ケンウッド、NFC通信やFLACフォーマットに対応するカーオーディオ製品2016年モデル

DDX6016W

　ケンウッド（JVCケンウッド）は、車載用のオーディオヘッドユニットやカスタムフィット・スピーカーなどの2016年モデル計12製品を発表。オーディオヘッドユニットは2016年1月下旬から順次発売し、価格はオープンプライス。カスタムフィット・スピーカーは2016年2月下旬発売で、価格は1万2000円～3万円（税別）。

2DINセンターユニット「DDX6016W」「DDX6016」「DDX3016」

　2DINセンターユニットの新製品「DDX6016W」「DDX6016」「DDX3016」では、ワイドコンソールモデルのDDX6016WとDDX6016で7.0V型ワイドタッチパネルVGAモニターとスライドパネル機構を採用。DDX3016では6.2V型ワイドタッチパネルVGAモニターを搭載する。DDX6016Wは200mm幅のワイド2DIN車両の対応品として、右ハンドル車のドライバー側になる右側に操作パネルをレイアウトして使い勝手を高めている。また、新たにワイドFM（FM補完放送）に対応したFM/AMチューナーを搭載し、AM番組をノイズの少ないFM放送でクリアに聞くことができる。このほかに新機能として、乗員位置に合わせて最適な音場が設定できる「タイムアライメント機能」、車内の状況や好みに合わせて周波数レベルをきめ細かく調整可能できる「13バンドイコライザー」などを採用している。

2DINヘッドユニット「DPX-U730BT」「DPX-U530」

DPX-U730BT（200mmエスカッション装着時）

　2DINヘッドユニットの新製品「DPX-U730BT」「DPX-U530」では、可逆圧縮方式の音声ファイルフォーマット「FLAC」に新対応。USB接続で原音に忠実な音質での再生を実現するFLACの音楽を楽しめる。また、それぞれの本体サイズは幅180mmだが、200mm幅のワイド2DIN車両での装着時に使うる専用デザインの｢200mmエスカッション｣を同梱。すっきりとしたデザインで内装とのフィット感を高めてくれる。

　さらにDPX-U730BTはBluetooth機能に本体フロントパネルと対応スマートフォンなどを近づけるだけで接続を確立するNFC（Near Field Communication：近距離無線通信）を追加して使い勝手を向上。USB端子は1.5A出力に対応し、スマートフォンなどを効率よく充電できるようになった。

1DINヘッドユニット「U410BT」「U350BT」「U310BT」「U400BMS」

U410BT

　1DINヘッドユニットの新製品「U410BT」「U350BT」「U310BT」「U400BMS」では、今回の変更で全製品FLACフォーマットの再生とBluetooth接続に対応。USB端子は出力を1.0Aから1.5Aに高め、スマートフォンなどを効率よく充電できるようになった。

　このほか、U400BMS以外の製品では24bit D/Aコンバーターを採用し、高精度な信号変換によって歪の少ないクリアなサウンドを実現。U410BTは本体左側の音量ダイヤル近くにBluetooth接続をするためのNFCポートを新設し、フロントパネル右側と本体背面にUSB端子を備える「デュアルUSBポート」を採用している。

カスタムフィット・スピーカー「KFC-US1703」「KFC-US1603」「KFC-ST1003」

KFC-US1703

　カスタムフィット・スピーカーの新製品「KFC-US1703」「KFC-US1603」では、パルプや麻などを最適な配分で混合させた基剤に特殊塗装を施して構築した「アドバンスドハイブリッド振動板」を採用。軽さと強度を両立させて歪みを抑え、ダイナミックでパワフルな低域再生を実現する。

　チューンアップツィーターの新製品「KFC-ST1003」では、チタニウム振動板を採用した「25mmハードドームツィーター」により、音の分解性や中高域の再現性、音像の定位に優れた音場感を実現する。