写真で見る日産「スカイライン クロスオーバー」


 7月に発売された「スカイライン クロスオーバー」は、文字どおりスカイラインをベースとしたクロスオーバーモデル。ラグジュアリークーペとラグジュアリーSUVの融合を特徴としており、上質な内外装のほか、セダンやクーペと同じ新型FR-Lプラットフォームを採用、2WDモデルはFRレイアウトとなる。

 エクステリアは「地を捉え、宙を駆ける」姿をイメージさせたと言う。FRレイアウトを感じさせるロングノーズと、リアは力強さを演出したリアフェンダーのライン、クーペのようなアーチドキャビンが特徴となっている。

 グレードは、2WD、4WDそれぞれの駆動タイプに、内装装備などを充実させた「Type P」が用意され、合計4グレードが販売される。エンジンは全車共通のV型6気筒DOHC 3.7リッターの「VQ37VHR」で最高出力は243kW(330PS)、最大トルクは361Nm(36.8kgm)。組み合わされるトランスミッションはマニュアルモード付電子制御7速ATで、Dレンジで停車中は駆動力をカットして燃費を抑える「N(ニュートラル)アイドル機能」を持っている。

 シートはType Pが本革シートを装備、標準はモケット。カーウイングス対応のHDDカーナビゲーション、BOSEサウンドシステム、ETCは全車標準装備となる。

 撮影車は4WDで上級装備を備えた「370GT FOUR Type P」に、車線逸脱防止システムや前方車両接近警報、前車速追従機能付きのクルーズコントロールなど安全装備をまとめた16万8000円のセットオプションと、サンルーフとルーフレールのセットで14万7000円のオプションを装備する。

ノーズが長めのFR車ベースのクロスオーバー。サイドのプレスラインなどはセダンとは別で、クロスオーバーならではの力強さを演出している。ボディカラーはブリリアントシルバー

 

フロントマスクはスカイラインのイメージを踏襲している車間距離を検知するレーザーレーダーセンサーはバンパー内にある
ヘッドライトはロービームがキセノンプロジェクターフォグランプはバンパー内に装備
ワイパーはフラットタイプ。ウインドー上部には車線逸脱防止システムのためのカメラが配置されるミラーは電動格納タイプ。Type Pはバックに入れると角度が自動変化するサイドのウインカーはフェンダーに配置される
メーカーオプションの電動ガラスサンルーフ。アルミポリッシュ仕上げのルーフレールとセット
アンテナはルーフ後方に配置スポイラーとその中にハイマウントストップランプが装備13年超のクルマを廃車して代替した場合のエコカー購入補助金の対象だが、エコカー減税は対象外
リアはボリューム感を強調。テールランプやストップランプはLEDとなる
リアのウインカーは下部に配置エクゾーストパイプは左右2本出しリアのフェンダーを強調した造形が分かる
ドアノブはメッキ仕上げ燃料はキーやリリースレバーを用いずに開閉できる。キャップホルダーも装備。施錠は集中ロックに連動するエンジンは共通なので駆動方式を表わす「FOUR」のみがバッヂによる差別点となる
V型6気筒DOHC 3.7リッターの「VQ37VHR」を縦置きで搭載225/55 R18のタイヤは2WD、4WDにかかわらず全車共通。アルミホイールも共通デザインのものが全車標準装備。ブレーキは4輪ともベンチレーテッドディスク

 

運転席まわりのデザインはスカイラインのセダンとイメージの共通化を図っているメーターまわりはブルーのイルミネーションと赤の液晶表示
センターコンソールは上からカーナビ、オーディオ、エアコンシフトレバー。トランスミッションは7速ATのみ左側のペダルはパーキングブレーキ
ステアリングの左右にはオーディオやハンズフリー、クルーズコントロールのボタンがあるエンジンはプッシュスタート式。セダンとは逆でステアリングの左側にある
左のコラムスイッチはワイパー類の操作右のコラムスイッチはライト類とウインカー各種安全装置のスイッチとその右下にインテリジェントキーの電池切れなどに対応するキースロット、その下にはETC車載器とボンネットオープナー
センターコンソールには収納が多数シフトレバー手前には左右のシートヒーター操作つまみと、内側はリアシートを電動で倒すためのスイッチコンソールボックス内には電源ソケットがある
カーナビゲーションなどの液晶ディスプレイは一段奥まって設置、手前に操作ボタンがあるオーディオ操作パネル中央にはエンジンオフでも確認できるアナログの時計がある灰皿の場所だが、撮影車は禁煙仕様で小物入れ、シガーライターソケットにはキャップが
運転席には4枚分のパワーウインドー操作ボタンとミラーの操作レバーなど。シートのメモリースイッチもあるエアコンのルーバーはセダンと形状が異なる。トリップメーターのA/B切り替えスイッチはメーターの右下グローブボックスはフタ側に物を収納する
オプションのガラスサンルーフバイザー裏には左右にミラーを装備、ライトも備わるルームライト前にはサングラス収納スペースを備える
運転席。Type Pのためシートは本革シート。カラーはブラック
リアシートは3名乗車、ヘッドルームは必要十分

 

センターにはアームレストを装備アームレストにはドリンクホルダー
シートは電動で戻すことができる。リアゲート側と運転席のセンターコンソールに操作スイッチがある
リアゲートはウインドーの傾斜もあるため、シートを倒さなければ収納スペースはそれほど大きくない
シートを倒せば荷室が一気に拡大する
左右にリアシートの操作スイッチがある。荷室内には電源ソケットも装備される

 

スペアタイヤの空きスペースにはサブウーファーを搭載するCピラー内にもスピーカーを搭載する

 

リアシートは電動で戻すことが可能。運転席からも操作できる

 

Type Pの360度アラウンドビュー。左後ろに障害物があって警告を発しているところバックのときは予測ラインも表示される
フロントグリルのNISSANのエンブレム下にカメラがある。交差点進入時などに周囲の安全確認の補助にも使えるサイドのカメラは左右のミラー下にあるバックカメラはナンバープレートのところにある
メーター内のディスプレイにはさまざまな情報を表示できる。航続可能距離を示したところ明るさ調整も可能走行時間と走行距離など、ドライブに便利なインフォメーションも表示可能
外気温表示瞬間燃費表示平均燃費表示
カーウイングス対応のHDDナビゲーション。ETCとも連動するディスプレイは状態表示としても利用される。ラジオとエアコンの状態を表示しているところカーウイングスの操作
燃費などの情報も表示できる。なお、写真の表示は試乗中のもので、平均燃費は実際に利用した燃費ではないメンテナンス情報を表示させたところ各種情報の表示も可能
テレビは地上デジタル対応

 

ラジオは局名から選局できる。FM/AMとも対応Bluetoothにも対応している

(正田拓也)
2009年 10月 6日