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エンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年を描いた映画「フェラーリ」7月5日全国公開

2024年7月5日 全国公開

映画「フェラーリ」 7月5日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー © 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 配給:キノフィルムズ

 F1の“帝王”と呼ばれた男、エンツォ・フェラーリ氏の実話を映像化した映画「フェラーリ」が7月5日より全国公開される。製作・監督は「フォードvsフェラーリ」で製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン氏、映画は59歳のときのエンツォの波乱と激動の1年を描いたもので、帝王と呼ばれた男の起死回生を賭けたレースの真相が明かされる。

 エンツォ・フェラーリ氏は、元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶にさらされ続けている。

 映画「フェラーリ」は、1957年当時59歳だったエンツォの波乱と激動の1年が描かれている。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、会社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。2人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォ氏は、社運を賭けてイタリア全土1000マイルを縦断する公道レース「ミッレミリア」に挑戦する。

 若く野心に満ちたアルフォンソ・デ・ポルターゴ、ピーター・コリンズ、ベテランのピエロ・タルッフィら、勝利への情熱に満ちた5人のレーサーたちによってチームが編成され、遂にスタートを迎える時が来た。だが、想像も出来ない過酷な運命が、エンツォとレーサーたちを待ち受けていた……。

 映画公式Webサイトでは、場面写真や、物語の中心を担う登場人物たちのキャラクタービジュアルを解禁。エンツォを演じるのはアダム・ドライバー氏。フェラーリ社を支える猛妻ラウラ・フェラーリを演じるペネロペ・クルス氏、エンツォと密かな愛を育むリナ・ラルディをシャイリーン・ウッドリー氏、若く野心に満ちた新進気鋭のレーサーであるアルフォンソ・デ・ポルターゴをガブリエル・レオーネ氏、引退を目前にしたベテランレーサーのピエロ・タルッフィをパトリック・デンプシー氏らが演じる。

 59歳のエンツォを演じるアダム氏は、毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、エンツォの決断、歴史、振舞い、呼吸の仕方、歩き方、話し方にいたるまで徹底的に研究したという。エンツォについて、アダム氏は「エンツォ・フェラーリという人物については、さまざまな見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人とつながることが苦手な人物でもあったんだ」とコメント。

 エンツォ・フェラーリの情熱と狂気に満ちた生き様を圧倒的熱量で描く衝撃の作品、「フェラーリ」は7月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開となる。

映画「フェラーリ」 7月5日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 配給:キノフィルムズ
映画「フェラーリ」7月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー © 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 配給:キノフィルムズ
映画「フェラーリ」特報 7月5日(金)全国公開