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プジョー、新型SUV「3008」を先行公開。正式発表は2017年2月予定
新型3008をいち早く見られるツアーを2017年3月末まで正規ディーラーで開催
2016年12月2日 19:06
- 2016年12月2日 開催
プジョー・シトロエン・ジャポン(プジョー)は12月2日、9月のパリモーターショーで世界初公開した新型SUV「3008」を報道陣に公開した。同モデルは11月19日に渚園(静岡県浜松市)で行なわれたオーナー向けのファンミーティング「PEUGEOT LION MEETING 2016」で日本初公開されており、日本における新型3008の公開はこれで2回目。
今回のイベントには同社のマーケティング部長であるジャン・ミッシェル・オモン氏、商品企画グループの上村学氏、マーケティングコミュニケーションのルカ・フェネック氏が登壇してプジョーのSUV戦略や新型3008などについてプレゼンテーションを行なった。
日本では1.6リッターガソリンと2.0リッターディーゼルを展開
2代目となるCセグメントに属する新型3008は新プラットフォーム「EMP2(Efficient Modular Platform 2)」を採用し、ホイールベースを60mm延長しながら従来モデルから約100kgの軽量化を達成。ホイールベースが伸びたことで室内空間とラゲッジスペースが拡大し、これまで以上に快適性や使い勝手を高めている。
本国では1.2リッターと1.6リッターのガソリン、1.6リッターと2.0リッターのディーゼルをラインアップするが、2017年2月ごろを予定する日本での正式発表時は直列4気筒DOHC 1.6リッターターボのガソリン(121kW[165PS]/6000rpm、240Nm/1400-3500rpm)と、直列4気筒DOHC 2.0リッターディーゼルターボ(133kW[180PS]/3750rpm、400Nm/2000rpm)の2モデルを導入する。トランスミッションはいずれも6速AT。駆動方式は2WD(FF)のみとなっており、重量増加が強いられる4WDの代わりに、トラクションコントロールをベースにプログラミングされた「アドバンスド・グリップ・コントロール」を搭載し、ノーマル/スノー/マッド/サンド/OFFのモード切り替えが可能。加えて、急斜面を下る際に繊細なブレーキワークをすることなく超低速走行が行なえる「ヒル・ディセント・コントロール」も装備することで走行性能を高めた。
エクステリアでは直立したフロントエンドと大型フロントグリルを採用したほか、長くフラットなボンネット、高いウェストライン、ワイドなプロテクトパーツ(バンパースカート、ホイールアーチなど)、大径ホイール、高めにデザインした地上高、先進的なヘッドライトとリアコンビネーションランプのデザインなどを挙げる。ボディサイズ(参考値)は4450×1840×1630mm(全長×全幅×全高)としており、従来モデルから85mm長く、5mm広く、5mm低いサイズになっている。
ボディカラーはパール・ホワイト、アマゾナイト・グレー、ハリケーン・グレー、ペルラ・ネラ・ブラック、マグネティック・ブルー、メタリック・コッパー、アルティメット・レッドの計7色を設定する。
そして今回のモデルでもっとも特徴的なのがインテリアで、新型3008ではメーターパネル全面がデジタルディスプレイになる次世代の「i-Cockpit」を採用。包まれ感のあるコックピットでは12.3インチのデジタルヘッドアップ・インストルメントパネルを初採用し、ステアリングのボタンでさまざまな表示に切り替えることが可能になっている。また、ダッシュボード中央に8インチタッチスクリーンをレイアウトし、モニター直下のトグルスイッチによりオーディオ、電話、エアコン調整、ナビゲーションなどの表示を切り替えられる。そのほか、上下をフラットにすることでメーターを見やすくしたり足まわり周辺の空間確保に寄与する新デザインのコンパクトなステアリングホイールを搭載したこともポイントの1つとして挙げられている。
