ニュース

テスラ、完全自動運転対応ハードウェア搭載の「モデル S P100D」を国内納車開始

航続距離613kmのEV。1623万8000円

2016年12月22日 納車開始

1623万8000円

 テスラモーターズは12月22日、完全自動運転対応ハードウェアを搭載するEV「モデル S P100D」の国内納車を開始した。同モデルは10月に発表したテスラハードウェア2.0を搭載、ソフトウェアアップデートで将来的に完全自動運転に対応するという。価格は1623万8000円。

 今回日本に導入されるモデル S P100Dは、100kWhのバッテリーを搭載して航続距離(NEDC)613kmを実現。システム全体で最高出力611PS、最大トルク967Nmを発生する前後2つのモーターを搭載して駆動方式は4WDとなる。パフォーマンスでは0-100km/h加速は2.7秒、最高速は250km/hを達成する。

 モデル S P100Dに搭載されたハードウェア2.0では、8台のサラウンドカメラによりクルマから最長250mまで360度の視界を確保、アップデートされた12個の超音波センサーは以前のバージョンの約2倍の距離までの物体を検知。また、フォワード フェーシング レーダーは最先端のプロセッシング技術が採用され、豪雨、霧、塵や前方を走るクルマをも見通すことが可能という。

 これら新たなハードウェアから得られるデータを処理するため、新型車載コンピューターは初代の40倍以上の処理能力を持ち、テスラの開発した視覚、ソナー、レーダー プロセッシング ソフトウェア用のニューラルネットを管理する。

 なお、同社はハードウェア2.0で実現するオートパイロット機能の開発状況を動画で公開している。