはお客さまの一般走行で路面から受ける車体への衝撃の30倍以上の負荷がかかると言われています。これまでの4年間の参戦で得られた技術的な情報は、ラリーカーの戦闘力向上はもちろん、市販車の商品力強化の参考としており、その知見はトライトンに限らず、今秋、世界初披露する新型『パジェロ』にもいかしています。ラリー活動を通じたクルマづくりによって、三菱自動車らしい魅力ある、とがった商品を提供してまいります」とコメントしている。

チャヤポン・ヨーター選手。タイ国内の数多くのラリーやレースで活躍中。AXCRでは2022年と2025年の2度、総合優勝を飾っている。丁寧で正確、さらに車両を労わる“壊さない速さ”を持つドライバーとして定評がある
田口勝彦選手。FIAアジアパシフィックラリー選手権のチャンピオンを2度獲得するなど、海外でも活躍する国際的なラリードライバー。AXCR2025でも日本人ペア最上位の総合5位の成績を収めた
小出一登選手。三菱自動車のテストドライバーとして、これまでに「パジェロ」や「ランサーエボリューション」など、数々の新型車の試験を担当。現在ではテストドライバーの運転教育インストラクターや国内外イベントなどでデモンストレーションドライバーを務める