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マツダファクトリーチーム“人馬一体”が見事優勝した「メディア対抗ロードスター耐久レース」

Car Watchチームはガス欠もなく13台中8位

2015年11月10日開催

 静岡のタミヤサーキットにおいて開催された「メディア対抗ロードスター耐久レース」。60分間耐久レース開始後60分を超え。トップでゴールしたのは、マツダのファクトリーチーム“人馬一体”だった

 このレースは、タミヤが11月28日に発売する1/10 RCカー「マツダ ロードスター」を用いたもので、今回が初開催。1/10 RCカー ロードスターの組み立て済みキットを使って、チューンアップ不可のイコールコンディションで行われた。

スタート前の記念写真。向かって右側の集団はレーシングスーツを着込んでおり、なんだか気合いが違う
実はレーシングスーツを着込んだ集団はマツダの人馬一体チーム。実車もRCカーもスケールモデルもよろしくとのことでした
Car Watch号は4耐参加マシンのデザインで参戦。デザインは4耐車と同様、カーラッピングを幅広く手がける「YMG1(ワイエムジーワン)」(http://yamaga-net.co.jp/)にお願いした
4耐のゼッケン「64」から、出版社対抗のゼッケン「6」へと変更
4耐車と違うのは、4耐車ではタミヤのシールが貼ってあるのに対し、RCカーでは貼る時間がなかったこと。タミヤのスタッフにはさすがに気がつかれた
タイヤは実車で使用しているブリヂストン「POTENZA」ではなく、タミヤ製「S-GRIP」
シャシーはFFのM-05シャシー
フロントまわり。サスペンションはダブルウイッシュボーン

 レースは開始直前の雨によりウェットスタートとなったものの、幸い雨はそれほど強くならず、路面はウェットから徐々にドライ路面へと移行。スタートから1時間後のゴール時には、ドライコンディションとなっていた。

 周回数は13の参加チーム全部が100周を超え、1位のマツダチームは155周をクリア。2周差の153周で2位になったのは電撃ホビーウェブ、3位は142周のCARトップだった。

スタートシーン。そしてお約束のスタート直後の混乱
スタート直後の混乱に巻き込まれることなく快走するCar Watch号
右端の本気度抜群なマツダチーム
白熱の戦いが繰り広げられた
1回目のピットストップ後Car Watch号にトラブル発生。Tカーに交換してレースを続けることとなった。雨対策をしていなかったのが敗因
たまにはひっくり返ったり
インからパス

 Car Watchチームは、スタート後最初のバッテリー交換でトラブル発生。濡れた路面を走っていたせいかスピードコントロールを司るESCが反応しない状態(おそらく水が入ったものと思われる)になり、前に進むことができなくなった、タミヤスタッフの手によってTカー(予備シャシー)に変更してもらい再スタートをしたものの、ピット作業時間が長かったため、序盤は最下位に沈んだ。

 その後、安定してラップを重ねることで順位を回復、最後は無事に8位で完走することができ、実車ロードスターを用いた4時間耐久レースのCar Watch号よりも上位でゴールインとなった。

 テレビ「タミヤRCカーグランプリ」でさんざん見たタミヤサーキットを走った感想は“広くて走りやすい”というもの。快適な路面、独特の三角レイアウト、広いコース幅など、走らせていて本当に楽しい。東京ではRCカー専用コースが少なくなっている状況だけに、近くに素晴らしいサーキットのある静岡の人がうらやましい。

 また、1/10 RCカー ロードスターも、ほぼぶっつけ本番、しかも最初はウェット路面で走らせることになったが、FFのマシンのためか安定してコーナリングすることができた。実車はFRレイアウトで運転の楽しさを追求しているが、タミヤは誰もが運転(操作)しやすいFFレイアウトを選択。RCカーのファン層拡大を重視しているのだろう。

ホビーの帝王ことアカザー氏は、電撃ホビーウェブチームから参戦。見事2位を獲得していた
ゴールシーン。1位はマツダの“人馬一体”チーム
本気度が違う。何事にも本気で取り組むのがマツダ
最後に優勝したマツダ“人馬一体”チームを囲んで記念写真

 ロードスターオーナーはもちろん、運転も容易で組み立て済み完成キットもあるため、初めてRCカーを楽しみたいという人にもお勧めなのが1/10 RCカー「マツダ ロードスター」。11月28日の発売日以降、模型店や専門店でチェックしてみていただきたい。

(編集部:谷川 潔/Photo:安田 剛)