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「CEATEC 2020」をオンライン開催に。ニューノーマルとの共創がテーマ

幕張メッセでの通常開催は断念。オンラインならではの展開を

2020年5月25日 発表

「CEATEC 2020」は幕張メッセでの通常開催を中止。10月20日~23日にオンラインでの開催に

 電子情報技術産業協会、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウェア協会の3団体で構成するCEATEC実施協議会は5月25日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で10月20日~23日に開催を予定していたCEATECの通常開催を中止。同日程でオンライン開催を行なうと発表した。詳細は6月中旬ごろから順次発表される予定。

 今回、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による世界の状況を鑑み、来場者、出展者、CEATECに関わるすべての人の安全を最優先に考慮した結果、通常開催を見送るという決定に至ったとしている。

 通常開催に代えて行なわれるオンラインでの開催は、これまで幕張メッセで20年間毎年開催してきた総合展示会としてのCEATECとは別の新たな取り組みと位置付け、新たな社会や暮らし(New Normal:ニューノーマル)を考え、共に歩み、共創を実現するための企画をオンラインならではの特長を生かして展開する予定とのこと。

 通常開催の中止ならびにオンラインでの開催について、CEATEC 実施協議会 エグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏は、「家電見本市からシフトしていまやCPS/IoTをテーマとするSociety 5.0の総合展となり、毎年15万人近くの皆さまにご参加いただいているCEATECを主催する立場として、21回目となるCEATEC 2020の通常開催を見送ることは大変残念な思いですが、皆さまの安全を第一に考えた上での決断にご理解をいただけますと幸いです」。

「一方で、『テクノロジーで社会や暮らしを豊かにする』ことを使命とするCEATECは、新たな社会・暮らし(ニューノーマル)において、よりいっそう重要な役割を担うことになると確信しています。現在詳細の検討を進めているオンラインでの開催は、ニューノーマルを考え共創していくための場と位置付け、『CEATEC-Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)』として、2030年の社会を動かす人たち(=Society 5.0時代を担う人たち)のための、これまでにはない場を作り上げたいと考えています。今年のCEATECにご期待ください」とコメントしている。

「CEATEC 2019」では、自動運転バスの展示や公道での走行なども行なわれた