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ジャガー、東京・お台場で開催する「スマートコーン・チャレンジ」に錦織圭選手が挑戦

「F-PACEは運転がすごく安心に感じて楽しめました」と錦織選手

2016年9月20日 開催

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月20日、ジャガーがグローバルで展開している試乗体験イベント「THE ART OF PERFORMANCE TOUR(ザ・アート・オブ・パフォーマンス・ツアー)」を9月21日~23日に東京・お台場の特設コース(東京都江東区青海2丁目1)で日本初開催することに先駆け、ジャガーのブランド・アンバサダーを務めているプロテニスプレーヤーの錦織圭選手も参加する記念イベントを実施した。

 日本初開催の試乗体験イベント「THE ART OF PERFORMANCE TOUR」では、会場敷地内の特設コースでジャガーのSUV「F-PACE」を使って行なう「スマートコーン・チャレンジ」と、周辺の一般道で「XJ」「F-TYPE」「XE」などジャガー車のフルラインアップを試乗できる「公道ドライビング・エクスペリエンス」の2種類を実施。9月19日23時59分まで専用Webサイトで参加申込の受付が行なわれ、抽選で選ばれた200人が無料参加できるイベントとなっている。

 スマートコーン・チャレンジは、自動車業界で初めて「スマートコーン・システム」を活用して行なわれる試乗プログラム。ドライバーはコースに設定されたパイロン(コーン)上部にあるランプの点灯に沿って試乗車を運転。ランダムに点灯する2個1組のパイロンのあいだを通過するときのスピードや走行距離、走行にかかった時間、走行ラインの正確性が計測され、独自のアルゴリズムでドライビング・パフォーマンスを得点化するシステムとなっている。

「スマートコーン・システム」の試乗車となるF-PACEには、車両後方両サイドにロッド状のセンサーとフロント側にWi-Fiアンテナを装着。センサーでパイロン間のどの位置を走ったのか、ランプ点灯から何秒後に通過したかなどの情報が計測され、Wi-Fiアンテナで外部に送信される
三角錐状のパイロンには、ブルー、グリーン、レッドに点灯するランプを設置
車両からWi-Fiで送信されたデータは、専用ソフトをインストールしたPCで各種情報を独自アルゴリズムで演算。ドライビングパフォーマンスを数値化する
DELL製の高耐久性ノートPCを使用
一般参加では受け付け時に参加者それぞれに二次元コードが割り振られ、試乗前にタブレットに接続したスキャナーで二次元コードを読み取って誰の試乗データになるかを設定する
記念イベントの前後に行なわれていたスマートコーン・チャレンジのデモ走行

 同社ではこの試乗プログラムに参加してもらうことで、ドライバーのステアリング操作やアクセルワークなどに対して意のままに反応するF-PACEのドライバビリティを体感してほしいとしている。

黒い特製レーシングスーツに身を包んだ錦織圭選手が登場

ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏

 記念イベントでは、最初にジャガー・ランドローバー・ジャパン 代表取締役社長のマグナス・ハンソン氏が登壇。ハンソン氏は「今まさに、ジャガーとして素晴らしいときを迎えております。“ジャガー新時代”の到来です。ジャガーブランド史上最大の商品リニューアルとラインアップ拡大を遂げています。第1弾はジャガーのスポーツカーである『F-TYPE』、1年前にコンパクトサルーンの『XE』を投入しました。そして2016年春には、全面刷新したブランドを象徴する新生第2世代『XF』が登場し、この8月にはジャガー初のパフォーマンスSUVである『F-PACE』も導入しました。また、“インジニウム”ディーゼルエンジンが新たにラインアップに加わり、最強の4気筒ディーゼルエンジンが日本に登場したのです。現在ジャガーはXJを含む5機種で計31のバリエーションがあり、お客さまの多様なニーズにお応えしてまいります」と語り、日本市場における同社の最新動向について紹介した。

 さらにハンソン氏は「もともとは80年前、サー・ウィリアム・ライオンズがジャガーを設立したのが始まりです。彼は動物のように『生きたクルマ』を造りたいと考え、そこに社名の由来もあります。美しく滑らかで、俊敏かつ力強い、ジャガーはその名のとおり、デザインと走行のダイナミズムが独特に織りなす、まさに『アート・オブ・パフォーマンス』を呈しています」と、ジャガーブランドの持つ独自性について解説した。

