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【CEATEC 2021 ONLINE】アルプスアルパイン、三菱ふそう、出光タジマの見どころを紹介

2021年10月19日~22日 メインイベント開催

※会期以降もアーカイブ配信を予定

「CEATEC 2021 ONLINE」公式サイトエントランス

 電子情報技術産業協会は、オンラインイベント「CEATEC 2021 ONLINE(シーテック 2021 オンライン)」のメインイベントを10月19日~22日の会期で開催している。

 開催内容の閲覧にはCEATECの公式サイトで受け付けている入場登録が必要。会期中の各日10時~17時には出展社の担当者に対してチャットで展示内容について質問したり、プレゼンテーションの視聴などが可能。また、展示内容は11月30日まで一部機能の除いてアーカイブ配信される。

完全オンライン開催2年目となった2021年度はエリア構成が一部変更され、「Society 5.0エリア」「企業エリア」「Co-Creation PARK」「コンファレンス」の4エリアで構成。314の企業や団体が出展しており、自動車関連ではアルプスアルパイン、三菱ふそう、出光タジマの3社もブースを出展。アルプスアルパインについては担当者による出展内容の見どころ解説なども掲載する。

「次世代自動車やニューノーマル、SDGsに貢献する最新ソリューション」by アルプスアルパイン

アルプスアルパインブース

アルプスアルパイン ONLINE出展概要

https://www.alpsalpine.com/j/news_release/2021/1012_01.html

「アルパイン」ブランドのカーナビやカーオーディオ製品を通じてユーザーにもなじみ深いアルプスアルパイン。このほかにもメカトロニクス技術や材料技術、各種設計技術といった独自技術を活かした製品を自動車向けに提供している。

 今回のCEATECでは3GPP Rel.15規格に準拠したC-V2X機能搭載の5G対応通信モジュール「UMZ1シリーズ」を初出展。また、アルプスアルパインブースでは「ECU一体型車両接近警報スピーカー」「ハプティックリアクタ」「Bluetooth LE chip活用測位モジュール」といった自動車関連製品を紹介している。

初出展された車載用5G NRセルラーモジュール「UMZ1シリーズ」

――出展内容(自動車関連)の見どころについて教えてください。

アルプスアルパイン:自動運転の実現に必須となる、3GPP Rel.15規格に準拠したC-V2X機能搭載の車載用5G NRモジュールを出展します。高機能・多機能化による情報処理の複雑化が引き起こすモジュールの自己発熱を抑えるとともに、実装後のセット内部での放熱性能も考慮した独自構造を採用。常に最大限の製品パフォーマンスを発揮することができます。また、独自設計によりモジュールの平坦度を制御することで車載品質に適合し、お客さま側での安定した実装を可能とします。そのほか、グローバル各地域ごとで規格の異なる周波数帯に対応したコンパチタイプであるため、お客さまの開発工数削減に貢献します。

同一パッケージによるグローバルバンド対応を実現
高機能・多機能化による情報処理の複雑化によるモジュールの自己発熱を抑制

――来場されるみなさまへのメッセージをお願いします。

アルプスアルパイン:昨今の大きな技術トレンドとなっているCASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)およびIoT(Internet of Things)に対応した、次世代自動車やスマートシティの実現に貢献する各種取り組みに加え、SDGsやニューノーマルといった最新の市場トレンドも意識した幅広い技術・製品・ソリューションを出展します。ぜひ当社ブースでご覧ください。

「新ブランドスローガン『Future Together』初披露」by 三菱ふそうトラック・バス

三菱ふそうトラック・バスブース

三菱ふそうトラック・バス CEATEC 2021 ONLINE出展概要

https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/news/2021/10/18/

 三菱ふそうトラック・バスは85年以上の歴史を持ち、世界170以上の国や地域で小型、中型、大型トラックやバスなどの商用車を販売している。三菱ふそうトラック・バスのブースでは、安全かつサステナブルな輸送ビジネスをユーザーと共に未来につないでいく意思を込めた新しいブランドスローガン「Future Together」を初披露。同社CEOであるハートムット・シック氏のコメントと合わせて紹介している。

新ブランドスローガン「Future Together」

 ゼロ・エミッション輸送の実現に向けた取り組みとして、2017年に発売し、これまでに世界16か国で累計250台以上を納車してきた小型EV(電気自動車)トラック「eCanter」の技術解説や利用実態、開発陣によるメッセージビデオなどを紹介。さらに2020年代後半の量産化に向けて開発を続けている小型FCV(燃料電池車)トラックの紹介資料も用意している。

2017年の発売以来、これまでに250台以上を納車してきた小型EV(電気自動車)トラック「eCanter」
1充填で300kmの走行を目指して開発を続けている小型FCV(燃料電池車)トラック

「開発中の超小型EVとサービスを動画で紹介」by 出光タジマEV

出光タジマEVブース

出光タジマEV CEATEC 2021 ONLINE出展概要

https://www.idemitsu.com/jp/whatsnew/2021/211018_2.html

 出光興産とタジマモーターコーポレーションの2社が、超小型EVなどの次世代モビリティ車両やサービスについて開発する会社として2021年4月に設立した出光タジマEV。すでに岐阜県の飛騨高山、千葉県の館山・南房総と市原で実証実験を行なっており、7月には「IDETA」(イデタ)という超小型EVのブランドネームも発表している。

 ブースでは2022年にリリース予定となっている4人乗りの超小型EVの車両概要やサービスについて動画で解説。軽自動車よりもさらにひとまわり小さいボディサイズとなる超小型EVは、大人4人がゆったりと乗車できる車内スペースを備えつつ、一般的な駐車場に2台を止めることができるという。最小回転半径は4m未満で、搭載する20.4PSのモーターを使って最高速は60km/hとなり、フル充電で120kmの走行が可能。安全装備としてABSと横滑り防止装置を装備するとのこと。サブスクリプションとカーシェアによる提供を想定している。

4人乗り超小型EVの車両概要やモビリティサービスの内容を動画で解説

 このほかにも超小型EVの事業化に向けた取り組みについての説明や、すでに行なっている実証実験における試乗シーンなどを動画で紹介している。

出光タジマEVの超小型EVは、軽自動車よりひとまわり小さいボディサイズで4人乗りを実現
実証実験中に行なわれた試乗風景も動画で紹介されている