写真で見るアウディ「Q7」


 6月に発売したミッドサイズSUV「Q5」が好調のアウディ。そのQ5の兄貴分である大型SUV「Q7」がマイナーチェンジした。

 Q7は、2003年に「パイクス・ピーク・クワトロ」としてコンセプトモデルが発表され、2005年にQ7として市販された。5085×1985×1740mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3000mmという大柄なボディーに、3列シート7人乗りと2列シート5人乗りを用意する。

 日本に導入されているのは4.2リッターV型8気筒DOHC直噴ガソリンエンジンを積む「4.2 FSI クワトロ」と、3.6リッターV型6気筒DOHC直噴ガソリンエンジンを積む「3.6 FSI クワトロ」の2種類。価格は970万円と740万円で、後者のみ左ハンドルモデルが選べる。

 トランスミッションはどちらも一般的なトルコン式の6速AT。4WDシステム「クワトロ」は、通常は40:60の割合で前後にトルクを配分しているが、状況に応じて65:35~15:85の範囲で配分を変える。

 マイナーチェンジでは、ランプ類にLEDが採用され、フロントマスクとリアゲート、ドアミラーのデザインを変更。エンジンの改良などにより燃費が4.2 FSIで6.7km/Lから7.2.km/Lへ、3.6 FSIで7.1km/Lから7.6km/Lに改善されたほか、ブレーキング時にバッテリーにエネルギーを回生し、オルタネーターの負荷を減らす仕組みも導入されている。

 なお、2010年には3リッターのクリーンディーゼルモデルが加わることが、予告されている。

撮影したのは4.2 FSIクワトロ。車体色はラバグレー・パールエフェクト、内装はパラナットブラウン。バング&オルフセン アドバンスド サウンド システム、ドライブアシストパッケージなどのオプションを装備する

 

弟分のQ5(左)と並べたところ。Q7のほうが一回り大きく、よく見れば顔の厚さやランプクラスターのグラフィックなどが異なる。しかしどちらも近年のアウディのデザイン言語に沿った外観なので、遠目では見間違えることも
標準のアルミホイール。サイズは8.5J×19インチで、タイヤは265/50 R19。3.6リッターモデルは8J×18インチ、255/55 R18になるアルミ製のルーフレールは空力を考慮した形状で、燃費や騒音低減に貢献
4.2リッターのV型8気筒エンジンは257kW(350PS)/6800rpm、440Nm(44.9kgm)/3500rpm3.6リッターのV型6気筒エンジンは206kW(280PS)/6200rpm、360Nm(36.7kgm)/2500~5000rpm

 

4.2 FSI クワトロの室内。ウッドまたはマットアルミのトリムパネルが選べるドアのスイッチ類。バング&オルフセン アドバンスド サウンドシステムのスピーカーがドアに設置されている
メーターパネル中央のディスプレイは「ドライバー インフォーメーション システム(DIS)」と呼ばれる。外気温、燃費データ、シフトポジション、オーディオの状態、カーナビ情報などを表示するオプションのドライブアシストパッケージに含まれるレーンアシストのインジケーター。車線をはみ出すとステアリングホイールが振動して警告する
ステアリングホイールにはDISやオーディオ、ハンズフリーフォンのリモコンスイッチがあるイグニッションキーはシリンダータイプ
ダッシュボードに埋め込まれたディスプレイは7インチ。40GBのHDDカーナビ、地デジチューナー、Bluetoothハンズフリーフォン機能などを標準で備える

 

オプションのアダプティブエアサスペンションを装着すると、最低地上高を165~240mmの範囲で調節できる。ラゲッジルームのスイッチ(右)で、車高を下げることもできる
ルーフコンソール前端のモニターは、サイドビューカメラ。左ドアミラー下のカメラで、運転席から死角になる左フェンダー脇の映像を映すオプションのパノラマサンルーフ装着車
シフトレバー後方にMMI(マルチメディアインターフェイス)のコントローラーを備えるバング&オフルセン アドバンスド サウンドシステムは総出力1000W以上のシステム。A8に装備されるのと同等で、イグニッションONとともにフロントウインドー左右にアコースティックレンズがせり出す
SDメモリーカードの音楽再生にも対応携帯音楽プレーヤーのインターフェイスも標準装備
リアシートは4:2:4の分割可倒式。リアも左右独立のエアコンを備える
3列目シート。足元は狭いがカップホルダーなどもあってそこそこ快適
3列目シートは床下収納。2列目とともにフラットに折りたためる
ラゲッジスペースの下にスペアタイヤがあり、その中にウーファーがあるリアゲートは電動開閉

 

S-lineパッケージ装着車。ホイールをはじめとする専用内外装パーツを装着する
CDチェンジャーはセンターアームレストの下に格納されている
リアシートは4:2:4の分割可倒式。シートバックを倒すだけでフラットになる
ラゲッジルームにはアンダートレイやフック、電源を装備する

 

こちらはV6エンジンを搭載する3.6 FSI。マイナーチェンジで最も大きく変わったのがこのフロントマスク。シングルフレームグリルは縦の桟が強調されたデザインになり、ヘッドライトの周囲にLEDのウイングライトが付き、ターンシグナルランプがLEDになったターンシグナルランプが内蔵されたドアミラーは小型化され、空気抵抗低減に一役かっている
リアのランプにもLEDが採用され、省燃費に貢献しているリアのランプクラスターはリアゲートに付いているため、ゲートを開けると後方からランプが見えなくなる。そこで、ゲートを開けたときはバンパーのランプクラスターが点灯するようになっている

 

(編集部:田中真一郎、Photo 安田剛)
2009年 11月 30日