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オーゼットジャパン、ユーザーイベント「第8回 OZ FAN Meeting 2026」開催 OZが鋳造に力を入れる理由とは?
2026年10月29日 13:41
- 2026年10月25日 開催
イタリアの自動車用ホイールメーカーであるOZ。代表的な製品としては「OZ Racing」ブランドで販売しているアルミホイールであり、同製品は日本では「オーゼットジャパン」より販売されている。
オーゼットジャパンは自社ホイールユーザーを対象としたイベント「OZ FAN Meeting」を2016年から開催していて、2026年は「第8回 OZ FAN Meeting 2026」として、10月25日に山梨県にある富士山パーキングにて開催された。参加対象となるのはオーゼットジャパンが扱うOZ、MSW、スパルコホイール装着車および純正ホイール装着車で、車種は問わないものとなる。
OZ FAN Meeting 2026ではオーゼットジャパンとユーザー、そしてユーザー同士の主な交流を目的としていて、そのほかにイベントコンテンツやゲストを招いてのトークショー、キッチンカー、ショップやパーツメーカーのブース展開などの構成となっている。本稿では会場の模様のほかに代表者のあいさつ、トークショーなどイベントの主な内容について紹介していく。
OZ FAN Meetingの開会式はオーゼットジャパン代表の内山晶弘氏のあいさつから始まった。内山氏は、まず2026年がOZの55周年であることを伝えた。そしてこの長い期間、OZはモータースポーツを中心に活動してきたものであり、その情熱をアフターマーケットの製品に注ぎ込んでいるメーカーと紹介した。
続けてファンミーティングについては今回で8回目となり、無事開催できたことのお礼をステージ前に集まったエントラントに伝え、「ファンミーティングに来ていただいてる皆さんは、OZに対しての情熱が高い方だと思っています。今日はそうした方々とわれわれにとって、いい思い出になるイベントにしていきたいと思います。また、イベントコンテンツの中にもOZの歴史や活動をお伝えするものも用意しています。そして皆さんには今後もブランドアンバサダーのような感覚で、OZのことを知らない方にご紹介いただければ幸いです」とコメントした。
当日に用意されたイベントはOZの歴史などを題材としたクイズラリー。これは出展ブースごとに1問ずつ用意されていて、参加者は正解の数を競う。内容はかなりマニアックなので、真剣に挑戦している人はスマホで調べ物などもしながら回答していた。
もう1つはOZが過去にF1チーム、ラリーチームに供給していたアルミホイールの重量当て。それぞれ1本ずつ用意され、実際に持ち上げて重さを推測。最も近かった人が記念品をもらえるというものだ。さらにオーゼットジャパンのブースではヒマラヤオーガニックコーヒーを振る舞うサービスや販売も行なわれていた。これらのコンテンツは時間に縛られずに参加できるものなので、エントラントはそれぞれのタイミングでコンテンツに参加していた。
OZが鋳造に力を入れる理由
スペシャルコンテンツとして用意されていたのがトークショー。ゲストはラリードライバーの兼松由奈さん。兼松さんは2026年、MORIZO Challenge Cupに参戦している。もう1人は伊藤はづきさん。伊藤さんもMORIZO Challenge Cupに参戦していて、お2人ともラリーではOZホイールを使用している。
さらに、ラリー専門媒体のラリープラス誌から中山潤哉編集長も招かれていて、オーゼットジャパンの内山氏も参加。MCは関谷桃子さんが担当した。
トークではドライバーお2人のラリー参戦についての話が中心となる。MORIZO Challenge Cupはトヨタ自動車の会長である豊田章男氏ことMORIZOがプロデュースした新しいカテゴリーで、参加のしやすいレギュレーションを設定。車両はGRヤリスのワンメイクとして、参戦コストの抑制と車両の性能差に頼らないことと、クルーを支えるチームの総合力を重視した競技となる。
