2013年の車名別販売ランキングで乗用車は「アクア」、軽自動車は「N-BOX」が首位

　自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は1月9日、2013年12月、および2013年通年の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表した。

「フィット」が3カ月連続で2万台以上を販売して首位

3カ月連続で2万台以上を販売したホンダ「フィット」

　2013年12月の乗用車車名別販売台数は、2万2573台を販売して3カ月連続で「フィット」が首位。1万台超となったのは4位の「カローラ」まで。ランキングは7位の「ヴィッツ」まで不動であり、2013年11月に前年同月比1019.6％の4527台を販売した「オデッセイ」がさらに数値を高め、前年同月比1264.1％の5006台で7位に入り、「インプレッサ」はランク外の11位となっている。

2013年の年間普通車車名別販売台数トップは26万2367台で「アクア」

2位のトヨタ「プリウス」も25万台以上を販売している

　2013年の年間普通車車名別販売台数は、2009年から4年連続で首位となってきた「プリウス」を8656台上まわって「アクア」がデビュー後初の年間首位となった。上位5台が10万台を超えているのは2012年と同じだが、2012年9月に新型モデルとなった「ノート」、2013年8月にハイブリッドモデルを追加した「カローラ」が2012年の「フリード」「ヴィッツ」と入れ替わって4位、5位となっている。前年比で目立つのは276％と躍進した「クラウン」で、2012年の26位からベスト10入りを果たしている。

1万9211台を販売して「タント」が首位を奪取

ダイハツ「タント」

　2013年12月の軽自動車車名別販売台数は、11月に僅差で2位となった「タント」が1万9211台を販売して首位を獲得。1万台超えとなったのは5位の「ミラ」まで。7位には11月22日に発売されて12月に8600台を販売した「N-WGN」が入っている。この「N-WGN」発売後も「N-BOX」「N-ONE」の販売台数が落ち込むような気配はなく、Nシリーズによってホンダが軽自動車市場でシェアを拡大していることが読み取れる。

2013年の年間軽自動車車名別販売台数トップは23万4994台で「N-BOX」

　2013年で年間軽自動車車名別販売台数のトップになったのは、2年連続で20万台以上となる23万4994台を販売した「N-BOX」。2位には2012年に21万台以上を販売した「ミラ」に代わり、同じダイハツの「ムーヴ」が20万5333台で続いている。3位は2012年と同じ「ワゴンR」、2012年の首位だった「ミラ」は15万7276台で4位まで後退している。また、8位の「スペーシア」までが10万台以上を販売しており、軽自動車の好調ぶりが現れる結果となった。

ホンダ「N-BOX」

ダイハツ「ムーヴ」

スズキ「ワゴンR」

【お詫びと訂正】記事初出時、記事内にある一部の西暦表記が間違っており、数値抜けがありました。お詫びして訂正させていただきます。