首都高、八重洲線の一部区間を7月8日から1年8カ月間通行止めに
都心環状線汐留出入口~東京高速新橋出入口間。環状2号線整備のため

2012年5月16日発表



 首都高速道路は5月16日、八重洲線の一部区間(都心環状線汐留出入口~東京高速道路[KK線]新橋出入口)を7月8日6時~2014年2月まで通行止めにすると発表した。

 環状2号線は江東区有明と千代田区神田佐久間町を結ぶ道路で、現在、江東区豊洲~港区虎ノ門の区間を整備している。この区間が完成すると、臨海副都心と都心を結ぶ道路が多重化され、晴海通りの渋滞が緩和されることが期待される。

 環状2号線と八重洲線は、汐先橋交差点で交差する。八重洲線は高架で、環状2号線は地下を通るが、この際、八重洲線の橋脚の地下構造物が障害となるため、八重洲線の該当部分の架橋を撤去し、新たに環状2号線を避ける形で橋をかけ直す。工事期間中は八重洲線を通行止めにする必要がある。

 なお工程短縮を検討しており、秋頃にその結果を知らせるとしている。

 首都高速は、都心環状線への迂回を呼びかけている。通行止め期間中も汐留出入口と新橋出入口は利用可能。

 また、都心環状線から八重洲西駐車場や日本パーキングセンターを利用する場合は、汐留出口から東京高速道路(KK線)新橋入口まで街路を経由して乗継ぐ。汐留出口で乗継券を受け取るか、ETCレーンを通過し、30分以内に西銀座料金所を通過すれば乗継ぎは無料となる。

 さらに、都心環状線京橋出口や呉服橋出口などを利用すると、入口により通行料金が変わる場合があるとしている。

工事の概要。八重洲線の橋脚を撤去し、環状2号線のトンネルを避ける位置に新設する
赤が通行止め区間。都心環状線を迂回路として使用するよう呼びかけている

(編集部:田中真一郎)
2012年 5月 16日