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GM、“キャデラックのベストセラー”新型SUV「XT5 CROSSOVER」発表会

各界で活躍する女性がキャデラックの魅力を発信する「キャデラック パワーウーマン プロジェクト」展開

2017年7月13日 開催

668万5200円~754万9200円

左からゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 若松格氏、フォトグラファーの高安晶子氏、スタイリストの亘つぐみ氏、グローバル キャデラック CMO ウヴァ・エリングハウス氏

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは7月13日、10月28日に発売するキャデラックの新型クロスオーバーモデル「XT5 CROSSOVER」の発表会を開催した。

 同社が発売するXT5 CROSSOVERは、乗車定員5名とする2列シートのミドルサイズクロスオーバーモデル。ボディサイズは4825×1915×1700mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2860mm。パワートレーンは、最高出力231kW(314PS)/6700rpm、最大トルク368Nm(37.5kgm)/5000rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.6リッター直噴エンジンに8速ATを組み合わせ、駆動方式は4WDとなる。

ボディサイズは4825×1915×1700mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2860mm
展示車両のPlatinumは20インチホイールを採用。Luxuryのホイールは18インチとなる
最高出力231kW(314PS)/6700rpm、最大トルク368Nm(37.5kgm)/5000rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.6リッター直噴エンジンを搭載
乗車定員5名とする2列シートを採用

 価格はXT5 CROSSOVER Luxuryが668万5200円、XT5 CROSSOVER Platinumが754万9200円。なお、20台限定の特別限定仕様車「XT5 CROSSOVER FIRST LIMITED EDITION」も発売と同時に用意し、価格は783万円となる。

キャデラックのベストセラーモデルを日本導入

ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 若松格氏

 発表会では、ゼネラルモーターズ・ジャパン 代表取締役社長 若松格氏とグローバル キャデラック CMO ウヴァ・エリングハウス氏が登場して、XT5 CROSSOVERを日本市場に導入した狙い、グローバル市場での位置付けなどを話した。

 プレゼンテーションで若松氏は「日本におけるGM、キャデラックの歴史は長く、1915年に正式輸入が開始され、そしてゼネラルモーターズ・ジャパンは1927年に設立され、今年で90周年を迎えます。現在の従業員は50名強、店舗数はおよそ30店、少数精鋭でこれが我々の強み。日本ではセダンを中心に、ATS、CTS、Vシリーズ、CT6、エスカレードを含めて、現在6車種を販売しています。GMジャパンの当面の目標はむやみに販売台数を追うのでなく、質の高い特別なクルマを市場にお届けすること」と、同社の基本方針を示した。

 続けて、「クルマは文化や流行の象徴で、日本はトップレベルの自動車産業国で、自動車先進国でありますが、自動車文化と考えたときにまだまだ発展する機会があるのではないかと思っています。GMジャパンとしても微力ではありますが、そうした自動車文化の発展に少しでも貢献できたらと思っています。質の高い特別なクルマ、貴重な体験、特別な体験をお届けするよう努めていきたい」と話した。

 新たに日本導入するXT5 CROSSOVERについて若松氏は「XT5 CROSSOVERは、新しいキャデラックのブランド改革の一環として、クロスオーバーモデルに対してXTと新しいネーミングを採用しました。2017年6月までのキャデラックのグローバルセールスは前年比27.1%増で、そのなかでXT5 CROSSOVERは快進撃を続け、キャデラックのなかでもっとも多い販売台数となり約40%を占めています。ミッドサイズSUVカテゴリーは最も競争が激しいですが、各国でXT5が成功していることが我々も心強く、日本でも成功すると確信しています」と同モデルへの期待感を語った。

グローバル キャデラック CMO ウヴァ エリングハウス氏(左)、ゼネラルモーターズ・ジャパン 代表取締役社長 若松格氏(右)

 一方、エリングハウス氏は「2016年のキャデラックの販売台数は30万9000台となり、1986年以来の最高水準で近日中に記録更新する予定もあります。2017年も成長基調で27%以上の成長を続け、キャデラックがここまで進化して変化してきているという認知が進んだ結果だと思う。この成長は主に中国が牽引役となっているが、日本、韓国、中東、カナダやその他の国でも成長を続けている。今回、こちらに紹介するXT5は今までで一番成功しているモデルで、全体の高級車市場のベストセラーの1つとなり、だからこそ日本の皆さんにも気に入っていただけると思っている」と紹介。

 キャデラックブランドの変革について、エリングハウス氏は「トランスフォーメーション“変身”という言葉が今の我々には最もふさわしい言葉。キャデラックのブランド認知率はグローバルで非常に高いものであるが、キャデラックがもっとコンテンポラリーなブランドであるという伸びしろを利用できていなかった。これから世界的に世代交代が発生して、ラグジュアリー製品の購入者の8割が新しい世代になる。例えば中国での新車購入層の平均年齢が33歳という数字であり、それだけ若返っている。ですから、ラグジュアリーブランドを次の世代に向けて作っていく、提案していく、そして彼らの期待を上まわる、よいデザイン、よりよい製品、よりよいコミュニケーション、ブランド自体が生まれ変わることが必要。ブランドのエッセンスを体系化して現代化し、キャデラックのブランド価値が全てにおいて主軸になることが必要になる」と、新たな世代に向けてブランド改革を進めていることを説明。

 加えて「たった1年でできるものでなく、マラソンのように積み重ねて忍耐が必要なもの。さらに一貫性を持って取り組まなければならない、まさにこれこそキャデラックだというものにしなければならない」との考えを示した。

キャデラック パワーウーマン プロジェクト

会場では「キャデラック パワーウーマン プロジェクト」アンバサダーとなるヨガインストラクターの吉川めい氏、シェフのジャニス・ウォン氏、フォトグラファーの高安晶子氏、スタイリストの亘つぐみ氏が紹介され、亘氏(左)高安氏(右)が登場した
「キャデラック パワーウーマン プロジェクト」を紹介する若松氏

 また、同発表会では、女性の自由な発想力と発信力に着目した新しい試みとして「キャデラック パワーウーマン プロジェクト」を発表。

 各界で活躍する女性たち4名を「キャデラック パワーウーマン プロジェクト」アンバサダーとして、ヨガインストラクターの吉川めい氏、シェフのジャニス・ウォン氏、フォトグラファーの高安晶子氏、スタイリストの亘つぐみ氏を紹介した。

 今後、それぞれのアンバサダーがキャデラックブランドや今回発表するXT5 CROSSOVERの魅力について、SNSやキャデラックのブランドスペシャルサイト「CADILLAC CREST」などのデジタルコンテンツを中心に、アンバサダーたちの視点で発信していくとしている。

キャデラックの新型SUV「XT5 CROSSOVER」