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パナソニック、液晶パネルを生産する姫路工場でも車載用リチウムイオン電池を2019年度から生産

電池セルの源泉工程から組み立てまでの一貫ラインを設置

2017年9月29日 発表

 パナソニックは9月29日、兵庫県姫路市にあるパナソニック液晶ディスプレイ 姫路工場で新たに車載用リチウムイオン電池の生産を開始すると発表した。生産開始は2019年度の予定。なお、姫路工場では車載用リチウムイオン電池の生産開始以降も、液晶パネルの生産を継続する。

 パナソニックでは、世界各国で進められる自動車に対する環境規制強化、環境対応車の普及に向けた各種促進政策など近年の流れから、環境対応車に不可欠な車載電池の市場も急成長していることを受け、4月にも中国 大連市に車載用リチウムイオン電池の新工場を開所するなど、日本、アメリカ、中国で車載電池の生産能力増強を進めている。

 新たに発表された姫路工場における車載用角形リチウムイオン電池の生産もさらなる生産拡大を図る取り組みの1つとなり、姫路工場では電池セルの源泉工程から組み立てまでを行なう一貫ラインを設置する計画としている。