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アネスト岩田とグランツーリスモがSUPER GT参戦へ 「ANEST IWATA Racing」でGT300クラスに挑戦

2023年2月7日 発表

Gran Turismo 7:TM/©️2022 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc.

 アネスト岩⽥は2月7日、「グランツーリスモ」を参戦パートナーに、2023シーズンより「ANEST IWATA Racing」としてSUPER GT GT300クラスに参戦すると発表した。参戦車両「ANEST IWATA Racing RC F GT3」のカーデザインは「グランツーリスモ」シリーズの開発元ポリフォニー・デジタルのデザインによるもので、カーNoは「50」、タイヤは横浜ゴム。ドライバーはイゴール・大村・フラガ選手、古谷悠河選手、小山美姫選手。

「ANEST IWATA Racing」(アネスト岩田レーシング。 略称 A.I.R.)の参戦体制については、エントラント名は「ANEST IWATA Racing with Arnage」となり、メインスポンサーがアネスト岩田株式会社、参戦パートナーがグランツーリスモ、総監督は武田克己氏(アネスト岩田)、監督は松浦佑亮氏、エンジニアは天澤天二郎氏となる。

Gran Turismo 7:TM/©️2022 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc.

 アネスト岩田は神奈川県横浜市港北区に本社を置き、各種空気圧縮機、真空機器、塗装機器・設備並びに液圧機器・設備を製造・販売する産業機械メーカー。ポリフォニー・デジタルが開発するリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」を参戦パートナーに迎えたことについては、異業種からのモータースポーツへの挑戦とモータースポーツに新しい価値を見出そうとする夢に共感してもらい、今回の協力体制が実現したという。SUPER GT参戦以外にもリアルとバーチャルを超えたコラボレーションを企画しているという。

神奈川県横浜市港北区に本社を置く産業機械メーカー、アネスト岩田株式会社

 ファーストドライバーのイゴール・大村・フラガ選手は、バーチャルにおいては、2018年に「FIAグランツーリスモ選手権」ネイションズカップ(個人戦)にて初代世界チャンピオンに輝き、翌2019年からは2年連続で同大会のマニュファクチャラーシリーズでTeam TOYOTAを世界王者に導いた。リアルにおいては、2017年にはブラジルF3を制し、2019年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパでシーズン4勝を挙げ、ドライバーズランキング3位。2020年にはトヨタレーシングシリーズ(ニュージーランド)へ参戦し、現役F1ドライバーの角田裕毅選手を破り、チャンピオンとなった。

 セカンドドライバーの古谷悠河選手は、カートの世界大会ROTAX MAX CHALLENGE GRAND FINALSへ日本代表として招集され、2021年にフォーミュラー・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピョンシップでシリーズチャンピオンにも輝いた新人ドライバー。

 サードドライバーの小山美姫選手は、2022年にフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)で年間ドライバーズタイトルを獲得し、FIA公認の男女混合シングルシーター選手権で史上初の女性チャンピオンとなった。

 なお、2月12日にアネスト岩田本社(〒223-8501 神奈川県横浜市港北区新吉田町3176番地)において、2023年参戦車両の走行やドライバーとの交流イベント(入場無料)が企画されている。当日は12時から参戦車両の展示や体制発表が行なわれるとしている。