「CEATEC 2021」はオンラインのみでの開催 6月中旬に詳細発表

CEATEC公式サイト

　JEITA（電子情報技術産業協会）は6月7日、10月19日～22日に開催予定の「CEATEC 2021（シーテック 2021）」について、当初予定していた幕張メッセ（千葉市美浜区）とオンラインを組み合わせた開催形式から変更し、オンラインのみで開催することを発表した。詳細は6月中旬に改めてアナウンスする予定。

　発表によると、新型コロナウイルス感染症の現在の状況を鑑み、来場者、出展者、関係者の安全を最優先に考慮した結果、安全・安心な環境のもと、幕張メッセで来場者と出展者が積極的な交流を図る環境を用意することが難しいと判断したという。

　2020年のCEATECもオンラインで開催し、その際は延べ15万人以上の来場があったとしており、リリースでは「2021年は来場者と出展者とのコミュニケーションをより拡充した形で、ニューノーマル社会の未来を考え、共に歩み、テクノロジーを活用した共創を実現するための企画を、昨年より進化したオンラインプラットフォーム上にて展開します」と抱負が語られている。

　今回の発表について、CEATEC エグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏は「リアルとオンラインをシームレスに統合することで実現する新たなCEATEC体験の拡張を目指し、CEATEC 2021の準備を進めてきましたので、幕張メッセでの開催を見送らざるをえないことは大変残念ですが、皆さまの安全を第一に考えた上での決定にご理解をいただけますと幸いです。CEATECは業種・業界を超えて幅広い人々が集結して、これからの未来社会や暮らしを考える共創の場です。ニューノーマル社会を見据えたうえで、リアル開催の優位性をも取り込む新たなオンライン開催に重点を置き、「CEATEC - Toward Society 5.0 with the New Normal（ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC）」として、本年のオンライン開催を実現したいと考えています。ご期待ください」とコメントしている。

CEATEC 2021概要

名称：CEATEC 2021 ONLINE（シーテック 2021 オンライン）
会期：2021年10月19日（火）～22日（金）※会期前後もイベントを計画中
会場：オンライン
スローガン：CEATEC - Toward Society 5.0 with the New Normal（ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC）
出展者募集：6月中旬に開始予定