ビー・エム・ダブリューは「X3 xDrive28i」のエンジンを変更したほか、「X3」全車にECO PROモード付きドライビング/パフォーマンス・コントロールを追加して、22日に発売した。

　X3は3月に国内発売されたミドルクラスSUVで、X3としては2代目。

　xDrive28iは従来は直列6気筒DOHC3リッター自然吸気エンジンを搭載していたが、これを直列4気筒DOHC 2リッター直噴ツインスクロールターボに変更。またアイドリングストップ機構「エンジン・オート・スタート/ストップ」が追加された。

　従来のエンジンは最高出力190kW（258PS）/6600rpm、最大トルク310Nm（31.6kgm）/2600-3000rpmだったのに対し、新エンジンは180kW（245PS）/5000rpm、350Nm（35.7kgm）/1250-4800rpmになった。JC08モード燃費は13.6km/Lで、従来より約36％改善されている。これにより、エコカー減税で自動車取得税と重量税が免税となるほか、エコカー補助金が適用される。

　なおX3 xDrive20iも直列4気筒DOHC 2リッター直噴ツインスクロールターボを搭載するが、こちらは出力とトルクが135kW（184PS）/5000rpm、270Nm/1250-4500rpmとなっている。

　また、X3の全モデルに、ECO PROモード付きドライビング・パフォーマンス・コントロールが装備された。ドライビング・パフォーマンス・コントロールはエンジン・レスポンス、トランスミッションの変速制御などを「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ・プラス」「ECO PRO」に切り替えることができるシステム。

　ECO PROは燃費重視のモードで、エンジンとトランスミッションを制御するほか、エアコンやシートヒーターの作動を抑える。また、燃費のよい走行をするためのヒントや、エコ走行により伸びた航続距離の情報を「ボーナス・マイレージとしてディスプレイやメーターパネルに表示する機能を備える。