ニュース
メルセデス・ベンツ、全車「CarPlay」「AndroidAuto」対応の新型「CLA」「CLA シューティングブレーク」発表会
リオオリンピックに出場した塚越さくら選手がゲスト出演
2016年8月26日 00:01
- 2016年8月24日 開催
- CLA:379万円~773万円
- CLA シューティングブレーク:395万円~789万円
メルセデス・ベンツ日本は8月24日、新しい「CLA」「CLA シューティングブレーク」を発売。同日に東京 六本木にあるブランド発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」で記者発表会を開催した。価格はCLAが379万円~773万円、CLA シューティングブレークが395万円~789万円。
CLA
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
CLA 180 | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(122PS/200Nm) | 7速AT | 2WD(FF) | 右 | 3,790,000円 |
CLA 180 スポーツ | 4,350,000円 | ||||
CLA 250 シュポルト 4MATIC | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(218PS/350Nm) | 4WD | 5,790,000円 | ||
メルセデスAMG CLA 45 4MATIC | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(381PS/475Nm) | 7,730,000円 |
CLA シューティングブレーク
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
CLA 180 シューティングブレーク | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(122PS/200Nm) | 7速AT | 2WD(FF) | 右 | 3,950,000円 |
CLA 180 スポーツ シューティングブレーク | 4,510,000円 | ||||
CLA 250 シュポルト 4MATIC シューティングブレーク | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(218PS/350Nm) | 4WD | 5,950,000円 | ||
メルセデスAMG CLA 45 4MATIC シューティングブレーク | 直列4気筒2.0リッター直噴ターボ(381PS/475Nm) | 7,890,000円 |
「CarPlay」と「AndroidAuto」に対応して車内で快適にスマホを活用できる
発表会で登壇したメルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏は、2016年になって矢継ぎ早に発表してきた「GLC」「GLE クーペ」「GLS」などのSUVモデル、「Cクラス クーペ」「SLC」「Sクラス クーペ」といった同社が“ドリームカー”と位置付けるモデルについて語り、7月には中核モデルとなる「Eクラス」を発売するといった新車攻勢を推し進めており、さらにマーケティング活動でも“クルマを置かないショールーム”として代官山 T-SITE内に開設した「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」といった新しい取り組みにより、「2016年前半も輸入車No.1で折り返すことができた」とアピール。グローバルでも過去最高の販売台数を記録したことを紹介している。
そうした好調を牽引しているのが小型車戦略の「NGCC」(ニュー・ジェネレーション・コンパクトカーズ)の5モデルで、同日に発売したCLAとCLA シューティングブレークは「5モデルのなかでも大変人気の高いモデル」と解説。ラインアップ中でもとくにデザインを重視したモデルとなっており、スタイリッシュでありながらコンパクト。さらに運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」をグレード別に標準装備、またはオプション装着可能な高い安全性を持ちながら、300万円台からの価格設定でこれまでメルセデス・ベンツ車に乗っていなかった新しいユーザーを獲得しているとの分析を披露した。
商品特性や変更点などについての解説は、メルセデス・ベンツ日本 営業企画部・商品企画2課 マネージャーの廣澤臣哉氏が担当。
CLAが持つ魅力について廣澤氏は、「デザイン」「魅力的な価格」「メルセデスのDNA」という3点がハイライトになると語り、デザインでは「CLAのデザインは若い世代のお客さまの心を確実に掴んでおり、実際にほかのモデルよりも若いお客さまが非常に多いモデルとなっています。また、デザイン性が高いだけでなく、クーペではCd値0.23という世界最高水準のエアロダイナミクスを実現。燃費向上や静粛性、高速安定性に大きく貢献しております。シューティングブレークでは後席を倒さなくても495Lのラゲッジスペースを確保し、積載性も非常に優れたモデルです」と述べ、変更点については「今回のモデルでは夜間の走行状況や天候などに応じて配光モードを自動的に切り替える『LED ハイパフォーマンスヘッドライト』や、さまざまな情報を映し出す8インチに大型化されたワイドディスプレイを全モデルに標準装備しました。インストゥルメントクラスターについても赤い指針や新しい文字盤デザインを採用し、昼夜を問わずメーターが見やすくなっています」と紹介している。
メルセデス・ベンツブランドのコアとなるDNAは「安全性」と「快適性」であると語り、自動緊急ブレーキによって追突の回避、または被害軽減をサポートする「アクティブブレーキアシスト」、長時間の走行によるドライバーの疲労や眠気を検知して注意をうながす「アテンションアシスト」を全車に標準装備しているほか、便利な機能として両手に荷物を持っているときなどに、リアバンパーの下側に足先などを近づけることでトランクリッドやテールゲートを開閉できる「フットトランクオープナー」を標準装備していることを紹介して、実際に壇上で実演して便利さをアピールした。
このほかに装備面では、アップルの「CarPlay」やグーグルの「AndroidAuto」に対応したことを解説。「Apple Music」「Google Play Music」などによる音楽再生、メッセージの送受信、ハンズフリー通話などが可能になり、展示車の車内で実際にGoogle マップ起動させ、音声入力だけで「メルセデス・ベンツ コネクション大阪」までのルート案内を設定するデモを披露した。
このほかに発表会では、メルセデス・ベンツ日本がサポートし、先日閉幕したリオオリンピックに出場した塚越さくら選手がゲスト出演。塚越選手は日本の自転車トラック競技で女子選手として唯一のリオオリンピック出場を果たし、女子オムニアムで14位という結果に終わっている。
同じくメルセデス・ベンツ日本がサポートしているプロサイクルチーム「CIEL BLEU KANOYA」に所属する塚越選手は、大会前に行なわれた合宿期間中の移動にCLA シューティングブレークを利用したとのことで、乗った感想について「本当に長距離移動が快適で、チームカーとしても『Vクラス』を提供していただいているのですが、オリンピックまでの3カ月に伊豆を拠点に合宿をしていて、思う存分走らせてもらえていい思いをしました」とコメントしている。
また、リオオリンピックについて塚越選手は「率直に言うと、レースは本当に怖かったです。たくさんのメディアに取り上げてもらって、いろいろな人に見てもらっているのだなと思うと、『いい走りをしなきゃいけない』という気持ちになってしまって、ちょっと身体が硬くなったところがありました。オリンピックのような大きな舞台で自分の力を発揮できる選手はやっぱり強いなと感じて、自分もそのような選手になれるよう頑張りたいと思いました」との感想を口にしている。