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トライアル世界選手権日本GP 2日目、藤波貴久選手が2日連続の3位に

トニー・ボウが格の違いを見せつけ優勝。次戦はドイツ・ジェフリースで開催

2016年4月23日~24日 開催

トライアル世界選手権日本GP、2日目はトニー・ボウ選手が圧巻の勝利(写真はすべて1日目の様子)

「2016 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー 日本グランプリ」の2日目が4月24日にツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で行なわれ、前日2位に終わったトニー・ボウ選手(Repsol Honda Team)が今季2度目の優勝を果たした。2位は前日優勝のアダム・ラガ選手(TRS Factory)、3位は2日連続表彰台となる藤波貴久選手(Repsol Honda Team)が入った。

 ボウ選手は2日目となるこの日、前日とは打って変わって冴えわたる走りを見せ、5ポイントの失敗はわずか1回のみ。トータルで14ポイント、最終3ラップ目はたった1ポイントの加点のみでまとめあげ、2位のラガ選手に12ポイント差をつける圧倒的な強さで優勝を飾った。ラガ選手は3ラップ目のミスを4ポイントに収めて追い上げを図ったが及ばなかった。

セクション10を攻めるボウ選手
セクション7のラガ選手

 藤波選手は5ポイントを5回記録したものの、計25回のクリーンで最小の加点に抑え、2日連続となる3位。全日本選手権ポイントリーダーの小川友幸選手は前日に続いて9位と、国内組のなかではトップを獲得。黒山健一選手(YAMAHA FACTORY)は2ラップ目まで1桁順位を狙える位置にいたものの、最終ラップで崩れ12位に終わった。

ぬかるみと水流のあるセクション10の藤波選手
セクション8のガレ場を走る小川友幸選手
同じくセクション8の黒山選手

 総合ランキングは、日本グランプリ終了時点でボウ選手が74ポイントでトップ。5ポイント差でラガ選手、さらに16ポイント差でアルベルト・カベスタニー選手(Sherco Factory)が続き、4位に3ポイント差で藤波選手がつけている。今季は残り6戦、11レースが開催予定で、次戦はドイツ・ジェフリースで開催される。

セクション3の崖を登るカベスタニー選手

(日沼諭史)