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ピレリ、SUV向けオールシーズンタイヤの新製品「スコーピオン・オールシーズンSF3」
2026年8月4日 12:48
- 2026年8月 順次発売
ピレリジャパンは、SUV専用に設計した新型オールシーズンタイヤ「Scorpion All Season SF3(スコーピオン・オールシーズン SF3)」を8月から順次発売する。価格はオープンプライスで、発売サイズは17インチ~21インチの17サイズ。全サイズ低車外音タイヤのラベリングを取得している。
スコーピオン・オールシーズン SF3は、SUVのハンドリング性能と重量に対応するため、専用の最適化と技術的ソリューションを導入。具体的には、大型化した強化トレッドブロックや、トレッドブロックと路面の接触面積が徐々に増加するプログレッシブ・エントリー形状を採用。これにより急激な圧力の集中を防ぎ、路面との接触をよりスムーズにすることで、振動やロードノイズを低減するほか、特に重量のあるSUV車両のドライビングの快適性、安定性、グリップ性能を向上させる。
また、「チントゥラート・オールシーズンSF3」から受け継いだアダプティブ構造を採用する特殊なトレッド設計を使用。このトレッド設計には、摩耗の進行に伴い直線状からジグザグ形状へと変化する3Dサイプを採用しており、摩耗によりトレッド溝の深さが減少しても雪をしっかり捉える接触面積が増加。また、このアダプティブ設計は、高い接地圧がかかるとサイプが閉じて密着する特性により、トレッドは冬用タイヤのようなサイプ主体のパターンから、より夏用タイヤに近いプロファイルへと変化。これにより、ドライ路面での性能や制動時の安定したパフォーマンスを実現した。
さらに、この幅広い溝とのバランスを取るために、コンパウンドは高温時における剛性、安定性、応答性を考慮して設計。冬季性能は、低温下でも高い可動性を発揮する特定のミクロ構造を持つ新しいポリマーも配合したほか、天然由来の新しい樹脂が低温路面でのグリップ性能を向上させるとともに、液状ポリマーがウェット性能を損なうことなく、雪上性能を高めている。
この最適なコンパウンドを特定するために、ピレリはAIベースの「バーチャル・コンパウンダー(Virtual Compounder)」を活用。このツールは、数千にもおよぶ組み合わせの中から最適な材料配合を選定可能。また、コンパウンドとトレッドパターンの並行設計ができる「3Dモデリング」も採用。このアプローチにより両者の相互作用が最適化され、目標とする性能を達成している。
さらに、バッテリEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)向けに最適化した技術を採用していることから「Elect」のマーキングが付与されているほか、タイヤ内部の特殊な吸音材により、走行時のロードノイズを低減する「ピレリ ノイズ キャンセリング システム(PNCS)」も搭載している。
なお、中型車および小型車向けには「チントゥラート・オールシーズンSF3」を引き続き提供するとしている。
スコーピオン・オールシーズンSF3は、発売開始時の全サイズでウェットグリップにおいて欧州ラベル最高評価の「A」評価を獲得するほか、雪上性能は厳格な冬季試験をクリアしたタイヤに付与される3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)マークを獲得。また、発売開始時の全サイズでEUラベルにおける車外騒音で「B」クラスと評価され、転がり抵抗は「A」クラスおよび「B」クラスを獲得。性能の持続性とCO2排出量の低減にも貢献しつつ、高いブレーキング性能を有している。





