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ヨコハマタイヤ、氷上性能と省燃費性能を高めた新スタッドレスタイヤ「iceGUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)」

iceGUARD 5比で氷上制動性能を7%向上、転がり抵抗を7%低減

2015年8月1日から順次発売

オープンプライス

 ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)は、乗用車用スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD(アイスガード)」の新製品「iceGUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)」(製品名:アイスガード アイジーゴジュウ)を、8月1日から順次発売する。発売サイズは135/80 R13 70Q~265/35 R19 94Qの全104サイズ。価格はオープンプライス。

 今回のiceGUARD 5 PLUSでは、従来品となる「iceGUARD 5(アイスガード ファイブ)」の「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」の3コンセプトを継承しつつ、スタッドレスタイヤで特にニーズが高いという氷上性能と省燃費性能のさらなる向上を目指した。開発にあたっては北海道の自社テストコースをはじめ、日本各地で走行テストを行い、冬のさまざまな凍結路面で優れた制動性能を発揮するタイヤに仕上げたという。

 氷上性能では、従来の「新マイクロ吸水バルーン」「ブラックポリマーII」に加え、従来比で最大30倍の大きさとなる素材そのものがゲル状で柔らかい「エボ吸水ホワイトゲル」を新採用。これにより路面への密着性を高めるとともに、スリップの原因となる氷表面の水膜吸水率をiceGUARD 5に比べて20%向上。また、トレッドパターンはIN側で氷上性能、OUT側で雪上性能を発揮する従来品の非対称パターンを継承し、進化した「スーパー吸水ゴム」との相乗効果により氷上制動性能はiceGUARD 5比で7%向上させた。

 省燃費性能においては、新開発した「低発熱ベースゴム」をトレッド下層に新採用し、タイヤの剛性を保ちつつ、エネルギーロスを低減させることに成功。また、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の先進サイドプロファイル技術である「たわみ制御プロファイル」を継続採用したことなどにより、ころがり抵抗をiceGUARD 5比で7%低減することに成功。同社の低燃費タイヤと同レベルの性能を実現したとしている。

発売サイズ

(編集部:小林 隆)