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オーゼットジャパン、ユーザーイベント「第8回 OZ FAN Meeting 2026」開催 OZが鋳造に力を入れる理由とは?

2026年10月25日 開催
「第8回 OZ FAN Meeting 2026」の開会式は特設のステージ前で行なわれた。当日のMCは女優・MCとして活動する関谷桃子さんが務めた。関谷さんの父親は元レーシングドライバーの関谷正徳氏だ

 イタリアの自動車用ホイールメーカーであるOZ。代表的な製品としては「OZ Racing」ブランドで販売しているアルミホイールであり、同製品は日本では「オーゼットジャパン」より販売されている。

 オーゼットジャパンは自社ホイールユーザーを対象としたイベント「OZ FAN Meeting」を2016年から開催していて、2026年は「第8回 OZ FAN Meeting 2026」として、10月25日に山梨県にある富士山パーキングにて開催された。参加対象となるのはオーゼットジャパンが扱うOZ、MSW、スパルコホイール装着車および純正ホイール装着車で、車種は問わないものとなる。

 OZ FAN Meeting 2026ではオーゼットジャパンとユーザー、そしてユーザー同士の主な交流を目的としていて、そのほかにイベントコンテンツやゲストを招いてのトークショー、キッチンカー、ショップやパーツメーカーのブース展開などの構成となっている。本稿では会場の模様のほかに代表者のあいさつ、トークショーなどイベントの主な内容について紹介していく。

イベントは富士山を訪れる観光客向けに用意された大型駐車場「富士山パーキング」の一部を貸し切って開催された。当日は約150台のエントリーがあったが、朝の入場はスムーズに行なわれた
当日は雲が多い天気で、午後から雨の予報だったが、雨の影響はほとんどなかった

 OZ FAN Meetingの開会式はオーゼットジャパン代表の内山晶弘氏のあいさつから始まった。内山氏は、まず2026年がOZの55周年であることを伝えた。そしてこの長い期間、OZはモータースポーツを中心に活動してきたものであり、その情熱をアフターマーケットの製品に注ぎ込んでいるメーカーと紹介した。

 続けてファンミーティングについては今回で8回目となり、無事開催できたことのお礼をステージ前に集まったエントラントに伝え、「ファンミーティングに来ていただいてる皆さんは、OZに対しての情熱が高い方だと思っています。今日はそうした方々とわれわれにとって、いい思い出になるイベントにしていきたいと思います。また、イベントコンテンツの中にもOZの歴史や活動をお伝えするものも用意しています。そして皆さんには今後もブランドアンバサダーのような感覚で、OZのことを知らない方にご紹介いただければ幸いです」とコメントした。

オーゼットジャパン株式会社代表の内山晶弘氏。ファンミーティングが無事に開催できたことへのお礼を伝えていた

 当日に用意されたイベントはOZの歴史などを題材としたクイズラリー。これは出展ブースごとに1問ずつ用意されていて、参加者は正解の数を競う。内容はかなりマニアックなので、真剣に挑戦している人はスマホで調べ物などもしながら回答していた。

 もう1つはOZが過去にF1チーム、ラリーチームに供給していたアルミホイールの重量当て。それぞれ1本ずつ用意され、実際に持ち上げて重さを推測。最も近かった人が記念品をもらえるというものだ。さらにオーゼットジャパンのブースではヒマラヤオーガニックコーヒーを振る舞うサービスや販売も行なわれていた。これらのコンテンツは時間に縛られずに参加できるものなので、エントラントはそれぞれのタイミングでコンテンツに参加していた。

会場のようす。ブースが並ぶエリア
ショップオリジナルスペックのホイールなども展示されていた
ホイールの重量当てクイズ。以前のF1で使用されていたホイールやラリーで使用されていたホイールの実物が置かれていて、実際に持ち上げて重さを推測する内容
OZに関する設問に答えていくクイズラリー。ブースごとに1問用意されていた
ヒマラヤオーガニックコーヒーを提供していたオーゼットジャパンブース。グッズなどの販売も行なっていた
キッチンカーも用意。昼食時には列ができていた
約150台のエントリーがあった。当日、天候が崩れる予報だったので、キャンセルした人もいたようだが、広い会場はOZホイール装着車で埋まった。ブランド的にラリーレプリカの車両も多く来ていた
クルマを並べるだけでなく、独自のサービスを展開するなど、思い思いのスタイルでイベントを楽しんでいるようだった
イベントの終わりには出展社やオーゼットジャパンからのプレゼントがもらえるじゃんけん大会やクイズラリー、重量当てゲームの結果発表などが行なわれた
参加者全員に何らかのお土産が行き渡るような段取りとなっていた。イベント終了後は退場時間まで場内を使用できるようになっていて、記念撮影があちこちで行なわれていた
参加者による記念撮影

OZが鋳造に力を入れる理由

スペシャルコンテンツのトークショー。右からオーゼットジャパンの内山氏、ラリープラス編集長の中山潤哉氏、ラリードライバーの伊藤はづきさん、同じく兼松由奈さん。そしてMCの関谷桃子さん

