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トヨタ、ハイブリッドシステムのプログラムが不適切で「プリウス」「プリウスα」など計124万9662台リコール

ダイハツ「メビウス」やマツダ「アクセラ」も対象

2018年10月5日 発表

改善箇所(トヨタ自動車)

 トヨタ自動車は10月5日、ハイブリッドシステムが停止して走行不能になるおそれがあるとして、「プリウス」「プリウスα」に加え、ダイハツ工業「メビウス」の計124万9662台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2009年3月23日~2014年11月12日。リコール開始日は準備でき次第となり、トヨタはWebサイトで「修理の準備が整い次第あらためてご案内させていただきますので、よろしくお願い申し上げます」とアナウンスしている。

 不具合の原因は、ハイブリッドシステムにおいて異常判定時の制御プログラムが不適切なため、急加速時などの高負荷走行中に昇圧回路の端子が破損した場合、フェールセーフモードに移行すべきところ、移行できないことがある。そのため、警告灯が点灯してハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがある。

 改善措置として、全車両で異常判定時の制御プログラムを対策仕様に修正。プログラム修正後に素子が破損して警告灯が点灯した場合は、電力変換器のモジュールを無償交換する。

 これまでに発生した不具合の件数は3件で、事故は起きていない。

 なお、今回のリコールに伴い、同じハイブリッドシステムを採用するマツダ「アクセラ」も計9553台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2013年10月11日~2014年10月28日。

改善箇所(マツダ)