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テスラ、新型「ロードスター」公開 超高圧エアタンクと10個のノズルで空飛ぶモデルも登場

2026年10月16日(現地時間)発表
テスラ新型「ロードスター」

 米テスラは10月16日(現地時間)、テキサス州マクレガーにあるスペースXのロケット試験開発センターにて、新型「ロードスター」の発表会を実施した。

 2人乗り仕様で公道走行に対応し、アクティブエアロダイナミクスと、サーキットの内外で異次元のパフォーマンスを発揮するためにダウンフォースを最大化するマルチモード吸引システムを搭載した「パフォーマンス(予約制)」、2人乗り仕様でレース走行に対応し、車両後部のコールドガススラスターと組み合わせたマルチモード吸引システムを搭載し、0~100km/h加速1秒未満を実現する「スラスト(限定販売)」、1人乗り仕様で前進・上昇方向の加速および横方向の回転運動をサポートする車両周囲に配置したコールドガススラスターと連携したマルチモード吸引システムを装備する「ロケット(完全招待制)」の全3グレードがある。

テスラ新型「ロードスター」
テスラ新型「ロードスター」

 テスラの初代「ロードスター」が登場したのは20年前のこと、また2018年にはスペースXのロケットに初代「ロードスター」を搭載して宇宙へと打ち上げるプロジェクトも実施されている。

宇宙空間を移動する初代「ロードスター」

 発表会イベントに登壇したテスラおよびスペースX代表のイーロン・マスク氏は、来場者に対して「AI(Artificial Intelligence)やSI(Super Intelligence)ではないと証明するには観客が必要なんです。そうすれば、自分の目で見たと知人にいえるでしょう。そして世界最高の自動車メーカーと世界最高のロケット会社が協力するとどうなるか? その結果を目の当たりにするでしょう」とアピール。

新型「ロードスター」

 また、当時社内で新型ロードスターの機能を開発チームに提案したとき、自分自身でも「これは正気じゃないかも……」と思ったと回顧。それでも地道に開発を続けた結果、完成にたどり着いたという。

 MCから「未来は自動運転になるんだよね?」と問われたマスク氏は、「今日のデモンストレーションは自動運転だけど、長期的にはロードスターはテスラが製造する唯一の手動運転車になるでしょう」と宣言。

新型「ロードスター」のインテリア

 新型ロードスターのデモンストレーション走行では、まずは路面に吸い付く様子を披露。表示されたダウンフォースは最大で4709kgをマークし、完全に逆さまの状態で走行してみせた。

 これは「マルチモードファン」と「グランドシーリングシステム」がダウンフォースジェネレーターを機能させ、車両下部から空気を吸い出すことで、停止状態であっても車両を地面にホールドするのに十分な吸引力が得られるという。また、「電動ファン」と「アクティブウイング」があらゆる条件下でトラクションとコーナリングスピードを最大限に高めてくれる。

路面に吸い付くようなダウンフォースを発生できる

 続いて披露したのが、空中から落下した状態から回転しつつ、空気を噴射しながら体制を整えて地面に着地するデモンストレーション。この「コールドガススラスター」は、完全電動アクチュエーターを使用して正確な推力を生み出し、1秒にも満たないわずかな時間で微調整を実施。これにより飛ぶように走行する車両を安定できるという。

車両にはトータル10個のノズルを備えていて、超高圧エアタンクの空気を噴射する

 マスク氏は、「逆さまになりたい人はあまりいないと思いますが、このダウンフォースを発生するロードスターは、多くのサーキットのコースレコードを塗り替えるでしょう」とコメント。さらに並んだ自動車5台を回転しながら飛び越える「キックフリップ」も披露した。

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