 スペシャルコンテンツとして用意されていたのがトークショー。ゲストはラリードライバーの兼松由奈さん。兼松さんは2026年、MORIZO Challenge Cupに参戦している。もう1人は伊藤はづきさん。伊藤さんもMORIZO Challenge Cupに参戦していて、お2人ともラリーではOZホイールを使用している。

 さらに、ラリー専門媒体のラリープラス誌から中山潤哉編集長も招かれていて、オーゼットジャパンの内山氏も参加。MCは関谷桃子さんが担当した。

 トークではドライバーお2人のラリー参戦についての話が中心となる。MORIZO Challenge Cupはトヨタ自動車の会長である豊田章男氏ことMORIZOがプロデュースした新しいカテゴリーで、参加のしやすいレギュレーションを設定。車両はGRヤリスのワンメイクとして、参戦コストの抑制と車両の性能差に頼らないことと、クルーを支えるチームの総合力を重視した競技となる。

 特徴的なのがドライバーの年齢を若年層(原則25歳以下)としていること。このことについて、兼松さんと伊藤さんのコメントでは、以前は全日本ラリーにも参戦をしていたけれど、ベテランドライバーの方々はドライビングだけじゃなくパドックでの会話の中でも「駆け引き」をしてくるなど、ライバルとして見られることが多いそうだが、MORIZO Challenge Cupに参戦している若いドライバーはそうした傾向がなく、同世代で競い合えたところが楽しいと語っていた。

 また、MORIZO Challenge Cupは女性ドライバーが参戦しやすいところも特徴で、これについては「年齢制限もそうですが、女性がラリーに参戦しやすい環境にしてくれているところも魅力です。私たちドライバーも楽しんでいますが、ファンの方々も男女問わず若い人が増えてきたし、家族連れで来てくれたりなど、ラリー会場の雰囲気がずいぶん変わってきたように思います。サイン会もあるのですが、そうしたイベントも楽しみの1つです」と語った。

兼松由奈さん。OZファンミーティングへの参加はこれが2回目となる。MORIZO Challenge Cupは同世代で競い合えるのが楽しいという
伊藤はづきさん。MORIZO Challenge Cupは女性が参加しやすく、若い世代だけのラリーということで、見に来てくれる人たちの年齢層も若くなっているとのこと。家族連れも増え、ラリー会場の雰囲気が変わってきたと語った

 MORIZO Challenge Cupも公道を使用して競技を行なうが、コースによっては路面状況がハードでクルマへのダメージも大きいことがあるそうだ。そしてそういうコースではホイールの破損といったトラブルが出やすいという。

 このことについてMCが質問をすると、実はお2人ともホイールが破損して、競技に影響が出たことはないという。伊藤さんからは「私のクルマのサービスでは、ほかに2台の車両も一緒にサービスを受けていますが、あるラリーでは私を含めて3台が同じSSでホイールを強打してしまったのですが、ほかの2台のホイールに割れや歪みが出てしまったようですが、私のクルマはダメージがなく、そのまま走行できました」とコメントした。

 兼松さんからは「私は、シーズン前にOZのラリーアスファルトを10本くらい購入しました。理由は、やはり競技で傷むことを考えてなのですけども、現在まで1本もダメになったりしていません。ほんと汚れるくらいです。それにホイールの剛性が高いところも気に入っています。軽量なホイールも使用したことがありますが、競技中にホイールを通して伝わってくる路面のインフォメーションは軽量のホイールよりもOZの方が分かりやすくて好きです。感じられるものが多い印象です」とホイールの印象が語られた。

ステージ後にはドライバーお2人の愛車が展示された。BRZは兼松さんの、GRヤリスは伊藤さんがラリーで使用している車両
OZホイールの耐久性の高さは、ラリーの成績に結びついてるとのこと。他のエントラントがホイールトラブルに見舞われてもOZホイール勢は問題なく走り続けられるそうだ

 お2人の話を聞いて内山氏は、「OZは世界70か国以上に製品を供給しています。それだけに国ごとに道路の状況はさまざまなので、限られた条件で性能がいいのではなく、どんな条件でも安定した性能を発揮するところが特徴です。日本のモータースポーツシーンやカスタムでは鍛造ホイールが人気となっていますが、OZは鋳造に力を入れていて、性能やウェイト、バランスなど、鍛造に引けを取るものではありません。それにお値段的にも少しお財布に優しいものです(笑)」とコメント。

 さらにOZホイールの製法について「一般的なホイールメーカーではアルミ素材をホイール用に中身が調合された塊を使用しているようですが、OZは純粋なアルミ素材を使用しています。それに対してOZが独自で持っている成分レシピに沿って、シリコンやマグネシウムなどさまざまな材料を配合して、ホイールの元になるアルミ素材を作り上げています」と製造法の違いについて説明。

