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ホンダ、LAショーで「シビック Siプロトタイプ」やアキュラの新しい車内インターフェースを世界初公開
アキュラの来年発売モデルに渋滞時の運転支援機能「Traffic Jam Assist」新設定
2016年11月17日 21:58
- 2016年11月16日(現地時間)発表
本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは11月16日(現地時間)、ロサンゼルスオートショー(一般公開:11月18日~27日)の出展概要を発表し、このなかで、北米市場に向けた新型「シビック」シリーズのスポーティモデル「シビック Si(エスアイ)プロトタイプ」、アキュラブランドの次世代インテリアコンセプトである「Acura Precision Cockpit(アキュラ プレシジョン コックピット)」を世界初公開した。
初公開されたシビック Siプロトタイプは、2017年に発売を予定する「シビック クーペ Si」「シビック セダン Si」に与えられるデザインの方向性を示すモデル。ボディにはエアロパーツが多数設定され、大径の19インチハイパフォーマンスタイヤを装着。特徴的な多角形型のエキゾーストパイプフィニッシャーを持つセンターマフラーなども使い、シビックのスポーティなイメージをさらに際立たせている。
デュアルVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を採用する1.5リッターDOHC 直噴ターボエンジンにはショートストロークの6速MTをセット。さらに、アクティブダンパーやアクティブステアリングシステム、LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)なども装備して運動性能を強化している。
なお、ロサンゼルスオートショーのホンダブースではシビック Siプロトタイプのほかに、シビックシリーズの「セダン」「クーペ」「ハッチバック」の各ボディタイプ、9月のパリモーターショーで初公開した「シビック TYPE R プロトタイプ」などを車両展示する。
アキュラブースで初公開されたアキュラ プレシジョン コックピットは、アキュラモデルにおける今後のインテリアデザインとテクノロジーの方向性を示す、運転席とインパネ周辺で構成するコンセプトモデル。ドライバーの視線移動に配慮した大型ディスプレイ、先進的な自動運転技術を実現するための画像認識システム、タッチスクリーンとリモートコントローラーが持つそれぞれの長所を取り入れた新しいインターフェースなど、より安全で快適な運転を可能とする新しい運転環境を提案するものとなる。
1月に北米国際自動車ショーで初公開され、すでに量産車デザインにも適用が始まっている「アキュラ プレシジョン コンセプト」と併せて、今後のアキュラモデルのデザインの方向性を示している。
このほかにアキュラブランドでは、来年発売のモデルから渋滞時に運転支援を行なう「Traffic Jam Assist」を新たに追加すること、先進的な安全運転支援システム「Acura Watch(アキュラ ウォッチ)」の搭載車が7万台に達したことなどを発表している。