「アウディ RS 5 Turbo DTM '19」:クラス1の時代に2つの勝利を飾ったDTMマシン。2019年は、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にとって変革の年でした。エンジンのダウンサイジングなどを定めたクラス1規定が採用され、同規定を採用する日本のスーパーGTなどとのレースの共催が可能となった。この新たなカテゴリーにアウディが送り込んだのが、心臓部を刷新した「RS 5 DTM」。外観こそ前シーズンと共通だが、エンジンを4L・V8自然吸気から2L直列4気筒ターボへと換装したため、劇的な軽量化と重量バランスの向上を達成、従来をはるかにしのぐ600馬力オーバーのパワーまで獲得した、完全なるニューマシン。2019年シーズン、アウディはワークス体制として6台の「RS5 DTM」を投入。これにカスタマーチーム車両も加え、「RS5 DTM」による一大勢力を形成する中、傑出した走りを見せたのが、エースドライバー、レネ・ラストの駆る33号車。開幕戦から勝利を重ね、最終戦ホッケンハイムの第2レースでは、同じRS5を駆るニコ・ミューラーとの同門対決をポール・トゥ・ウィンで制し、見事チャンピオンに輝いた。この年、レネを擁するアウディ・チーム・ロズベルグがチームタイトルも獲得したため、33号車はふたつの栄冠に恵まれた記念すべきマシンとなった

「アウディ RS 5 Turbo DTM '19」:クラス1の時代に2つの勝利を飾ったDTMマシン。2019年は、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にとって変革の年でした。エンジンのダウンサイジングなどを定めたクラス1規定が採用され、同規定を採用する日本のスーパーGTなどとのレースの共催が可能となった。この新たなカテゴリーにアウディが送り込んだのが、心臓部を刷新した「RS 5 DTM」。外観こそ前シーズンと共通だが、エンジンを4L・V8自然吸気から2L直列4気筒ターボへと換装したため、劇的な軽量化と重量バランスの向上を達成、従来をはるかにしのぐ600馬力オーバーのパワーまで獲得した、完全なるニューマシン。2019年シーズン、アウディはワークス体制として6台の「RS5 DTM」を投入。これにカスタマーチーム車両も加え、「RS5 DTM」による一大勢力を形成する中、傑出した走りを見せたのが、エースドライバー、レネ・ラストの駆る33号車。開幕戦から勝利を重ね、最終戦ホッケンハイムの第2レースでは、同じRS5を駆るニコ・ミューラーとの同門対決をポール・トゥ・ウィンで制し、見事チャンピオンに輝いた。この年、レネを擁するアウディ・チーム・ロズベルグがチームタイトルも獲得したため、33号車はふたつの栄冠に恵まれた記念すべきマシンとなった