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マツダ新型「CX-5」、次世代ソフトウェア・デファインド・オーディオ・プラットフォームに米DSP Conceptsの「Audio Weaver」採用

2026年8月26日 発表
マツダの新型「CX-5」

 DSP Conceptsは8月26日、インテリジェントなエッジ・オーディオ・システム向けのプラットフォームおよびインフラストラクチャ・レイヤーである「Audio Weaver」が、マツダの新型「CX-5」の次世代ソフトウェア・デファインド・オーディオ・プラットフォームに採用されたと明かした。

 現在、車両がソフトウェア・デファインド・システムへと進化するなかで、オーディオはAIシステムと物理環境とを結び付ける、より広範なリアルタイム・センサリー・インフラストラクチャの一部となりつつある。そこでDSP Conceptsの「Audio Weaver」は、自動車メーカーが高度でヘテロジニアスなマルチコアSoC(システム・オン・チップ)や、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)システム・アーキテクチャ全体にわたって、インテリジェントなオーディオ・システムを容易に展開できる基盤となる抽象化インフラストラクチャ・レイヤーを提供。

DSP Conceptsのロゴ

 このソフトウェア・デファインドのアプローチにより自動車メーカーは、ソフトウェアを通じてキャビン体験を継続的に改良・パーソナライズできるようになり、さらに明瞭な音声インタラクション、より没入感のある空間オーディオ、座席位置や走行条件に応じた適応型サウンド・チューニング、ハンズフリー通話の品質向上、そして車両のライフサイクル全体を通じて進化し続ける、将来のAI主導のキャビン体験を実現するとしている。

 またAudio Weaverは、半導体プラットフォーム、オーディオ・アルゴリズム開発者、OEM、ティア1サプライヤー、システム・インテグレーターを、統合されたソフトウェア・デファインド・オーディオ・エコシステムへと結び付ける共通のレイヤーとして機能することから、同プラットフォームは開発の複雑さと統合リスクを大幅に低減するとともに、ますます高度化する車両コンピュート・アーキテクチャ全体にわたる迅速な反復開発と量産展開を可能にするという。

Audio Weaverのロゴ

 新型CX-5は、今回採用した次世代アンプ・プラットフォームによって、Audio Weaverのリアルタイム・オーディオ開発や、インフラストラクチャを活用して、完全にカスタマイズされたアンプ信号チェーンの構築が可能となった。同プラットフォームは、マツダのエンジニアが、各車両キャビンに最適化された高度なオーディオ体験を、迅速に設計、チューニング、検証して、量産化することを可能にするという。

 今回の採用は、日本の自動車OEMが従来の固定機能型DSPオーディオ・アーキテクチャから、マルチコア・アプリケーション・プロセッサ上で動作するスケーラブルなソフトウェア・デファインド・オーディオ・インフラストラクチャへと移行する、最初の主要な事例の1つになるという。

 マツダ EMC/AVC実研グループのマネージャーである若松功二氏は、「今後の車両は、車両のライフサイクル全体を通じて進化できるソフトウェア・デファインド・アーキテクチャへの依存をますます高めていくでしょう。オーディオはインテリジェントなキャビン体験の中核を担いつつあり、Audio Weaverは、当社の各車両プラットフォームにわたるイノベーションを加速させるために必要な、柔軟性、スケーラビリティ、そして開発環境を提供してくれます」とコメントしている。

 また、DSP Conceptsのチン・ベックマンCEOは、「私たちはマツダと協業できることを大変誇りに思います。マツダはイノベーションをいち早く取り入れる、最も動きの速い日本のOEMの1つとして台頭してきました」と述べている。