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STI、鈴鹿サーキットに「BRZ tS コンセプト」を展示

間もなく発売!? 開発担当者の森氏にも会える

BRZ tS Concept(コンセプト)

 STI(スバルテクニカインターナショナル)は、8月17日~18日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)に、間もなく発売されると見られている「BRZ tS Concept(コンセプト)」を展示している。

BRZ tS コンセプトの開発を担当する森宏志氏。最新作は先頃完売となったSTI「WRX STI tS TYPE RA」

 BRZ tS コンセプトは、これまでSTIが手がけたtSシリーズと同様、主に足まわりやインテリアを変更することで、同社の掲げる“強靭でしなやかな走り”を追求するモデル。エンジン関係の変更はなく、STIフレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナーなどでステアリングを操作した際の初期応答性を向上させているという。

 タイヤは18インチ化するとともに、ミシュランのパイロット スーパースポーツの225/40 ZR18を前後に装着。コーナリングパワーを増大させ、ブレンボ製ブレーキ(フロント 4ピストン、リア 2ピストン)によってストッピングパワーも増強している。

 インテリアも、走りをより感じさせるものに変更。中央部がアルカンターラ貼りとなったレカロ製バケットシート、STI製本革巻ステアリングホイール、専用スポーツメーターなどを装備する。

 この特別展示は、8月4日の富士スピードウェイに続くもので、一般公開は2度目。SUPER GT第5戦の開催にあわせて行われており、GPスクエアにあるスバルブースに展示されている。スバルブースには、2代目~3代目インプレッサのPGM(プロジェクト・ゼネラルマネージャー)を務め、今はSTIでBRZ tS コンセプトをはじめカスタムカー開発を担当する森宏志氏がいることも多いとのこと。

 森氏に発売時期を確認したところ「間もなく」とのことなので、このコンセプトカーの仕上がりも最終形に近いと思われる。BRZ tS コンセプトが気になる方は、SUPER GT第5戦を開催中の鈴鹿サーキットを訪ねてみてほしい。

ポールポジション記者会見より。右からBRZ GT300を駆る井口卓人選手、佐々孝太選手、山野哲也選手。奥2人は、GT500でポールポジションを獲得した MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ選手、柳田真孝選手。いずれもBRZ tS コンセプトと同様、ミシュランタイヤを装着するチーム
決勝へ向けマシン整備を行うSTIチーム

 なお、予選日である本日(8月17日)、スバル BRZはGT300クラスのポールポジションを獲得。明日の決勝はGT300クラスの最前列からスタートすることになる。

(編集部:谷川 潔)