NEXCO中日本、東名高速 足柄SAに「EXPASA足柄」をオープン 11月28日までグランドオープン記念イベント開催 |
NEXCO中日本(中日本高速道路)と中日本エクシスは11月25日、東名高速上下線の足柄SA(サービスエリア)に、複合商業施設の「EXPASA足柄(エクスパーサ足柄)」をグランドオープンする。すでに多くの店舗が運営を始めているが、今回新たに4つの店舗が加わり、すべての施設がオープンすることになる。また、グランドオープンを記念して28日までの4日間、グランドオープンイベントを開催する。
EXPASAとはサービスエリアやパーキングエリアを意味するPASAに「外へ」「超越」が語源となるEXCEED、EXCERIORのEXを付けた造語。これまでの通過点であったSAから、目的地となるようなSAにすることを目指していると言う。
25日に新たにオープンするのは、上り線では宿泊施設と入浴施設を備えた「レストイン時之栖」と食事処の「レストラン時之栖」。下り線では食事処の「足柄の森レストラン」とえびせんべいの専門店「えび伝茶屋」の4店舗。これにより上り線で20店舗、下り線で24店舗となる。
■上り線
■下り線
有名ブランドから地元のお店まで、バリエーションが豊かだ |
EXPASA足柄では地元の人にも利用してもらうため、外部の一般道からもアクセスできる駐車スペース「ぷらっとパーク」を用意。約40台が駐車でき、ガソリンスタンド以外のすべての施設を利用することができる。
一般道からアクセスできる駐車場のぷらっとパーク。左が上り線、右が下り線のもの |
愛犬家のための施設を充実させているのもEXPASA足柄の特長で、下り線には今回新たに大型犬向けのドッグランを追加している。さらにすでにオープンしているが、SAとしては初めて愛犬を同伴可能としたドッグカフェ「Huladog(フラドッグ)」もある。フラドッグでは、愛犬向けの食事も販売されるほか、隣には中・小型犬用のドッグランも併設する。
上り線でも中・小型犬用のドッグランを設けたほか、レストラン「ロータスガーデン」のオープンテラス部では、愛犬を連れての食事もできるようになっている。また、上下線とも各所に愛犬を繋いでおけるポールが用意されている。
足柄SAと言うと、地下200mからくみ上げた「足柄の水」も有名。富士山の高所に30年以上前に降った雪や雨でできた地下水だと言い、水を自由に持って帰ることができるほか、EXPASA足柄のレストランなどでも使われている。
以前からあった足柄の水は現在も利用できる。ボトルを持参して来る人がたくさん見受けられた | 上り線からも天気がよければ富士山を間近に見ることができる |
グランドオープンイベントでは、期間中の4日間、足柄SAでのお買い上げレシート1000円ごとにネットへのたまご詰め放題を行う。下り線では10時30分から行い先着100名(平日は50名)、上り線では13時30分からで先着150名(平日は100名)までとなる。また27日には下り線で和太鼓やハンドベル、ピアノ演奏などが行われる足柄音楽祭を開催。28日には上り線でジャズ生演奏や尺八演奏を行う。
(瀬戸 学)
2010年 11月 25日