第3回アバルトデイズに「バンビーナ・アランチア」登場 |
愛知 チンクエチェント博物館の主催で、フィアット グループ オートモビルズ ジャパンが協賛する事実上のアバルト公式イベント「アバルトデイズ」は、2010年4月に初開催。その後、昨2011年4月に第2回の開催が予定されていたものの、東日本大震災の影響で延期。期間を第1回の2日間から1日に短縮し、メイン会場も震災の都合で芝生広場が使用不能となったニューウェルサンピア沼津から御殿場に移した縮小型イベントとして、2011年秋に挙行されることになった。
しかし、今年4月21~22日に開催された第3回は、アバルトデイズ本来の姿に戻った完全版。また、昨年11月15日(アバルトの開祖カルロ・アバルトの生誕日)に発足した愛好家クラブ「クラブ・アバルト」の協賛も得て、2年ぶりの本格イベントとなった。
今回のアバルトデイズは、第1回と同じく初日が箱根・伊豆周辺のワインディングロードを堪能するドライブラリー。その夜にウェルカム・パーティを行い、翌日にはさらに多くのアバルト車を集めてのミーティングが行われた。また、同じく2日目にはアバルト「500」と「500C」、そして「695 トリブート・フェラーリ」の新車試乗会も開催され、新旧アバルトをたっぷり満喫できる2日間となったのである。
ここまでの基本スケジュールは2年前の第1回となんら変わらないのだが、今回はさらに大きなサプライズがあった。今年4月14日に開通した新東名高速道路のプロモーションを行うために製作された2台のアバルト500C、通称「アランチア」が、PRガールのバンビーナ・アランチア4名のドライブで、2日目のミーティング会場に現れたのだ。
ミーティング会場に並んだ参加車たち | アランチアとバンビーナ・アランチアはここでも大人気 |
初日はドライブラリー。写真左はゴールする「500イタリア150周年記念車」と「695 トリブート・フェラーリ」 |
アランチアとは、ネクスコ中日本のイメージカラーであるオレンジのイタリア語。その名のとおり、外装をオレンジ基調のカラーでラッピングするだけでなく、インテリアのレザーもオレンジ色に張り替えられたアバルト500Cが2台のみ製作された。そしてアバルト500Cを使用している縁で、今回のアバルトデイズへのサプライズ参加が実現したとの由である。
限定版のプラモデル(神奈川・静岡エリアの東名/新東名のSA/PAや、ネクスコ中日本オンラインショッピングで購入可能)化もされているアランチア500Cと、キュートで元気一杯のアランチア・バンビーナたちは、当然ながらアバルトデイズにおいても大人気。記念写真を一緒に撮るためにエントラントたちの行列までできる盛況ぶりに、残念ながら冷たい雨に見舞われてしまった2日目のイベント会場は、大いにヒートすることになったのである
(武田公実)
2012年 5月 8日