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Car Watch、タミヤ出版社対抗「ネオ マイティフロッグ」レースに参戦し6位を獲得
1位はホビーの帝王アカザー氏がドライブする週刊アスキー
(2014/4/8 14:27)
3月1日に発売となったタミヤの1/10電動RCカー「ネオ マイティフロッグ」。組み立てキット(プロポなど別売)の価格も1万円を切り、またリア駆動の2WDバギーであることから、手軽に遊べるRC入門カーとして最適と言える。
そんな入門RCカーを使った出版社対抗レースをタミヤが開催するというので、Car Watchも参戦してきた。レースは東京 お台場のメガウェブに特設コースを設ける形でタミヤRCカーグランプリの1プログラムとして3月30日に開催された。
参加出版社は12社、そしてその中には強豪の名前も
タミヤに出版社対抗レースへの参戦表明したところ、タミヤ広報部から1/10電動RCカー「ネオ マイティフロッグ」と、バッテリー&プロポセットが送られてきた。レギュレーションの統一ということから届いたバッテリー&プロポを使っての参戦となり、ネオ マイティフロッグのボディーにはオリジナルペイントが必須だという。
オプションパーツを使った改造はよいが、モーターなど直接駆動にかかわる部分は不可。とはいえ、記者は3月後半に海外出張が入っており、営業のS君に組立を任せて3月29日に帰国した。
29日に帰国してそのまま会社へ。机の上を見るとかっちょよくペイントされたネオ マイティフロッグが置かれていた。プラスチックベアリング(プラベア)をボールベアリングに交換したのが唯一のチューンアップ。29日は土曜日のため社内には誰もおらず、動作確認だけをして翌日の出版社対抗戦に挑んだのであった。
ゆるゆるとお台場に向かい、出版社対抗レースの受け付けをすませ参加チームを確認。この時点までどのチームが参加するのかも、何チームが参加するのかも知らされておらず、まったく対戦相手が分からない状態だった。で、リストを見せてもらってびっくり。なんと、週刊アスキーのアカザー氏(週アス連載「カオスだもんね!」の赤澤賢一郎氏、ケンちゃんとも)が参戦するではないか。アカザー氏は一部で“ホビーの帝王”と言われており、タミヤミニ四駆の出版社対抗3連覇など輝かしい(?)経歴を誇っている。そのほか、アスキーにRCブームを作り出した“ほえほえ新井”こと新井氏(ファミ通App)や、いつもサーキットで会う末岡氏(ASCII.jp)の名前も見受けられる。Car Watchを含め12媒体の参戦となっていた。
タミヤのRCは40周年
タミヤのRCは、2014年に発売40周年を迎えるという。最初の記念すべき製品は1/16電動RC「M4シャーマン 105mm」で、戦車模型で知られるタミヤだけあって戦車のRCだった。その後1976年に1/12電動RCカー「ポルシェ934ターボRSR」を発売すると、これが爆発的に大ヒット。以降、電動RCカーがラジコンの主流へと躍り出た。メガウェブで行われたタミヤRCカーグランプリには、そんなタミヤの歴史を振り返るコーナーや、電動RCの開発者である滝博士のトークショーも設けられていた。
コンデレ、予選、そして決勝へ
出版社対抗レースも、通常のタミヤRCカーグランプリと同様、コンクールデレガンス、予選レース、決勝レースというフォーマットで行われた。コンクールデレガンス、通称コンデレは、マシンの仕上がりを競うもの。いかに素敵なマシンに仕上げたかがポイントだ。Car Watch号の仕上がりはよかっただけにこれには少し自信があったのだが、選者が女性スタッフとなったためか、かわいい系のマシンが選ばれたようだ。がっくし。
気を取り直して予選へと挑む。RCカーで遊ぶのは前回のサッカー大会に続きほぼ1年ぶり、ガチなレースとなると記憶の彼方だ。前回のサッカー大会に関しては、下記の記事を参照していただきたい。
●タミヤ「RCサッカー 新橋カップ」にCar Watch&GAME Watchチームで参戦
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130305_590351.html
出版社対抗レースは参加12チームとなっているため、予選の上位6チームが決勝Aメインへ、下位6チームが決勝Bメインへと振り分けられる。気合いを入れて予選へと挑んだものの、記者は予選を1ラップのタイムを競うものだと思っていたため出遅れ。1周目の途中でレース形式と気がついたものの後の祭り、4位で終えることになった。
ちなみに予選上位3チームは、1位ワンダードライビング、2位週刊アスキー、3位グッズプレスという並び。無事Aメインへ進めたため、6位以上は確定したわけだ。
迎えた決勝。レース時間は5分。1コーナーの混乱に巻き込まれないように(あわよくば上位陣の総崩れを狙って)ゆっくりとスタートをする。この作戦は完全に失敗し、単にまわりに置いて行かれるだけの結果に。なんとか立て直そうとするにも、ジャンプ台ではコケ、コーナーでは前輪のグリップがあまりなくどアンダーで向きが変わらない。かといって速度を緩めると、前には置いて行かれる結果に。結局、Aメイン6台中6位という結果で決勝を終えることになった。
1位:週刊アスキー 31周/5分3秒804
2位:ワンダードライビング 30周/5分8秒315
3位:グッズプレス 27周/5分0秒170
4位:ASCII.jp 25周/5分19秒535
5位:KURUMAG 24周/5分7秒826
6位:Car Watch 24周/5分10秒473
予選でAメインに入っていたおかげで6位になったようなもので、まったくもって残念な結果に。とくにトップのアカザー氏からは7周遅れと、「えっと、それ同じクルマですか?」という状態。週刊アスキー号は本体価格の数倍のオプションパーツを投入しているとはいえ、「オプションパーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる!!」ということにはまったくならなかった。
久々にガチなレースに参戦してみて思うのは、レースに取り組む姿勢は大切だということ。優勝したアカザー氏は、カーペットコースを想定してタイヤを交換、細かな車高調整までして挑んでいる。そのノウハウが注ぎ込まれ、Aチューンが施されたASCII.jpのマシンは、アンダーステアなど発生していなかったようだ。
この出版社対抗レース、タミヤ広報の山本氏によると、今後4戦予定しているそうなので、次回はもう少し練習してレースに参戦するとともに、オプションパーツに頼って性能向上を図ってみたい。少しでも上位に食い込めるよう頑張りたいところだ。
●タミヤRCカーフェスティバル開催予定日
6月28日~29日
8月23日~24日
10月4日~5日
12月13日~14日