そのほかシックに仕立てられたインテリアでは、テップレザー&アルカンターラを採用したシート、心地よい香りを放出するパフュームディフューザー、開閉可能なパノラミックガラスルーフなどを装備。また、テールゲートまわりでは従来モデルが上下2分割式だったのに対し、上方に開く一般的なタイプに変更したほか、バンパー下で足を動かすことでテールゲートが自動で開く「ハンズフリーテールゲート」を備えることで利便性を高めている。
なお、新型3008は最新の先進安全装備の数々を搭載しており、「アクティブセーフティブレーキ」「レーンキープアシスト」「アクティブブラインドスポットモニターシステム」「スピードリミットインフォメーション」「ドライバーアテンションアラート」「インテリジェントハイビーム」「アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)」などで安全性能を向上させた。
新型3008をいち早く見られるツアー開催
発表会の冒頭に登壇したマーケティング部長のジャン・ミッシェル・オモン氏は、同社のSUV戦略について紹介。
そのなかで、「あらゆるセグメントでSUVのシェアが拡大しており、すべての自動車メーカーにとってSUVは必要不可欠なモデルになっている。人々がSUVに熱狂する理由は大きく2つある。1つは卓越したスタイルで、そのサイズと道路での佇まいで他を抜きんでるものがある。SUVはドライバーと同乗者にステータスをもたらし、また包み込むような頑丈なボディで安全を守ってくれる。しかし、SUVの何よりの強みは新しい経験を体現することにある。大口径のホイールや地上高、ワイドなボディ、それは日常を抜け出すための招待状なのです」「しかしながら、満足のいくドライビングエクスペリエンスが得られるSUVというのはほとんどない。その多くはロードハンドリング性能に欠けているものがある。背が高く、大きなホイールを携えたクルマはどうしても使いにくく、ステアリングホイールを握った運転姿勢は今ひとつ快適性に欠けている。そしてインテリアデザインに至っては、エクステリアデザインに見合うものが用意されていることはまずない」と、SUVの特徴や現状についてコメント。
他方、プジョーブランドのSUVについては「プジョーはこれまで常にドライビングプレジャー、シャシーの精度、妥協を許さないハンドリング性能、ホイールの感覚などを重んじてきた。これがプジョーのDNA。だから我々が新しいSUVを作るとき、挑戦する目標は明確だった。セダンと同じように、ドライビングプレジャーを皆様に与えることができるクルマを作るということだったが、もはやこれだけでは十分ではない。だから私たちはもう一歩進んで、単なる運転を超えたドライビングエクスペリエンスをプジョーは目指した」として新型3008のアンベールを行なうとともに、12月3日~2017年3月末まで全国15拠点のプジョー正規販売店を新型3008が巡回する「NEW SUV PEUGEOT 3008 AMPLIFIED EXPERIENCE TOUR」について紹介。
このツアーは新型3008の展示とともに、ノキアが開発した日本初導入の360°ビデオカメラ「NOKIA OZO」を使い、日本市場向けに撮影した動画でのバーチャル体験、専用コンフィギュレーションシステムを用いて新色メタリック・コッパー、アマゾナイト・グレーといった最新のカラーバリエーションを確認できるという3つの柱からなる。ツアーのスケジュールは以下のとおり。
「NEW SUV PEUGEOT 3008 AMPLIFIED EXPERIENCE TOUR」スケジュール
日程 | 該当販売店舗 |
---|---|
12月3日~11日 | プジョー目黒 |
12月17日~18日 | プジョー新潟 |
12月24日~25日 | プジョー仙台 |
2017年1月7日~8日 | プジョー宇都宮 |
2017年1月14日~15日 | プジョー前橋 |
2017年1月21日~22日 | プジョー美女木 |
2017年1月28日~29日 | プジョー柏 |
2017年2月4日~5日 | プジョー横浜青葉 |
2017年2月11日~12日 | プジョー沼津 |
2017年2月18日~19日 | プジョー岡崎 |
2017年2月25日~26日 | プジョー名古屋名東 |
2017年3月4日~5日 | プジョー堺 |
2017年3月11日~12日 | プジョー福井 |
2017年3月18日~20日 | プジョー長野 |
2017年3月25日~26日 | プジョー中央 |