2015年の車名別販売ランキングで乗用車は「アクア」、軽自動車は「N-BOX」が年間首位

21万5525台を販売して2015年の新車販売台数No.1となった「アクア」

　自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は1月8日、2015年12月、および2015年通年の乗用車車名別販売台数と軽四輪車通称名別新車販売速報を発表した。

2015年12月9日発売の新型「プリウス」が首位。15カ月ぶりにスバル車がトップ10入り

4代目「プリウス」

　2014年12月の乗用車車名別販売台数は、2015年12月9日に発売された「プリウス」が1万6406台を販売して首位を獲得。2014年6月から首位の座を守り続けてきた「アクア」は1万5066台の販売で2位となった。1万台以上の販売はこの2モデル。3位は「シエンタ」（8818台）で、4位の「フィット」（8065台）を挟んで5位「ヴォクシー」（7853台）、6位「カローラ」（7668台）と名を連ね、トヨタの好調さが続いている。また、10位は「インプレッサ」（3938台）となり、2014年9月に「レヴォーグ」がランクインして以来のスバル車トップ10入りを果たした。なお、「プリウス」が首位を獲得するのは2013年6月以来となる。

2013年から3年連続で乗用車車名別販売台数の年間首位となった「アクア」（写真は特別仕様車のX-URBAN“Solid”）

　2015年の年間普通車車名別販売台数は、1月～11月1位、12月2位の「アクア」が21万5525台を販売し、2位の「プリウス」（12万7403台）に9万台近い差を付けて堂々の首位。「アクア」は2013年、2014年と3年連続で乗用車車名別販売台数の年間首位を獲得し、軽自動車も含めたトータルでも2015年の販売台数No.1となっている。

　年間3位は11万9846台を販売した「フィット」、4位は10万9027台を販売した「カローラ」となり、この上位4モデルが10万台超の販売台数となっている。また、6位の「ヴォクシー」（9万2546台）、12位の「エスクァイア」（5万9034台）、16位の「ノア」（5万3965台）という兄弟車3モデルを合計すると、販売台数は20万5545台となって首位の「アクア」にも肉薄する数字となる。

「タント」が2014年10月以来の月間トップ返り咲き。2015年の年間トップは「N-BOX」

新しいTV-CMも始まって月間トップに返り咲いた「タント」

　2015年12月の軽自動車車名別販売台数は、1万3374台を販売した「タント」が2014年10月以来となるトップを獲得。2015年の1月～11月に連続トップとなってきた「N-BOX」は1万1899台で2位となった。軽自動車の1万台以上の販売はこの上位2モデル。トップ10のモデルに変化はなく、11月から順位のシャッフルのみとなった。

2013年にも年間トップとなった「N-BOX」が、2015年の年間軽自動車車名別販売台数のトップ

　2015年の年間軽自動車車名別販売台数では12月以外で月間トップとなった「N-BOX」が18万4920台の販売で年間トップを獲得した。「N-BOX」は2011年12月の発売以来、年間販売台数で2012年に2位、2013年1位、2014年2位となっており、安定して高い人気を維持していることが分かる。

　2014年のトップだった「タント」は15万7756台の販売で2位。3位には15万696台で「デイズ」が入り、日産車として初めて年間軽自動車車名別販売台数のトップ3入りを果たした。以下、「ムーヴ」（12万835台）、「アルト」（10万9355台）、「ワゴンR」（10万8107台）と6位までのモデルが10万台以上の年間販売を記録している。