 これに続き、「“ジャガー新時代”となったことを紹介する、あるイベントツアーが世界中で開催されてきました。そして本日、その『アート・オブ・パフォーマンス・ツアー』が日本に上陸いたしました。お客さまに特別なドライビングパフォーマンスを体験していただくため、本日はジャガーのフルラインアップをご用意しております」とハンソン氏は述べ、翌日から一般向けにスタートする試乗体験イベントの内容について説明。最後にTHE ART OF PERFORMANCE TOURのキックオフを宣言し、日本における“最初のチャレンジャー”を会場に招き入れた。

プロドライバーが運転する「F-TYPE SVR」がときおりリアタイヤを空転させる豪快な走りを披露しながら登場。ステージエリアに横付けしたF-TYPE SVRの助手席から、黒い特製レーシングスーツに身を包んだ錦織圭選手が登場した

錦織選手の得点は「2万6679ポイント」

ジャガーのブランド・アンバサダーを務めているプロテニスプレーヤーの錦織圭選手

 F-TYPE SVRでの派手な登場シーンのあと、司会者から助手席に乗った感想について質問された錦織選手は「すごく躍動感があって、乗っていても楽しかったです。(自身でもF-TYPEに乗っていることを問われ)自分ではあれだけの運転はちょっとできないですけど、でも、F-TYPEはパワーがあって運転してとても楽しいクルマです。このクルマ(SVR)には今日初めて乗りましたけど、速さとかっこよさを備えているクルマだ思います」と感想を口にした。

 また、錦織選手はTHE ART OF PERFORMANCE TOURで日本人として初めてスマートコーン・チャレンジを体験することになっており、試乗車となるF-PACEについても感想を求められ「初めてのSUVということですが、外見にもジャガーっぽさも残っているクルマだと思います。後ろが少し大きくなってスペースがゆったりして、F-TYPEやXFとは違った印象がありますね」とコメント。スマートコーン・チャレンジについては「運転は好きなほうなのですごく楽しみです。今回は雨が降っていて天候がわるいので、なるべく気をつけながらやりたいと思います」と、錦織選手らしい慎重さを見せた。

F-PACEについて「ジャガーっぽさも残っているクルマ」としつつ、「F-TYPEやXFとは違った印象がある」と語る錦織選手。また、着用している特製レーシングスーツについては「すごく気持ちが引き締まる感じ」とコメントした
台風16号の影響による雨が降りしきるなか、錦織選手がF-PACEに乗車
走行の模様はインカーカメラによって動画撮影も行なわれた
錦織選手による日本人初のスマートコーン・チャレンジ走行シーン
スマートコーン・チャレンジ コース脇ムービー(4分28秒)
スマートコーン・チャレンジ インカームービー(4分27秒)
走り終えたあと、爽やかな笑顔を見せる錦織選手
「すごく安心に感じましたので楽しめました」とF-PACEでスマートコーン・チャレンジを走った感想を明かした錦織選手

 走行後に錦織選手は「楽しかったですね、まだちょっと頭がクラクラしていますけど。出だしでスピードが速かったり、カーブもしっかりと曲がってくれるので、頑張ってスピードを出しましたけど、すごく安心に感じましたので楽しめました。またいつか挑戦したいですね」と感想を口にした。

 なお、日本人初チャレンジとなった錦織選手の得点は「2万6679ポイント」。9月21日から始まる一般参加で、この錦織選手の得点を上まわった人には「2017年ウィンブルドン選手権観戦ツアー」が抽選で1組2人にプレゼントされることもアナウンスされた。得点発表後に感想を質問された錦織選手は「基準が分からないので……」と返答。司会者からは参考として、世界初挑戦したF1ドライバーのロマン・グロージャン選手が「4万9031ポイント」だったことが紹介された。

錦織選手のスマートコーン・チャレンジでの得点は「2万6679ポイント」。翌日からの一般参加では、この得点を1つの目標として200人がF-PACEをドライブすることになる
サインと合わせて自身の得点を書き込む錦織選手
錦織選手の得点を上まわった人のなかから抽選で1組2人に「2017年ウィンブルドン選手権観戦ツアー」が贈られる
最後に行なわれたフォトセッションでは、レーシングスーツとコーディネートして製作された特製ヘルメットが錦織選手の右腕に抱えられた
錦織選手が参加するジャガーのイベントで恒例となった「ボンネットサイン」が今回も行なわれ、世界に1台だけのF-PACEとなった
会場のテント前では「公道ドライビング・エクスペリエンス」のジャガーラインアップモデルが展示されていた