スーパー耐久 第5戦のお楽しみイベントを満喫する パドックフリーやピットウォーク、京商のラジコンレース大会も併催 |
8月1日、2日に富士スピードウェイで、「スーパー耐久第5戦SUPER TEC」が開催された。その決勝日である2日に、記者らも会場を訪れた。レースの経緯は関連記事を参照いただくとして、ここでは同日開催されたレース以外のさまざまな催しについてリポートする。
■入場無料のパドックエリア
今年のSUPER TECは、パドック入場フリーを初めて採用していて、来場者は皆、ピットの中の様子を見るなど、より近くでレースやマシンとふれあっていた。決勝日はあいにくの雨模様であったが、それでも1万800人が来場、予選日とあわせると1万5900人に上る。
パドックには特設ステージが設けられ、谷口信輝選手、織戸学選手によるドライバートークステージや富士スピードウェイのイメージガール「クレインズ」のトークショー、スーパー耐久オフィシャルクィーン「JUICY」や、レースクィーンのユニット「R☆D☆5」によるライブなどが開催され、雨にもかかわらずステージの前には多くの人が集まっていた。
■メインスタンド側ではラジコンで実車さながらの熱いバトル
一方のメインスタンド側のイベント広場では、ラジコンレースの最高峰「KYOSHO TROPHY2009 in SUPER TEC」が開催された。使用するラジコンカーは、1/10GPツーリングカーで、15クラスのエンジンを搭載した4WDマシン。トランスミッションに2速ATを搭載し、最高速は約50km/h。屋外に設けられたコースのため、こちらもウェット路面でのレースとなったが、参加者はタイヤウォーマーでタイヤを温めるなど、実車さながらの熱いレースを繰り広げていた。また、同広場では、高木虎之助氏がプロデュースする子供向け「キッズカート教室」や「ソープボックス乗車体験」なども行われていた。
■レースを120%楽しむためのイベントもいろいろ
レースをより楽しむためのイベントも充実していて、「サーキットサファリ」では、2台のバスに90名の参加者が乗車し、松田次生選手と平手晃平選手が同乗してサーキットの中を走行。プロドライバーの解説を聞きながら、すぐそばを走り抜けるスーパー耐久マシンを間近に見ることができた。また、松田選手と平手選手は、パドックラウンジで、トークショーや撮影会、ゲーム大会といったファンサービスも行っていた。
ピットウォークも人気が高いイベントの1つ。決勝前で緊張を強いられるドライバー達も、このときばかりは終始にこやかで、ファンとの交流を楽しんでいた。ほかにもレースクィーンによるダンスが行われたり、ファン向けのプレゼントが配られたりとチームごとにもさまざまなファンサービスを行っており、ドライバーやマシン、レースクィーンとの距離をずっと近くに感じることができる。
このほかにも、20名限定だが、日本レース写真家協会(JRPA)の協力の下、普段はプロカメラマンしか立ち入れないコースサイドでの撮影が行える講習会が開催された。こちらの模様は関連記事をご覧いただきたい。
(瀬戸 学)
2009年 8月 6日