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ジャガー、錦織圭選手が内外装をセレクトしたFタイプ特別仕様車「KEI NISHIKORI EDITON」発表会
「テニスの王子様」の作者 許斐剛さんが“ジャガーの王子様”をプレゼント
(2014/11/21 17:37)
- 2014年11月20日発売
- クーペ:1046万円~1526万円
- コンバーチブル:1200万円~1526万円
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは11月20日、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手が内外装をセレクトしたFタイプの特別仕様車「Fタイプ KEI NISHIKORI EDITON」を発表した。価格はクーペが1046万円~1442万円、コンバーチブルが1200万円~1526万円。
6速MT仕様や4輪駆動のAWD仕様を加えた7グレード展開となる2016年モデルをベースとしており、それぞれのグレードごとに各5台、計35台の限定モデルで12月31日まで受注を行う。
Fタイプ KEI NISHIKORI EDITONの特別仕様は、外装ではボディーカラーを情熱的なメタリックペイントの「ファイヤーサンド(オレンジ)」として、さらにエクステリア・ブラックパックを装着。カーボンファイバー仕上げの20インチ鍛造アルミホイール、レッドブレーキキャリパーを標準装備する。さらに特別仕様車の証として、左右のフロントフェンダーにあるパワーベント下に「KEI NISHIKORI」のバッヂを装着する。
インテリアは外装とは対照的なブラック。プレミアムレザーのパケットスタイル・パフォーマンスシートを選び、アクセントとして外装と同じファイアーサンドのステッチを入れている。ダッシュボード助手席側には1から35までのシリアルプレートを装着。また、ボンネットを開けると、エンジンカバーにも錦織選手のサインが入ったシリアルプレートが貼られている。
価格は、スーパーチャージャー付きの3.0リッターV型6気筒エンジンと8速ATを組み合わせるFタイプ・クーペがベースとなるモデルが1046万円。スーパーチャージャー付きの5.0リッターV型8気筒エンジンと8速ATを組み合わせるFタイプ Rコンパーチブルが1526万円までの7タイプとなる。
●Fタイプ クーペ KEI NISHIKORI EDITON
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
Fタイプ クーペ | V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー(340PS) | 8速AT | 10,460,000円 |
Fタイプ S クーペ | V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー(380PS) | 6速MT | 11,700,000円 |
8速AT | 12,190,000円 | ||
Fタイプ R クーペ | V型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャー | 13,720,000円 | |
Fタイプ R クーペ AWD | 14,420,000円 |
●Fタイプ コンバーチブル KEI NISHIKORI EDITON
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
Fタイプ コンバーチブル | V型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャー | 8速AT | 12,000,000円 |
Fタイプ R コンバーチブル | 15,260,000円 |
錦織選手が大好きなオレンジ
発表会には錦織圭選手も登場。ジャガー・ランドローバー・ジャパン 代表取締役社長のマグナス・ハンソン氏とともに車両をアンベールすると、刺激的なオレンジ色の外装を指して「かっこいい」と感想を述べた。特別仕様のセレクトは「大好きなオレンジを入れてほしいとお願いして、ホイールなどもこだわりを持って選んだ」と紹介した。
続いて、ジャガー・ランドローバー・ジャパンから錦織選手にサプライズのプレゼントが登場した。漫画「テニスの王子様」の作者である漫画家の許斐剛さんが手がけた錦織選手と特別仕様車が描かれた、「ジャガーの王子様」と題されたイラストだ。
錦織選手はイラストを見るなり「おおおお、すごい」と喜びをあらわにし、「かっこいいクルマと、僕自身がよく描かれているのでうれしいです」と感想を述べた。
さらなるサプライズとして、イラストを描いた許斐さんも登場。許斐さんはFタイプのエンジン音を聞いたときの躍動感から、「(Fタイプと)彼のプレイスタイルがマッチして、タッグを組んだらこんなふうになるんだろうなと考えた」とイラストについて説明した。
また、許斐さんは現在の錦織選手の活躍について「3年前に対談したときから、数年でベスト5に上がってくると確信していたのでそれほど驚いていない」と、以前から実力を見抜いていたことを明かし、錦織選手も「来年はさらにランキングを上げるように、グランドスラムで勝てるように頑張りたい」と抱負を述べた。
2016年モデルは7グレード展開
この日、特別仕様車と合わせてジャガー Fタイプ 2016年モデルの仕様が発表となっており、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマーケティング・広報ディレクターの若林敬市氏が2016年モデルの特徴を説明した。若林氏は「特筆すべきは4WD(AWD)モデルがRクーペに、待望の6速MTがSクーペに搭載された」と新しい駆動系とトランスミッションの追加を強調。さらに「JAGUAR PREMIUM CARE」が自動的に付帯されることも説明した。
エンジンラインアップでは495PSのV型8気筒エンジンがなくなり、V型8気筒は550PSタイプに統一された。V型6気筒エンジンは従来同様に2タイプの出力をラインアップする。コンバーチブルはSグレードが整理されて2グレードに減少した。なお、ステアリング位置はMT車も含めて右のみ。
●Fタイプ クーペ 2016年モデル
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
Fタイプ クーペ | V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー(340PS) | 8速AT | 8,590,000円 |
Fタイプ S クーペ | V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー(380PS) | 6速MT | 10,390,000円 |
8速AT | 10,880,000円 | ||
Fタイプ R クーペ | V型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャー | 13,270,000円 | |
Fタイプ R クーペ AWD | 13,970,000円 |
●Fタイプ クーペ 2016年モデル
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
Fタイプ コンバーチブル | V型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャー | 8速AT | 10,130,000円 |
Fタイプ R コンバーチブル | 14,810,000円 |
新採用のAWDモデルは、ジャガーが開発したセントラル・トランスファーボックス・クラッチとフロント・ディファレンシャルで構成されるコントロールシステム「インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)」を採用。通常の運転では後輪に最大100%まで駆動力配分され、後輪のトラクションが失われた場合には前輪に自動的に駆動力が伝達される。
このほかで変更となった点は、従来はV型8気筒エンジンのみに設定されていた「トルクベクタリング・バイ・ブレーキ」が、V型6気筒エンジン搭載モデルのオープン・ディファレンシャル、およびリミテッド・スリップ・ディファレンシャル装着車でも選択可能になった。また、クーペモデル全車でカーボンファイバールーフが選択できるようになっている。