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BMW、部分自動運転を可能とした「ドライビング・アシスト・プラス」を搭載する新型「X3」
高速走行時や渋滞時に運転をサポート
2017年10月19日 15:06
- 2017年10月19日 受注開始
- 639万円~710万円
ビー・エム・ダブリューは10月19日、新型プレミアムミドルクラスSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)「X3」の受注を開始した。価格は639万円~710万円で、12月より納車を開始する。なお、「xDrive20i」の納車は2018年2月以降を予定している。
ラインアップには、直列4気筒 2.0リッターBMWツインパワーターボエンジンを搭載したモデルのほか、直列4気筒 2.0リッターBMWディーゼルツインパワーターボエンジンを搭載したモデルを設定し、トランスミッションに8速ATを採用。それぞれのエンジンに対して、ラグジュアリーでスタイリッシュな「xLine」、スポーティなデザインとドライビングの「M Sport」を用意している。
標準装備されている運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」は、ルームミラーにステレオカメラを内蔵し、ミリ波レーダー・センサーをフロントに3基、リアに2基装備することで、日常走行域での急停止や飛び出しなどを判断し警告するとともに、夜間や悪天候下でも安定して検知することができるようにしている。
また、機能の1つの「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」では、カメラが車線と前方車両を検知してステアリングに操舵力を加えることで、高速走行時に車線の中央付近を走行しやすいようにサポート。渋滞時は先行車追従走行をサポートして走行時の安定性と利便性を向上するなど、将来完成する自動運転技術を部分的に実現したとしている。
そのほかにも、4つのセンサーで車両側面の交通状況を監視して、側面衝突の危険性が高まった場合にステアリング操作に介入して衝突を回避する「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション」、駐車スペースからクルマを動かす場合や視界のわるいT字路などで横切る車両や歩行者などとの衝突の危険を検知した場合に、コントロール・ディスプレイに警告表示を行なう「クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リア)」などの機能も搭載している。
一新されたエクステリアでは、大型化したキドニーグリルがフロントデザインに立体感を持たせ、存在感のある六角形のヘッドライトやワイドでスポーティな印象を強調するエア・インレットを採用。ボンネットに入ったラインがSAVの屈強さとダイナミックさを主張している。
サイドボディには2本のキャラクターラインが彫り込まれているほか、新しくエア・ブリーザーを採用して、空気抵抗を低減させるだけではなく、立体感と存在感を与えている。
インテリアではクローム加飾を効果的に採用し、リアのドアパネルやセンターコンソールなどに「X」や「X3」のエンボス加工を施すことで、Xモデルの個性を主張。装備面では、音声認識やタッチ・スクリーンが搭載された最新の「iDriveナビゲーション・システム」や、BMWが提供する総合テレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」が標準装備されている。