レスポンス、QRコード経由で燃費の自動入力が可能な「e燃費PREMIUM」
テクトム製「燃費マネージャー」との連携機能を装備

e燃費PREMIUM画面

2010年1月28日発売
2万7800円(燃費マネージャー)
月額210円



 レスポンス(アイ・アール・アイ コマース アンド テクノロジー)の携帯電話による燃費管理サービス「e燃費」。スタンドでの給油ごとに、給油量、走行距離などを入力して燃費を管理し、他人との燃費比較ができるサービスで、現在50万人の登録ユーザーがいると言う。

 他人との燃費比較は興味深く、すでに利用したことのあるユーザーも多いと思うが、毎回必要なデータを入力するのは、なかなか面倒な作業であったことも事実だ。

 1月28日からサービスを開始する「e燃費PREMIUM」は、その入力作業の手間を軽減できるほか、より詳細な燃費比較などが行えるようになる。e燃費PREMIUM用にカスタマイズされたテクトム製の瞬間燃費計「燃費マネージャー」(FCM-2000)をあらかじめ車両に取り付けておけば、1回の走行を終えるごとに(イグニッションをOFFにするごとに)QRコードが表示され、それを携帯電話で読み取ることで入力作業が終了する。

テクトムの燃費マネージャー。e燃費PREMIUMで用いられるのは、ファームウェアを変更した特別版1回の走行が終了すると、2つのQRコードが表示される。このQRコードを携帯電話で読み込む
総合評価のほか、個別の項目などについての走行分析をすることも可能。燃費ランキングもe燃費同様に見ることができる

 燃費マネージャーが出力する項目は、燃費、アイドリング率、アイドリングSTOP率、近距離走行回数など。e燃費PREMIUMで使われる燃費マネージャーは、市販のものとはファームウェア(基本ソフト)が変更されており、より詳細なデータを出力するようになっている。

 出力は走行後、燃費マネージャーの画面にQRコードが2つ表示され、その両方を携帯電話で読み取ることでe燃費PREMIUMのセンターにデータが送信される。データ送信後、e燃費PREMIUMを携帯電話で閲覧すると、走行の平均燃費などの項目のほか、詳細な項目についての評価が最高5つ星で表示される。

 この評価は、e燃費PREMIUMに参加しているユーザー同士での相対評価となり、上位7%に入ると5つ星が表示される。当然ながら車種により有利不利は発生するものの、サービス開始時点では、参加者が少ないため車種ごとの相対評価は行われない。参加者が増えてきた時点で、随時評価方法などはアップデートしていくと言う。

 このe燃費PREMIUMに参加するには、月額210円のサービス料のほかに、燃費マネージャーが必要となるが、燃費マネージャーは2万7800円(通常価格3万2800円)と特別価格が設定されており、燃費に興味のある方は検討してみるのもよいだろう。

燃費マネージャーは、自己診断用の国際規格コネクターに接続する。近年の国産車であれば、ダッシュボード下部に設けられていることが多い。ただし、データの読み出しを行えない車種もある

 燃費マネージャーは、車両に装備されている自己診断用の国際規格コネクターを利用するため、対応できない車種もある。購入に関する詳細などについては、e燃費限定販売先行予約開始受付メールアドレス(pre-yoyaku@iri-ct.co.jp)まで確認のこと。


(編集部:谷川 潔)
2010年 1月 26日