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「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022 ワールドファイナル」参加選手に意気込みを聞く

2022年11月25日(現地時間) 開催

「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022 ワールドファイナル」個人戦「ネイションズカップ グランドファイナル」に参戦する、写真左から山中智瑛選手、宮園拓真選手、イゴール・フラガ選手、國分諒汰選手、鈴木聖弥選手

 PS5/PS4用『グランツーリスモ7』を使用したグランツーリスモ公式チャンピオンシップ「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022」の年間王者を決定する「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022 ワールドファイナル」が、モナコで開催されている。

 11月27日(現地時間、日本時間:11月28日1時)に開催される、個人戦の決勝「ネイションズカップ グランドファイナル」に日本から参加する國分諒汰選手、山中智瑛選手、宮園拓真選手、鈴木聖弥選手に加え、ネイションズカップ初代王者であるイゴール・フラガ選手に話を聞くことができた。それぞれ、決勝への意気込みや、この1年間どのような思いでシリーズを戦ってきたのかを語ってもらった。

 ネイションズカップ初代王者でリアルとバーチャルで活動するイゴール・フラガ選手は「僕は元々リアルのレースもやってたんですけれども、2022年はリアルのシートを手に入れることができなかったのも利用して、グランツーリスモでいい結果出せたらいいなと思っていました。なので、結構努力しましたし、特に最初の方はコンスタントによい成績を収めることができ、ザルツブルクのワールドシリーズでも2位表彰台に上れたので良かったと思っています。このワールドファイナルでは、引っ越しなどでいろいろ忙しくなってしまって、あまり調子がよくないのかなって思っていたんですけれども、トヨタのTGRカップでは優勝ができて個人的にもちょっとびっくりしていて、本当にいっぱい努力してきたかいがあったと思っています。ネイションズのグランドファイナルで、どうなるかはちょっと分からないですが、このまま最後までがんばりたいと思います」。

 山中智瑛選手は「2022年に入って大きく変わったことが1つあって、グランツーリスモSPORTでやっていた世界大会が、グランツーリスモ7に変わったというのが、僕にとってどういう方向に向くのかなっていうのが、蓋を分けてみたら、思ってる以上にうまくいかないなっていうところから今シーズン始まっています。そして、なんとかザルツブルクのイベントに出場することもでき、実はそのあたりから自分の中でもかなりの手応えを感じ始めています。このワールドファイナルでは、僕はネイションズしか出れないという予選だったのですが、1つのレースに集中する分、ほかの選手と比べても練習できる時間だったり、ここに来てからの集中力の温存というのは、すごくよくできてると思うので、優勝争いできるぐらい自信は持ってます。自分のレースをやりきれば必ず結果がついてくるというのは知っているので、自分の思うようにレースをして今年を終えたいなと思います」。

 國分諒汰選手は「今年1年、グランツーリスモ7になって新しく開催された大会ですが、正直グランツーリスモ7の挙動について、前作グランツーリスモSPORTからの変化に慣れるのにすごく苦労しまして、初期のころは本当にどういった走り方が速いのかっていうのが全く想像がつかなくて、オンラインの選抜のレースがあって、いろんな選手の走りを観察することで、やっと答えに近いものが見えてきました。そして、だんだん自分の実力が上がって、こうして大会に出ることができ、そこが苦労したところでもあり、こうしていま大会出場が叶ったので、出るからには自分のベストを最後まで尽くしたいなと思っています」。

 2020年のワールドファイナルで史上初となるネイションズカップ、マニュファクチャラーシリーズ、GR Supra GT Cupの三冠を達成している宮園拓真選手は「今年からグランツーリスモ7になったんですけど、最初の方、全然まともに走れなくて、まず大会に出れるのかどうかというぐらいのレベルから始まったんですけど、今こうしてここに入れるぐらいにはなんとか走れるようになったので、そこは頑張って、他の人の走りを見て研究してきたりした成果が出たと思うので、よかったなと思ってます。あと、もう1つは、今年から社会人になって働き始めたんですけれど、まずは会社を1週間休んで、ここに来れるかどうかっていうところについては、会社の皆さんのご協力もありとても感謝していますし、今まで以上にいい結果を出さなくちゃいけないなと思ってるところです。ネイションズでは、最後の12名まで残るこ残れるとは思っていなかったので、まず本当にほっとしていますし、ポイント的には自力でチャンピオンを狙うことはできないんですけど、決勝のクルマとコースが非常に自分にとって相性のいい組み合わせなので、まずは予選でポールを取って、結果的にチャンピオンがついてくればいいかなと思っています」。

 鈴木聖弥選手は「私は2021年までアンダー18の部門で国内で戦ってきていて、2022年から一般の皆さんと戦うことになりました。グランツーリスモSPORTの最後のシーズンで、ようやく日本のトップレベルまで上り詰めて、いよいよ世界でも行けるんじゃないかっていうところで、グランツーリスモ7の挙動になれるのも結構苦労したのもあって、このままの勢いでいけるのかどうか、ちょっと怪しい中のシーズンを迎えました。そして、シーズン最初の世界大会で初めて大会に出場することができ、世界の選手層の厚さというものをあらためて知りましたし、その分まだまだ足りないところもあるということを感じて、今の自分があります。今までの自分がここまでこれるとは全然思っていませんでしたが、努力のありがたみを知り、速さに自信がついた1年だと思います。今年最後になりますけど、ネイションズでは、個人戦ながらも12名に残ることができたので、本当にそこは嬉しいと思っています。なので、決勝ではその戦いを楽しみつつ、上位争いに食い込んでいきたいと思っています」。

[日本語] GTワールドシリーズ 2022 | ワールドファイナル | ネイションズカップ | グランドファイナル

「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022 ワールドファイナル」の「ネイションズカップ グランドファイナル」は2022年シーズンを勝ち抜いた12名のトップドライバーによる最終決戦。大会の模様は、公式YouTubeチャンネル「GRAN TURISMO TV」「グランツーリスモLIVE」で中継される。