 そして「OZはF1、WRC、WEC、MotoGPというモータースポーツのトップカテゴリー向けに高性能なレース用ホイールを提供できる世界有数の企業です。さらに1つ加えると、すべてのチームに向けてホイールは販売しています。無償供給ではありません。つまり世界のトップチームがお金を払っても使いたいと言っているホイールなのです」と、OZホイールの特徴を紹介した。

OZのラインアップには鍛造ホイールもあるが、世界各国の道路状況に適応しながらスポーツホイールとしての性能を発揮するために鋳造ホイールをメインにすることや、鋳造でも他メーカーとは違う独自の製法をとっていることがステージ前に集まった参加者に伝わったようだ
KYOJO CUPの運営にも携わっている関谷桃子さんからはKOJYO CUPの魅力も紹介された。なお、KYOJO CUPの車両に装着されるホイールはOZのワンメイクだ

参加車の装着ホイールを見る

 約150台のエントリーがあっただけに(雨天予報があったので当日キャンセルも発生)、広い会場はOZホイール装着車がずらりと並ぶ光景となった。やはりモータースポーツのイメージが強いブランドなので国産スポーツカーでの参加が目立ったが、同じくらい欧州車での参加が多く、ブランドファンはかなり多彩な印象だった。

 また、ホイールブランドのミーティングでは、カスタマイズされた車両が集まるのだが、OZホイールを装着した車両のカスタム傾向は車種問わず「スポーティ」なものがほとんど。これもOZブランドの特徴と言えるだろう。

 このイベントレポートの最後は、お話を聞いた方の車両の写真、さらに会場で撮影させていただいた車両の写真を掲載していく。

MINIクーパーSロードスターの「Taka.C」さん。ホイールセレクトについて伺ったところ、まず「MINIといえばOZです」と笑いながら語ってくれた。当初はラリーレーシングも検討したが、ロードスターのイメージに合わせてスーパーツーリズモLMを選択したとのこと
OZレーシング スーパーツーリズモLM
MINIクーパーSロードスターの「@ナオ」さん。最初は国産ブランドのホイールを購入したが、前出のTaka.C さんの勧めもあり、スーパーツーリズモに履き替えたとのこと。白いホイールなのでブレーキダストの汚れが目立つのが気になっていたが、純正パッドでもほとんどダストが出ないので、手入れも楽でルックスも良いので気に入ってるとのこと
OZレーシング スーパーツーリズモGT
Yutaka Himuroさんのランチア デルタ16V。EVOはまだ見かけるが16Vは珍しくなった。クルマの維持については、世の中で言われるほど大変ではないとのこと。ラリーレプリカなので普段はスピードラインを履いているが、このイベントに合わせてクルマの購入時に付いていたラリーレーシングを装着。もともとは変色やロゴの剥がれなどがあったが、DIYで修復したという。
OZラリーレーシング。先月、ホイール修正を含めてきれいに直したもの
初期のGRヤリスから現行型のRZ“HighPerformance”+AeroPerformance packageに乗り換えたとのこと。ホイールはラリーレーシング TGR WRTを選択する。GRヤリスでの乗り換えに関して感想を聞いてみると、普段乗りでも進化が体感できるほどという
ラリーレーシングTGR WRT
さとしまさんのアバルト695セッタンタ アニヴェルサーリオ。ホイールはレジェンダをチョイス。デザインが気に入ったほか、ホイールカラーがボディ各部に使われているシルバーと合うところが選んだ理由だという。また、落ち着いた色なので赤いキャリパーの存在感が引き立つところもポイント
欧州のワンメイクレースでも正式に採用されているホイールなので、マッチングとしては文句のないもの
佐々木さんのZR-VはSuperturismo AEROをチョイス。OZホイールを選んだ理由として、ZR-Vが欧州車的なデザインのため、その雰囲気に合うという考え。このホイールはブレーキの放熱性を高めるフィンが付いているデザインだが、重量があるSUVではブレーキの冷却も重要なので、その点も合うところがポイント
スーパーツーリズモシリーズの1つがこのアエロ。英語ではAEROと書くのでエアロと読みそうだがアエロが正解
ラリーイメージの強いブランドだけにGRヤリスでの参加も多かった。そこでGRヤリスでのホイールマッチングを掲載していく
白いボディに白いラリーレーシング
白いボディにダークグラファイト
6本ペアスポークのウルトラレッジェーラ
白いボディに白いスーパーツーリズモ WRC
ガンメタボディに白いスーパーツーリズモ TGR-WRT
白いボディにラリーグラファイト
Rally2イメージのワイドボディ。ホイールはスーパーツーリズモWRC
GRカローラ
トヨタアクア
トヨタ ヤリス
トヨタ ノア
トヨタ86
トヨタハイエース
トヨタランドクルーザー
トヨタハイラックス
レクサスIS300h Fスポーツ
スバルWRX
スズキスイフトスポーツ
スズキアルトワークス
スズキ キザシ
日産ノートNISMO
スズキ ジムニーノマド
いすゞ ビークロス
マツダロードスター
ユーノス 500
三菱 ランサーエボリューションX
三菱 ランサーエボリューションIII
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プジョー 5008
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