特徴的なのがドライバーの年齢を若年層(原則25歳以下)としていること。このことについて、兼松さんと伊藤さんのコメントでは、以前は全日本ラリーにも参戦をしていたけれど、ベテランドライバーの方々はドライビングだけじゃなくパドックでの会話の中でも「駆け引き」をしてくるなど、ライバルとして見られることが多いそうだが、MORIZO Challenge Cupに参戦している若いドライバーはそうした傾向がなく、同世代で競い合えたところが楽しいと語っていた。
また、MORIZO Challenge Cupは女性ドライバーが参戦しやすいところも特徴で、これについては「年齢制限もそうですが、女性がラリーに参戦しやすい環境にしてくれているところも魅力です。私たちドライバーも楽しんでいますが、ファンの方々も男女問わず若い人が増えてきたし、家族連れで来てくれたりなど、ラリー会場の雰囲気がずいぶん変わってきたように思います。サイン会もあるのですが、そうしたイベントも楽しみの1つです」と語った。
MORIZO Challenge Cupも公道を使用して競技を行なうが、コースによっては路面状況がハードでクルマへのダメージも大きいことがあるそうだ。そしてそういうコースではホイールの破損といったトラブルが出やすいという。
このことについてMCが質問をすると、実はお2人ともホイールが破損して、競技に影響が出たことはないという。伊藤さんからは「私のクルマのサービスでは、ほかに2台の車両も一緒にサービスを受けていますが、あるラリーでは私を含めて3台が同じSSでホイールを強打してしまったのですが、ほかの2台のホイールに割れや歪みが出てしまったようですが、私のクルマはダメージがなく、そのまま走行できました」とコメントした。
兼松さんからは「私は、シーズン前にOZのラリーアスファルトを10本くらい購入しました。理由は、やはり競技で傷むことを考えてなのですけども、現在まで1本もダメになったりしていません。ほんと汚れるくらいです。それにホイールの剛性が高いところも気に入っています。軽量なホイールも使用したことがありますが、競技中にホイールを通して伝わってくる路面のインフォメーションは軽量のホイールよりもOZの方が分かりやすくて好きです。感じられるものが多い印象です」とホイールの印象が語られた。
お2人の話を聞いて内山氏は、「OZは世界70か国以上に製品を供給しています。それだけに国ごとに道路の状況はさまざまなので、限られた条件で性能がいいのではなく、どんな条件でも安定した性能を発揮するところが特徴です。日本のモータースポーツシーンやカスタムでは鍛造ホイールが人気となっていますが、OZは鋳造に力を入れていて、性能やウェイト、バランスなど、鍛造に引けを取るものではありません。それにお値段的にも少しお財布に優しいものです(笑)」とコメント。
さらにOZホイールの製法について「一般的なホイールメーカーではアルミ素材をホイール用に中身が調合された塊を使用しているようですが、OZは純粋なアルミ素材を使用しています。それに対してOZが独自で持っている成分レシピに沿って、シリコンやマグネシウムなどさまざまな材料を配合して、ホイールの元になるアルミ素材を作り上げています」と製造法の違いについて説明。
そして「OZはF1、WRC、WEC、MotoGPというモータースポーツのトップカテゴリー向けに高性能なレース用ホイールを提供できる世界有数の企業です。さらに1つ加えると、すべてのチームに向けてホイールは販売しています。無償供給ではありません。つまり世界のトップチームがお金を払っても使いたいと言っているホイールなのです」と、OZホイールの特徴を紹介した。
参加車の装着ホイールを見る
約150台のエントリーがあっただけに(雨天予報があったので当日キャンセルも発生)、広い会場はOZホイール装着車がずらりと並ぶ光景となった。やはりモータースポーツのイメージが強いブランドなので国産スポーツカーでの参加が目立ったが、同じくらい欧州車での参加が多く、ブランドファンはかなり多彩な印象だった。
また、ホイールブランドのミーティングでは、カスタマイズされた車両が集まるのだが、OZホイールを装着した車両のカスタム傾向は車種問わず「スポーティ」なものがほとんど。これもOZブランドの特徴と言えるだろう。
このイベントレポートの最後は、お話を聞いた方の車両の写真、さらに会場で撮影させていただいた車両の写真を掲載していく。







































































