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TDK、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で2027年入社内定式 齋藤昇社長がメッセージを送る

2026年9月30日 開催
「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」でTDKの内定式を実施。ポルシェのフォーミュラEマシン「99X エレクトリック」を囲んで内定者の記念撮影も行なわれた

 TDKは9月30日、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)」において、2027年4月に入社予定の内定者約120名を迎えて内定式を開催した。

 近年、採用市場における企業と学生の関係性が多様化する中、内定式においても内定者とのエンゲージメントを深める重要な機会として、その在り方が見直されているという。そこでTDKでは、2025年の内定式を東京2025世界陸上の競技会場となった国立競技場を舞台に実施し、今回はテクノロジーパートナーシップを締結しているポルシェとのコラボレーションにより、特別なプログラムを実現。

 当日はTDK 代表取締役 社長執行役員 CEOの齋藤昇氏が内定式に訪れ、内定者にメッセージを送るとともに、ハンドリングトラックを用いた車両体験やシミュレーターを用いた体験型プログラムなどを設定。内定者がTDKの価値観やカルチャーを体感し、未来への挑戦意欲を高められるような取り組みが用意された。

 なお、TDKとポルシェは2025年10月にパートナーシップを締結。これによりEV技術の実証の場であるフォーミュラEに参戦するポルシェモータースポーツを技術支援するとともに、モータースポーツとゲーミングが融合するポルシェコアンダeスポーツレーシングチームもサポートし、急成長するシミュレーションおよびeスポーツの世界でもパフォーマンス向上に貢献している。

挑戦と失敗からの学習を重視

TDK株式会社 代表取締役 社長執行役員 CEOの齋藤昇氏

 内定式で登壇した齋藤社長は、TDKの企業文化を「ベンチャースピリット」「多様性の尊重」「機能対等」の3点で説明した。TDKは創業時に4人で始まり、現在は10万人を超えるチームメンバーを擁するが、挑戦と失敗からの学習を重視する姿勢は現在も維持しているという。日本人比率は約10%、チームメンバーの約7割はM&Aを通じて加わった仲間であり、違いを誤りとみなさず、相互に学ぶことが重要だとした。役職上の上下はあっても各人の役割に上下はなく、意見は平等に扱うという「機能対等」についても強調した。

齋藤社長の出身は三重県鳥羽市、座右の銘は「プレッシャーを楽しむ」
これまでの経歴
TDKとポルシェが「存在しなければ創る」という創業精神を共有し、フォーミュラE、EV、エネルギー、モビリティの未来に向けて技術を磨くパートナーであることが示された。齋藤社長は両社が約90年の歴史を持ちながら新しい領域へ挑戦し、失敗から学ぶベンチャースピリットが合致していると説明
TDKの企業文化を「ベンチャースピリット」「多様性の尊重」「機能対等」の3点で説明

 また、創業90周年にあたる2024年に策定した長期ビジョン「TDK Transformation」についても触れ、このビジョンには社会のトランスフォーメーションに貢献することと、そのためにTDK自身も変わり続けるという意味が含まれると説明。AIが社会変革の大きな推進力になる中、TDKはデータセンター、EV、スマートフォン等の内部に組み込まれる技術を通じて社会に貢献する方針を説明するとともに、かつてのカセットテープを中心とするBtoC事業から現在は100% BtoBに転換しており、「社会へ与える影響はカセットテープを作っていた時代よりも数倍、数十倍大きい」との認識が示された。

長期ビジョン「TDK Transformation」

 齋藤社長は、TDKは「技術の会社」であると同時に「人の会社」であり、変革を実現するのは人であるとして、内定者が2027年4月からチームメンバーとして加わることへの期待を述べた。

齋藤社長から代表者2名に内定証書が手渡された

 なお、内定者からの質疑応答も行なわれ、齋藤社長の座右の銘である「プレッシャーを楽しむ」について楽しめるようになったきっかけは何かを問われ、齋藤社長は「私も人間なので本音を言うとプレッシャーから逃げたい。でもいくら肩に乗っているプレッシャーを払っても必ずのっかっている。これはもう払うのをやめようと思ったんです。プレッシャーは必ずある、ならばどういうふうに一緒に生きていこうかと考えたときに、変にネガティブに考えず、どうやって前向きな力に生かしていこうかと。これまでけっこう修羅場を経験してきましたが、そのプレッシャーを楽しむ礎になっているのが1つあって、自分に対して『正しいことをやっているか』と質問し続けるんです。自分のためだけじゃない、ステークホルダー、お客さま、チームメンバーの皆さん、その人たちのために、社会のためにちゃんとやってんだよねと。その答えがイエス、やっているということであればもうプレッシャーなんてない。ネガティブに考える必要なんてまったくない。私はポジティブに考えていきたい」と回答していた。